桂(かつら)材の一枚板から彫り上げた、
タテ64cm幅42cm厚さ3cmの葡萄唐草鏡です。
三角形を基本にした葉がリズミカルに連続し重なり、
シャープでモダンで重厚な唐草文に仕上がっています。
それでも、武井さんらしい作り手の遊びが感じられ、
お茶目な感じがするのは、不思議です。
▽の葉がリズミカルなのは、
まず、大きさや傾きが少しずつ違い、
その構図が実にたくみに配置されています。
面は、平らが基本に仕上げてあります。
ただ、その平らな面が一つも同じ方向を向いていません。
ちょうど、乱反射する照葉のようです。
このために、とても立体感が生まれて来ています。
こぼれんばかりの熟した実が、
アクセントとを置くように配置されて、
より葉陰の奥行きを見事に演出しています。
3cm=一寸の板は、
板としては決して薄くはないのですが、
板は塊とは言い難い平面の素材です。
その平面の板の削れる部分はもっと少ないのですから、
その範囲のなかで、これだけ立体感を感じるところが、
まさに古今東西の匠の技に繋がることなのでしょう。
伝統的な技も参考にしていることでしょう。
それでも今のぼくのぼくらの暮らしの中に、
スムーズに取り入れられて、
重みと美しさと、何より用をなす事で、
心豊かに、慣れることではないでしょうか。
男性であるぼくでさえ、
この鏡に強く魅力を感じるのですから、
身だしなみに心する世の麗しく女性には、
さらに強く心挽かれることだと思います。
「うーん、白髪増えたなー」
「うーん、なんだかしわくちゃだな」
と、鏡をのぞき込んで、つぶやく甘庵でした。
甘庵
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今日から軽井沢で制作している武井順一さんの個展です。
小さな匙から大きな鉢や椅子まで、
木を削り出していく仕事の楽しさを見せてくれます。
そんな作品の数々は、
ちょっとバタくさい・・・これ死語だね?
でも、何て言えば伝わるかな・・・・。
モダンでもないし、異国風というか、
それでいてちょっと懐かしような、
アンティークって言う感じもして、
ともかく和ではない・・・けど、
アメリカンでもないし・・・。
やっぱり武井風かな。
こんな感じに荻窪銀花が、
今回の企画展でも、とっても居心地の良い部屋になっています。
一つずつの作品はまた明日からご紹介させていただきます。
今日は会場の一角の画像をご覧いただき、
武井ワールドの心地よさのイメージを膨らませてください。
甘庵
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荻窪「銀花」では、お時間をいただいて、
引き出物の仕事を承っています。
引き出物の仕事は数量がまとまるので、
仕事としてありがたい上に、
特別な喜びがオマケにつくので楽しみな仕事です。
選んで頂くお客さまには納得して頂き、
喜んでいただくのは当たり前なのですが、
差し上あげた方たちへも、
選ばれた方の気持ちや思いが伝わるようにと、
十分に心します。
荻窪「銀花」を信頼していただいて、
選んで頂いた器を、
はじめて見られるだろう方々に、
なるべく、その器の良さを感じ取っていただけたらと、
いつも思います。
打ち合わせの中でそのことを、
選んで頂いたお客さまに相談いたします。
お話していると、
選ばれたお客さまが、受け取られる方々に、
器を選んだ思いや、使って頂きたい気持ちを、
メッセージを書いて頂けることが多いんです。
今回も、選んだお客様に、
器への思いを綴ったシオリ作っていただきました。
喜びの式を迎えるお二人の気持ちが、
器に重なる、温かコメントです。
"うつわ屋"もとっても大変嬉しく読ませていただきました。
そんな引き出物の器を店で包装していて、
何人ものお客さまに、同じような声を掛けていただきました。
「いいなーこんな引き出物」
「いいでしょー、こういう結婚式に出席したいですよね」
「うん」と、
まぁーこんな感じで、
店では大変評判良いので、
きっと受け取って方々にも、
今日のお二人の幸せのしるしとして、
喜んでいただけると願っています。
甘庵
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好評のうちに猫色満面展が昨日で終了した。
作り手の高松さんと宮本さんそれぞれに、
甘い物のおみやげをいただいた。
これがそれぞれにぴったりで、
甘い物が好きというだけでなく、
心もスイートになりました。
猫君の作り手、高松さんが元気に入って来てそうそう、
「おみやげでーす、温かいうちに食べましょう」
と、できたての「鯛焼き」と持ってきてくれました。
うーん、「鯛焼き」は猫君たちに似合うよね。
ずしりと重く、厚みもあってあんこもたっぷり。
程よい甘さで、小豆の香りと、
少しカリッとした皮の鯛焼きで、
美味しかったです。
(これは頭より舌が先んじて画像なし)
その後、
亀担当の宮本さんが、
隣の区から、降りしきる雨の中でも、
いつものようにフル装備でマイ自転車で来店。
がんばり屋さんです。
「お世話になりました」と丁寧なご挨拶と、
こんな手作りのお菓子を頂きました。
クッキーの方は、ちゃんと亀型に抜いてあります。
あるんですね。亀の型なんて・・・・。
良く探したな。さすが本気の亀好き。
亀の亀甲に見えるひび割れがあって、
サックっとした歯触りの良く、
美味しく頂きました~。
頂き物のたびに「デブのもとだ~」と、
言いながらも、嬉しそうにしていた高松さんの、
誘惑と戦う乙女心もかいま見ました。
お二人ともご馳走さま。
なんとも微笑ましい楽しい企画展でした。
甘庵
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テーマ:工芸 - ジャンル:学問・文化・芸術
この12日間は、毎日猫君たちの表情に、
和ませれてきましたが、
猫君たちの演じた晴れ舞台も、
荻窪銀花では今日で千秋楽。
今日はどの猫君を紹介しようかと思いましたが・・・、
季節は秋になったばかりでちょっと気が早いけど、
ハッピーな感じなのでこれにしました。
円盤上のステージにぎっしりと、
クリスマスをイメージするアイテムが乗っています。
主役はブーツをはいて鳥を携えた猫君、
飾り付けされたクリスマスツリー、
テディベアとプレゼンとの箱、
スノーマンに小さな小屋、
小屋からは点々と、雪の上に残った足跡がついています。
こういうところに、ストーリーを刺激する仕掛けが、
仕込まれているんですよね。
円盤の台座側面には、
Merry ☆ Christmas
と彫り込んであります。
径が11.5cmで、高さが12.5cmの、
小さな世界になんだかウキウキする、
クリスマスがきっちり納まっていて、
色合いも大人っぽく、
クリスマスオーナメントして、
甘庵お奨めの逸品です。
甘庵
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「猫さんいつもお世話になってます。
今回もまたすっかりお世話になってしまって。
どうぞお一つ・・・」
「いや~、そうかな。それじゃお言葉に甘えて・・・。
うぬ、亀君、こやーなかなか好い酒だね」
「ありがとうございます。お口にあってないよりです。
さぁーもういっぱい・・・」
などと聞こえて来そうな。
やりとり構図が生き生きと、
ほのぼのとして、いかにも楽しげな宴の様子がうかがえます。
一方こちらは、手酌組。
「いやー酒は冷やに限る・・・うぃ~、旨い」
と言う猫もいれば、
「ぬる燗、今頃からはぬる燗が一番。ぬめりもとれて・・かぁ~、旨い」
と、好みも飲み方も百猫百様のようですね。
いずれにしても、
猫君たちのみせる酒宴の姿は、
適当な分量で幸せになれる、
良い酒のようですね。
秋の味覚を肴に、百薬の長としてたしなめる。
そんな酒でありたいものですね。
甘庵
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昨日の妖艶とは違った女性の魅力を打ち出した、
猫君のお姿もまた一見の価値ありますぞ。
「おすまし猫」君は・・・いえ、さんは、
ペットの魚君(エラ呼吸のなのに何故か?毛皮の敷物の上に??)を、
足下に侍らして、
まだ少女の年齢でありながら、
レディらしく背筋を伸ばして、
浅めに椅子に腰掛けている姿には、
落ち着いた気品が漂っています。
まつげが濃く長いのでしょう。
オヤジ猫君たちに比べて、
細めた猫目も黒目がち・・・。
ぼくにはアルバムの中にある、
一葉の写真のように見えます。
もしかして、作り手の少女時代もこんな風におませで、
記憶の中にあるワンシーンなのかもしれませんね。
そう思って見ると、
床に着かない、ブーツをはいた足下や、
膝の上で組んだ手が、とても初々しく、
ますます、すがすがしく見えて来ます。
甘庵
今日のお題は、なにやら色っぽい題名にしましたが、
まぁー、たまには軽口を、という感じです。
「真珠猫」という題名から、
ちょっと前に流行っていた「真珠婦人」を、
連想するのはストレートすぎるかな。
媚びるようすで、シナを作り、
グラマラスなバディから・・・・、
(この猫君たちはオヤジでも何でも同じ満腹体型ですけどね)
ご自分の魅力を信じて疑わず、
溢れ出す色香で、雄猫君を惑わそうと、
手ぐすね引いている感じですなっ~。
ぶふわっ~。
こんな風に見え見えのところが、
冷静な判断からは、おかしいのですが・・・、
ぼくを含めて、世の男性は・・・。
実に単純細胞でして、
形式化したようなわかり安い色気に弱いようです。
どうも、好みのキーワードの色香にはまると・・・いけませんね。
逆に世の女性は・・・いえ、一部の女性は、ですね。
もう、ほんのお若い頃、
っていうか、歩いて話すようになってすぐから、
その素質片鱗をお見せになられて、
まさにツメを研ぎ始める感があります。
いや~、それを同時進行で見ていながら・・・も。
惑わされるのがこれまた男の愚かしい、
いえ、可愛いところ。
ということにしておきましょう。
ミサイル飛んだり、刺したり、子供に食べさせなかったり、
よりずう~っと平和だし。
向かいあい、駆け引きと言うと語弊があっても、
意識し合った中での、
色恋や異性関係は、どうあれ理解出来る範囲。
変質的は一方通行や、理不尽な形になるのは、
おかしなことで、歪んだ心と思えます。
褒められたことでも、
見てくれも良くないかもしれないけど、
ストレートに色香に迷う男性諸氏のほうが、
まだしも、良いかもね。
と、雄猫・・・いえ平均男子範囲内と思われる、
甘庵の自己弁護です。
甘庵
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今日のトリオ猫君たちは、
お供も小道具も衣装もない、
シンプルな姿の「座禅猫」の三猫です。
なにもまとわない分、
表情や仕草から表現が、
ストレートに伝わって来る気がします。
というより、
見る側のぼくらが、
自分の中のイメージや感情や思いに、
すり合わせをしながら見てしまうのかもしれませんね。
その分、自分の気持ちに素直に、
素早くしみこむのかな。
ぼくには、三猫の会話が聞こえたり、
相談しているように思えたり、
同じな何かを見つめてるように見えたりと。
これも、それぞれの出会いで、
バラバラになったなら、
その時には、一猫瞑想に耽る「座禅猫」に、
見えてくるのかな。
それでも、表情や微妙な仕草はそれぞれで、
三猫三様でしょう。
甘庵
秋風の爽やかな今日も、
荻窪「銀花」では、猫君たちが微笑んでいます。
そんな中で、トリオでお披露目している、
二種類の猫君を今日明日でご紹介しましょう。
今日のトリオは、親指姫ならず・・・・親指猫。
っていっても、掌に乗るサイズなので・・・・。
こぶし猫ぐらいかな。
この猫君たち、二葉と花弁に抱かれたポーズをとっていて、
花の色がそれぞれなように、
伝わる性格もそれそれなのが、
見るからに滲んでおります。
最近は少子化だから、少ないのかな?
ぼくのイメージにある三人姉妹を、そのままのように見えて、
それぞれの個性なりを、想像して楽しんでいます。
そんなそれぞれの個性や性格を生み出す規範には、
作り手の中にある個性や感性からおおかたの部分が生み出されることでしょう。
その点は、作り手高松奈緒さん自身の中にある物がベースではあるのでしょうが、
人間ウオッチングがなかなか上手い高松さんらしさも、
良い作用として作品に充実させていると思えます。
それぞれに植え付けられたそれぞれの個性を、
パワフルに発揮している三猫君たちの、
明るくにぎやかな掛け合いやおしゃべりが聞こえて来そうです。
甘庵
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ちょっと寝坊のオフの朝、
空気が軽やかで、澄んでいるのを感じて目覚めた。
寝ぼけ眼で、カーテンを開けると、
荻窪の街並で切り取られた小さな空が青い。
排気ガスで濁った空を見慣れているぼくには、
十分に青い。
なんだか分けなく得した気分。
小さな問題は一杯抱えているけど、
まぁー何とかなる、がんばれる気がしてくる。
とりあえずこれだけで、生きている実感をつかめる。
全くもって、自分が単純なお天気屋なのだと思う。
今日一日せいぜい、お天道様からパワーをもらって、
明日からもがんばろう。
甘庵
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今日の猫君みると、
高松奈緒さんが、やっぱり女の子なんだな~☆ って。
ご本人がこれを読むと、また眉をひそめるだろうな~。
まっ、たしかにもうすっかりレディなのですが、
がしかし、はじめて会う方なら、スリムで小柄な彼女からは、
可愛いやら、乙女チックなどといったイメージを抱きやすいかも。
じつは、なかなかしゃきっとした性格ゆえに、
甘く見るとしっぺ返しを食らいそうです。
ああーまずいな。こんなこと書くとますます・・・・。
まぁーまぁ、ちょっと待ってください、これから盛り上げるから・・・。
作り手として数年のお付き合いですから、
ぼくもそうそう、実像や背景を知っているわけではないのですが、
彼女の仕事を通しての、キャラや人柄に関しては、
キチンと把握しているつもりなので、
そのあたりを少し。
ズバリ、彼女の作る物には、「女性らしさ」があります
それが器でも、小箱でもね。
いえ、表面的には、見えてきませんよ。
でも、手に入れて、手元に置いたり、
使ってくださっている方には、
思い当たることがあるのではないでしょうか。
それはザラザラした質感や、大胆な形や、
無駄のないロクロ挽きからはわかりにくくても、
オブジェとしての存在感への思いから、器の使い勝手にいたるまで、
女性らしい淑やかな感性を、ひけらかすことなく、内に込めて、
あるいは、さりげなく、作りこんでいると思います。
ちょうど、彼女の人との接し方ににも似ているかも。
はじめはからは、ストレートに自分のキャラを露出させない、
相手を観察して、おもいを計り、
若干のすり合わせをしていく、
平たくいえば、思いやりのある温かい人です。
明るくて、言いたいこと言っちゃうとこもあるので、
勘違いされたり、見過ごされたりもするかもね。
そんな作り手高松さんの中に、
しっかり存在している乙女心が、
今回の仕事では、屈託なく自由にのびのびと、
凄く素直に形になっていて、
とっても心地の良い仕上がりになっていると、
ぼくは思っています。
甘庵
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最近よく、2007年問題で話題になる、
団塊の世代に属しているぼくは、
子供の頃は、プレステ2も、任天堂DSなんかも、
ないわけで、路地でゴム段や、
ロー石で道路に枠を書いて石蹴りや・・・。
これじゃー女の子じゃん。
缶蹴りや、どろけい?六むし??
なんていう複数仲間や、最小限のアイテムがいる遊びもありましたが、
一人あそびや、気の置けない友だちと、
ごっご遊びを結構したな。
はじめは、ヒーロー系にあこがれてのことが、
多かったけど、だんだん変化してきて・・・。
地味な登場人物のごっこで、かなり細部にこだわって、
演技というか、なりきりの感情移入まであったと思う。
また一方で、意味のない、
ばかばかしい物になりきり、ごっご遊びをしたりもした。
今思えば、妄想を楽しみだした始まりかも。
そんなぼくが、思わず、
クスって、してしまったのが、これ。
この猫くんは、あざらしの怠惰な形態に何かを触発されたのか、
寝ころぶあざらしの隣にならんで、
いかにも楽しそうな笑みを漏らしながら、
あざらしごっこに耽るさまは、
なんとも、和ませもらった。
意味はないのが、ごっこ遊びの真骨頂ですから、
この猫君、なかなかごっご遊びの達人。
ぼくも台風のせいか蒸し暑い今日は、
家に戻ったときに、
ベランダであずきバーをかじりながら、
今はだれも覚えていない、
レッサーパンダの風太君ごっこしようっと。
親しい友人に風太君似といわれた甘庵
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月に腰掛けてギターを小脇に抱え、
自慢の喉で聴かせてくれているのは、
そりゃーもう、MoonRiver でしょ。
ヘップバーンとは随分ちがうけど、
まるでハリウッド映画のおきまりにありそうな構図。
こぼれだしてる♪は付録で、
これも、やきもので出来ています。
動かせますので、レイアウトはお好みで。
こちらはサンタ衣装を身にまとって、
メルヘンの気配を醸し出しています。
3つのプレゼントの箱と、
プレゼントの入りの袋が付録で、
これもレイアウトで随分イメージが変わります。
そうそう、ファーの敷物も付いてきます。
高松さんの猫君たちは、
媚びを振りまくタイプではないのですが、
なかなか役者で、様々な情景や設定の物語を、
渋く演じ分けています。
甘庵
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今回の荻窪銀花の企画展は、
器ではないのですが・・・やっぱりらしいと、
自画自賛っていうか、
作り手と使い手と出会いの橋渡しができているかな。
作り手の高松奈緒さんは、
ギリギリまで(とはいえ、やきものとしてね)、
どうしようこうしよう、
ああでもないこうでもない・・・と言っていました。
曰く「夏休みの宿題ぎりぎりまでやらなかったタイプで~」
と言いながらラストスパートが効くというか、
瞬発力と、集中力のタイプのようで、
興のノリは加速するようになっていって、
その爆発的なノリが面白く楽し結果になったと、
ぼくは判断しています。
また、彼女のキャラや人柄からなのでしょう。
協力者や賛同者の力も集められるオーラも才能なのです。
この画像だと、赤い皮で作った靴や、
他にも、座布団や敷物や毛皮のケープやらと、
猫くんをバージョンアップする小物作りと、
亀などのシリーズはコラボとして出品協力してくれた、
宮本彩子さんはもちろんのこと、
企画がはじまると、大なり小なりの影の協力者が、
見え隠れしてくる。
こうした才能も、物を作る出すテクニックだけではない、
作品の味わいに関わる大切な才能だと、
常日頃思っているぼくとしては、
大いに納得するものです。
高松さん本人の遊び心や創作の楽しみを、
支えながらリンクして楽しんだ協力者を持てるのも作り手の才能で、
こうして生まれた猫たちを、
楽しんでくださる受け取り手に嫁にいって、
良い橋渡しが出来て、仲人甘庵嬉しいです。
甘庵
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今回の荻窪銀花の企画展は、
器ではないのですが・・・やっぱりらしいと、
自画自賛っていうか、
作り手と使い手と出会いの橋渡しができているかな。
作り手の高松奈緒さんは、
ギリギリまで(とはいえ、やきものとしてね)、
どうしようこうしよう、
ああでもないこうでもない・・・と言っていました。
曰く「夏休みの宿題ぎりぎりまでやらなかったタイプで~」
と言いながらラストスパートが効くというか、
瞬発力と、集中力のタイプのようで、
興のノリは加速するようになっていって、
その爆発的なノリが面白く楽し結果になったと、
ぼくは判断しています。
また、彼女のキャラや人柄からなのでしょう。
協力者や賛同者の力も集められるオーラも才能なのです。
この画像だと、赤い皮で作った靴や、
他にも、座布団や敷物や毛皮のケープやらと、
猫くんをバージョンアップする小物作りと、
亀などのシリーズはコラボとして出品協力してくれた、
宮本彩子さんはもちろんのこと、
企画がはじまると、大なり小なりの影の協力者が、
見え隠れしてくる。
こうした才能も、物を作る出すテクニックだけではない、
作品の味わいに関わる大切な才能だと、
常日頃思っているぼくとしては、
大いに納得するものです。
高松さん本人の遊び心や創作の楽しみを、
支えながらリンクして楽しんだ協力者を持てるのも作り手の才能で、
こうして生まれた猫たちを、
楽しんでくださる受け取り手に嫁にいって、
良い橋渡しが出来て、仲人甘庵嬉しいです。
甘庵
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灰だらけではなくて・・・、
テンションの高い、ハイな猫が一杯並びました。
それはもう、実に愉快痛快抱腹絶倒奇々怪々満腹満悦・・・。
思わず微笑んで仕舞う猫とその仲間たちが、
荻窪銀花を我が物顔で占拠してます。
そんな猫ちゃんを順次紹介していきますね。
今日の猫ちゃんは・・・。
さて、亀に乗って竜宮帰り?
玉手箱らしきものはある、
好物の太った魚もある、
なぜか王将が・・・、
そういえば、村田英雄ぽいか?
いや、作り手の高松さんは知らない世代だろう。
海原の上はさぞや紫外線も多いだろうから、
UVカットの日傘を差し掛けて、
自信満々の笑顔でゆったり亀に乗っている。
なんだか、妄想ずきな甘庵は刺激されて、
支離滅裂なストーリーがどんどん浮かんできます。
皆さんにはどんなひらめきがあるでしょう。
甘庵
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"うつわ屋甘庵"と名乗っていますが、
企画展では、器以外でも、手で作られて、
暮らしが心豊かになる様々作品を紹介しています。
匙や、家具や、照明器具や、藍染めなど、
色々なものをご紹介しています。
明日からの企画展「猫色満面 高松奈緒」も、
いつもの器とは、毛色が違っていますが、
ぜひ、皆さんに見て頂きたくて企画しました。
春にひな人形や5月人形を中心として、
暮らしのなかで心和む人形を集めた、
「四季をめでる人形展」を企画したときに、
高松奈緒さんがいくつかの猫君たちを出品してくれて、
それがあまりに面白く、皆さんにもっと見てもらいたくなり、
企画展にしました。
作り手の高松奈緒さんは普段は器や箱を作ってくれています。
荻窪銀花から一番近い作り手だと思います。
なにせ、同じ荻窪ですから・・・。
そんなこともあって、よく店にも寄ってくださるもので、
企画展などにも、気軽に参加お願いをして助けてもらっています。
いつものように人形展も気楽に頼んで、
きっと高松さんも気楽に作ってくれたのでしょう。
はじめて見たときに、それはもう楽しくて、うけました。
おかしくて愉快で、でも、どこかペーソスがにじみ、
ただ、可愛い可愛いというだけでないところが、
実にぼくには好ましく感じました。
今回も猫君たちはさらにパワーアップしてますよ。
さて皆さんは、どんな風に感じるかな~。
甘庵
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定休日の今日は、久々に山梨県都留市の「もえぎ」さんへ、
秋の長雨にしっとりぬれた景色を眺めながら模様替えに伺った。
都合でお送りして飾り付けをお願いしたり、
夏休みだったりで、伺うのはほぼ一月ぶりになる。
前回が盛夏のなかだったこともあり、
どことなく秋の気配を感じた。
高速道路ののり面には、ススキが若い穂をゆらし、
植栽の木槿(むくげ)の花が、なぜか寒そう。
峠では、谷や沢から湧き出る雲は低くとどまり、
木々は蒸れそぶり、樹影を色濃く見せていた。
トンネルを抜けて広がる谷あいには、
雨でぬれて重そうな稲穂が、
色づきはじめて、緑から黄色へのグラデーションを、
楽しませてくれた。
四季ごとに雨の多い日本ですが、
雨にぬれる移ろう景色も、
しっとりしていいものだな~と、
一足早く秋を感じ取って来ました。
甘庵
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「急須」と言われて、ほとんどの方が思い浮かべる形は、
こんな風な、横に持ち手のある、
横手急須などと呼ばれるものだと思います。
左の小振りに見える急須ですが、
見かけより入り、容積が200ccほどで、
こっくりとした濃いめの煎茶にぴったり。
右は、三倍の600ccほど入り、
食後にほうじ茶や番茶を、
たっぷり飲みたい時などにぴったりです。
お茶の文化の発祥は中国で、
好みや文化で、形や味を変えていきました。
茶器も用途やお茶に合わせて、
素材や大きさを変わりましたが、
いわゆる、ポット型の後ろ手のタイプが世界基準。
ウーロン茶のおままごとみたいな大きさでも、
たっぷりした大きさの紅茶ポットでも、
シンメトリーなポット形の基本はいっしょ。
日本にも煎茶の元が中国から伝わり、
すぐに馴染み、高級とはいえ、
暮らしの中に受け入れていき、
煎茶道も発達していきました。
その過程で、ポット型だったものが、横手が主流になっていきます。
(その経緯にはいくつかの説がありますが、ここでは省きます)
その背景には、アンシンメトリーなものを好む、
ぼくらのDNAが作用していると、
甘庵は思いこんでおります。
横手急須は、日本人の好きな形なのでしょう。
甘庵
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チョーク絵は村木律夫さんの顔になっていますが、
彫って描かれた文様も、
動きと力があって、ぼくのお気に入りです。
左の汲み出しは、素地に粉引の化粧掛けをしたところで、
化粧土が乾かないうちに素早く、リズミカルに、
素地までしごき取って、彫りあとを文様にしています。
右の魚文の湯呑みは、これも素地に粉引を施し、
その上に、鉄絵で魚や水玉の輪郭を描きます。
この時点では、たぶん見ても魚とは想像しにくいくらいだと思います。
またまた、粘りのある乾かないうちに、
魚の鱗や、エラや目をしっかりと、
しかも素早く線彫りで描いていっています。
筆で描くことは、細かな表現を出しやすいのですが、
平面的な表現になってしまうこともあります。
彫って描くことは、
細かな表現を施しにくくても、
立体的な表現力をもっています。
村木さんは、そのあたりを良く心得ていて、
どちらも、リズミカルでスピード感あり、
迷いのない彫り後に仕上がり、
軽やかな連続文は、装飾でありながらも器の地肌になっていて、
魚は、水のなかに生き生きして見えるのだと思います。
甘庵
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ハンドルのない湯呑みやコップなどは、
熱い飲み物が入ったときに、
熱が伝わりやすい磁器はや薄い仕上げだと、
熱くて強く持てないことがあります。
その上、釉薬がしっかりかかっていると、
強く握れないために、滑りやすくなってしまいます。
解決策としては、
見込みだけ釉薬をかけて、
外側は無釉にして滑りにくくする方法や、
面取りにしたり、しのぎにしたりという、
ロクロで引き上がった滑らかな面に、
引っかかりのある表面にする方法などがあります。
この村木さんの湯呑みも、
一つに解決方法であり、
また、面白い、ちょっとモダンなマチエルになっています。
高台などを削る段階で、
同じように回しながら、
横縞の彫りをしていって、
タテにも縞に彫ることで、
エンポス加工ような、小さなタイルが埋め込まれたような、
そんな仕上がりになります。
これが、滑りにくく、指先健康グッズみたいで・・。
握った感じがなかなかなんですよ。
前にお話したビールの灰釉の表情を、
発揮する凹凸でもあり、
魅力的な湯呑みに仕上がっています。
ちょっと握ったり、さわりたくなりませんか?
ぜひ、銀花までお出かけください。
注:営業スマイルで、手をもみもみしている店主
甘庵
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読者の皆さんに伺いま~す。
決まっている自分の湯呑みを持っているかた、
手を挙げてみてください。
はい、なるほど。
やはり多いですね。
ぼくも決まった湯呑みを持っています。
仕事場でも、家に帰っても、
しかも、季節や気分で変えたるために、複数個。
素材も土物(陶器やせっ器)も石物(磁器)もあります。
形や色も、気が多いので、
違うタイプを使い分けています。
村木律夫さんの作り出す湯呑みも種類が多く、
素材だけでなく姿も、
オーソドックスな切立ち(きったち)型から、
コップといっても良いモダンなものまであります。
村木さんは生まれも育ちも静岡県浜松市で、
現在も制作の地にしていらしゃいます。
そのためもあってか、お茶もお好きなようですし、
しっかりとしたお好みをあり、
いつもおみやげに美味しいお茶を頂きます。
そんなことが裏付けになっているのでしょう。
種類や姿に広がりのある仕事を見せてくれます。
湯呑みがすでに、美味しそうです。
「美味しい湯呑み」をいかがですか?
甘庵
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ぼくはポットを、人の姿になぞらえて見てしまうことがあります。
アニメなどでも、擬人化されているの見かけるように思う。
名称も口、手(取っ手)、肩、腰、尻と、
そのままで、しかもベレー帽かぶったのや、
上品なドレスきた貴婦人的なや、
親しみやすい優しいとなりのおばさん的なのや・・・。
ああー、女性ですね。
なら、フランス語って、何でも名詞には、
女性名詞と男性名詞があるとか?
ポットはどっちだろう?
ぼくには女性にみえるな~。
どなたか教えてください。
村木律夫さんのポットも、
色々な表情があります。
土物、石物と材質も、
釉薬も、絵柄も、姿もいろいろ。
それぞれに、可愛い、綺麗、美し、上品・・・。
いろいろな心地よさを見せてくれますが、
使うことで、心地よさは確定します。
急須でお話した漉す部分の「す」も、
実に丁寧な仕事ですし、
取っ手のバランスが良く、軽くて持ちやすく。
何より注ぎやすくて、切れが良いです。
スルスル、スパって、切れます。
ポットや急須は、紅茶やお茶やコーヒーを、
注ぎやすいのが一番。
切れが悪いと、どうもストレス溜まります。
ぜひ、皆さんにも、
スルスル、スパを、感じてほしいな。
甘庵
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村木律夫さんのマグも人気アイテムです。
石物と土物があり、
チョーク絵のものも、
ビール灰釉の物もある。
自分の湯呑みや飯碗を持つ習慣は、
世界の中でも珍しことをお話しましたが、
その意味ではマグは、
時折変わり者の主人公のアイテムとして、
オフィスに大きな自分のマグでお茶を呑んでいる映像を、
見かけるような気がします。
日本では仕事場に自分の湯呑みを持って行くのは、
そう不思議なことではなかったと思います。
近年のモダンなオフィスでは紙コップなのかもしれませんね?
テレビのドラマなどで、
クリエーティブな仕事している、
それも、結構リッチな主人公が、
綺麗なネールカラーの指先で紙コップつかんで、
コーヒーなど呑んでいても、
ぼくには・・・、紙の香りがしてきて・・・。
まぁーいいんですけどね。
若い方でも、自分のマグや(湯呑みでないんですね)、
箸を仕事場にお持ちになる方がちゃんといますから、
無駄な洗い方をしなければ、
環境にも優しい日本らしいエコな暮らしかただと、
思うのですけどね。
さて、ブログも書けた。
ぼくもここらでコーヒーブレイクしましょう。
甘庵
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さしあたり予定もないオフの今日。
天気予報も雨だったので、寝坊を決め込んでいた。
気配もノンビリした朝で、寝ぼけ眼で窓をあけたら、
荻窪は乳白色の空でした。
静かなのでテレビを付けたら、
皇室のおめでたいニュースが報道されていた。
皇室は特別としても、
お誕生などのニュースは、暗いニュースを聞くより、
どんなにか心地よいことか。
なんでも、経済効果もあるとか。
同級生になりたいとかで、
出生率も上がっているとか。
前向きのニュースは良いことです。
今日は一日雨の予報。
HPの新ページをすすめたりする程度以外は、
秋の長雨楽しむ気持ちで、
ちょっとノンビリするつもり。
甘庵
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村木律夫さんの飯椀ファンってとっても多いんです。
その秘密は、手持ちが軽くて、
奇をてらうことなく、それでいて綺麗なフォルム。
柔らかで品のある釉薬、派手でないけど楽しい絵付け。
理由を、器を扱う仕事のぼくから見て、
色々分析すれば、確かに高得点。
でも実は、全て作り手村木さんの一つの思いからの、
結果だったようです。
日曜日の宴の席であるお客さまがから、
「器の中で作っていて楽しいのはなんですか」
と聞かれた村木さんが、即答で、
「飯椀ですね~」と嬉しそうに。
「飽きないんです。まず飯椀は好きです・・・・後は急須やポット・・・」
それを裏付けるように、飯椀と急須は特に人気がありますね。
村木さんの器は、何気ない形や仕事なのですが、
どれもちゃんと村木律夫の器してます。
なかでも飯椀と急須は、
一番普通で、一番村木さんらしさが出ているかもしれませんね。
村木:「飯椀は一日挽いていても飽きないし、楽しいですね」
お客:「そのぐらいだと、目をつぶっていてもできるのでは?」
村木:「うーん・・・・出来る・・・たぶん出来ると思う」
なんて、いつもの淡々とした調子で離しながらも、
飯椀語っているときの村木さんは、
とっても少年チックでしたね。
大好きだからこそ、
作るのが楽しいくてしかたないからこそ、
さりげなく出来上がった飯椀を、
つかっていると、楽しさが滲んで来て、
楽しくご飯たべれちゃう・・・いえ美味しくご飯を、
食べれるのかもしれませんね。
もうすぐ新米の季節。
村木さんの飯椀で、ますますご飯が美味しくなりますよ~。
甘庵
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自分で作った灰から生み出されているそうです。
手に入った、藁や樹や竹などだけでなく、
道路の拡幅で伐採される生け垣を、
全部燃やして灰にして、使っていたりもしたそうです。
おおかたの作り手が、灰なども身の回りに無かったり、
燃やす手間から、買うことになっている現状のなか、
「そういうの好きなんです」と、
楽しそうにお話になっていました。
少し青みがかったこのポットとマグの、
「しのぎ」といわれる、
材料にケイ酸分が多い時にでる、
釉のなだれが見えて、はじめは、
「藁白といわれる藁でつくられたのかな?
随分と、品が良い色合いに仕上がっているなー」と、
思っていたら、違いました。
これは、麦芽とホップの灰が主役の釉薬だそうです。
村木さんのお宅の近くにある、
地ビールの工場でビールを作るときにでた、
湿ったままの絞りかすをもらってきて、
燃やして作った灰で調合しているそうです。
面倒な作業だと思います。
柔らかで、穏やかで、とても上品な釉薬に仕上がっています。
調合を聞いていても、
昨日のチョークのように、
とても大らかに調合なさっているようです。
天然の材料で調合されるので、
もともと揺らぎがあるので、
厳密なことを追求するのではなく、
自然のもっている個性や存在感を、
そのまま器の表情に反映させていらしゃるようですね。
このあたりが、かっちりしたロクロ仕事でありながら、
手に取ったときに、温かみを感じる秘密のようです。
甘庵
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週末に企画展の作り手村木律夫さんが、
銀花にしてくれました。
小さな宴のときに、ブログの書き込みの話になって、
ぼくが「お客さまからのお褒めを頂くことも、
直にPCや携帯にメールを頂いてしまうんです」
と、つぶやいたら・・・お客さまから、
「内容から遠くならないようになどと、
考えていると書き込みづらくなって・・・・」
と、気をつかってしまい、
コメントが書きにくいというお話を。
確かにぼくの記事は、
断定的だったり、半ば攻撃的だったりしますものね。
コメント書きにくいですよね。
気をつけます。
さらに、お話していて、
「それでは、雑記帳的に書き込むための記事を書きましょう」
と言う約束になりました。
というわけで、この記事へのコメントは、
何でも有り。
これから、毎週設けるようにいたします。
ぜひ、ぜひ、みなさんの多方面にわたる書き込みを、
お願いいたします。
甘庵
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ディテールは、考えて生み出され、
工夫と巧みな手作業で形になります。
これは作り手の感性とキャラが一番良くわかる部分でもあります。
まずは、このディテールを見てください。
村木律夫さんの急須の「ス=茶こし」の部分です。
何とも均一な丁寧な作業が見て取れます。
若い同業の作り手たちが、
目をみはり、凝視し、感嘆の声が漏れるのは、
その「ス」に綺麗に釉薬がかかっていることです。
これは、タイミングなどを含めた、達者な施釉の技が、
あってこそ出来ることで、
無意識に釉薬をかけると、穴が全部埋まってしまったりします。
痛い経験から、それをさけることや、注意することに、
普通の作り手は意識が行きます。
当然、殆ど釉薬をかけないようなデテールになります。
あるいは、もっと大きな穴にするとか、
穴を少なくするとか・・・。
村木さんにしてみれば、苦でないのは、
技もさることながら、
たぶんに真面目な性格が幸いしているようです。
いずれにしても、
通常は見ないような部分まで、
村木さんの器は、手が掛けられ、
綺麗に納めています。
理にかなったディテールで綺麗に仕上げることと、
「納める」と一言で職人さんたちは言っていました。
村木さんの器は、あっさり、さりげなく、なにげなく、
仕上げているようですが、
熟考された納まりで、納まっています。
実に細やかな納まりの仕事です。
甘庵
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