去年の8月、かねてより欲しかった
マドンナリリー(和名:ニワシロユリ、学名:Lilium candidum、英名 Madonna lily)の球根を入手しておりました(→
そして球根が届くのだった…)。
ルネサンス期の絵画に聖母とともに描かれているユリらしいです。
その後、鉢植えで育てていたのですが、5/27の朝、カーテンを開けたら、咲いてました。
そろそろ咲きそうだと思っていたはずだけど、なぜかとても、びっくり…。
花が咲いたら、成長記録とともに記事にしようと思ってましたが、素敵な花なので写真をたくさん撮ってしまい、まずは花に浸りたいな、ということで、似たような写真を、たくさん載せちゃうわけです…。(成長記録は、いずれまた…。)
こんなお花です。
最初の写真からボケてます…。が、なんだか内側から光っているように見えていたので、その感じかなと…。(この写真は朝の4時台に撮ったもの。)
花の直径は10cmほど。身長は90cmほどになってます。
横からも。この日、一度に2つ花が咲いて、蕾がまだ3つあります。
純白の花ですが、逆光だと花弁のくぼみがピンクっぽく見えて、薄いピンクの花にも見えます。それもまた、きれい。
花茎に付いている葉が小さいので、ほかのユリよりすーっと伸びているふうに見えます。
この日は7時ころから雨が降り始めたので、軒下でさらに写真撮り…。ほんとに白くて花弁がきれいなユリです。
花のアップで見ていると、ちょっとカサブランカっぽくもあるのですが、もっと小ぶりで、花形が整っている感じです。長く伸びた茎の先に咲いていて、清楚で上品な感じで、名前にふさわしいと思います。
上の写真だとオレンジっぽいですが、実際の雄蕊の先の葯の色はかなり黄色っぽいです。
こちらの写真の色が近いかと。明るいところで見ると、花弁は陶器のような感じにも見えました。
この後、土砂降りになったので、マドンナリリーは室内に退避。
ちょうどいいので、香りを楽しむことに。
ユリを室内に持ち込むと、むせかえるほど匂ったりしますが、そんなこともなく、いい香りが漂ってました。あまりきつい匂いではなく、家族に言わせると「洗剤っぽい?」…。
マドンナリリーは香水にも使われるそうですが、その香りをどう形容したものか…。ほかのユリとは違います。(ほかのユリ同士も違うけど…w)
こちら(→
香りの提案 ユリ)には、各種のユリの花の芳香が解説されてますが、マドンナリリーの香りは「フローラル、ヒヤシンス様の香りを基調にジャスミンやイランイランの特徴を持」つそうです…w
私なりに言ってみると、甘いけど甘すぎず、ちょっとセッケン入ってるかな?みたいな…w(洗剤じゃなくて石鹸ww)
5/28には花は3つになりました。前日の花の葯は、少し色濃くなってます。
あと2つ、全部の花が咲くころには、最初の花は少し崩れちゃうんじゃないかな。これくらいが一番きれいかも…。
もうしばらく、ためつすがめつできますw (もう1鉢あります。そちらは少し成長が遅く、まだ半分くらいの伸びです。)
マドンナリリーは冬の間、ロゼット葉を出して栄養を蓄え、春になると伸びだして、やがて花を咲かせ、夏に休眠するというサイクルです。
花のサイズもちょうどいい感じなので、庭に地植えにしたいところですが、地中海沿岸あたりの原産で耐寒性があまりなく、無理そう。高温多湿の日本の夏も苦手なので、夏には掘り上げたほうがよいようです。