去年あたりから、けっこう気に入っているのが
ギョウジャニンニク(行者葫、学名:Allium victorialis subsp. platyphyllum、ネギ属、多年草 )の花だったりします。
こちら、格子の向こうから顔を出しているのは、近所のお宅の北側に数メートルにわたり植えてあるギョウジャニンニク…。ここのが一番きれいだったので、失礼して撮らせていただきました…。大きさもりっぱで、花の高さは50cmくらい、球の直径は5cmくらいでしょうか。
ギョウジャニンニクの花は白というか、パールグレイっぽい色合いが上品な雰囲気なんですよね…。地味と言えば地味ですが…。葉もきれいで、スズランと斑の入っていないカタクリの中間みたいな感じだったりします。
咲き始めは少し、ピンクっぽく見えます。
写真がなくて申し訳ありませんが、蕾がまた素敵なんですよね。伸びた茎の先に、先端が尖った蕾がうつむいてつく様子が、とってもいいんです…。
我が家のギョウジャニンニクは、今年は4つばかり花が咲きました。セイヨウニンジンボクのすぐ横で、窮屈そうです…。
ネギやチャイブとかの仲間なので、日当たりがいいと思ったのですが、ギョウジャニンニクは少し木陰でもいいみたい。しかも湿っているのが好きみたいなので、我が家も乾きがちな南側じゃなくて、植え場所を変えてみたほうがいいかもしれません。本来は「北海道や近畿以北の亜高山地帯の針葉樹林、混合樹林帯の水湿地に群生」(wiki)しているものだそうですし…。自生しているのは、見たことないですけどね…。
成長は遅めで、「播種から収穫までの生育期間が5年から7年」(wiki)もかかるそう…。
だけど、不定芽でも増えるんだって…w ギョウジャニンニクといったら、ニンニクのような成分の健康にいい山菜として、蕾が付く前の若い葉や茎を食べるわけですが、自宅で栽培して食べるには、数を植えないと無理…。花を楽しむつもりでいれば、いつか口に入る日もやってくるかも…。
人に聞かれたら、「アリウム ビクトリアリスです…」と言ったら、珍しいアリウムだと思われるかもです…w ネギ属がアリウムですが、さすがに、ネギ坊主よりは華やかですから…。