朝夕の寒暖差はあっても、
秋らしく過ごしやすい日が続いている荻窪です。
食材も嗜好も暑かった日々から変わり、
ランチのメニューも食卓の料理も、
秋めいて来ているのを感じます。
巳亦敬一 三つ足鉢 P 5,500円
径15.5cmH4.8cm盛り付け時の器の選択も同じで、
温かみのある器をチョイスすることが多くなっています。
近年はガラス器も四季を通して食卓に上ります。
その意味でも巳亦敬一さんの彩りのシリーズは、
不透明な素地や暖色も多く、
まさに秋冬にも使いたくなるガラス器です。
ご紹介している、
三つ足鉢Pもその一つで、
長く人気のある定番品になっています。
パウダーを巻き込んで作られたベージュの素地で、
側面には縦縞文様が施されたボウルと、
それを支えるのは赤い三つの足が印象的で、
ちょっとハロウイン的でもあります。
造形的には陶器に多い向付のスタイルです。
自然と和の食材の馴染みも良く、
ガラス素材の持つ質感から洋食なども、
メインディシュからデザートまで、
様々な料理が幅広く盛り映えします。
甘庵
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加藤財さんの急須をご紹介するときに、
見かけより容積が入ることと、
煎茶をゆっくり楽しむときには、
あまり入らないようですが、
このぐらいの分量がちょうど良いと、
ご説明しています。
多く急須が200cc前後で、
小さいものは150cc以下のから、
大きなものは300cc近いものも、
特に丸型ですとほんのひとまわり大きいと思うと、
直ぐに270~280cc入ってしまいます。
その割にはそんなに入るようには見えないのは、
無駄がない作りだからです。
ご紹介している急須後手白丸も、
直径9cmの掌の中に収まるサイズですが、
HPでのご紹介している容積は270ccです。
加藤財 急須後手 白丸 11,000円
容積270ccご紹介していながらも、
ブログで改めてご紹介するのに、
少し不安になり測り直してみたのですが、
不安があって少し多めに入れたのか、
300cc入ってしまいました。
いつも測る基準の、
ス(茶漉しの部分)がかぶる程度まで水を入れるところが、
ほんの気持ち入れ過ぎたのかもしれませんが、
決して口ギリ一杯ではなく、
一般的な湯の注ぐ範疇です。
少し前になりますが、
加藤さんのこのタイプの急須を、
軽井沢のカフェで紅茶のポットサービスに、
使ってくださっていたのを思い出しました。
確かにブランドのティカップソーサーなどは、
120cc程度の分量ですから、
自分一人ポットとして一杯目は浅めで、
少し濃いめの二杯目を楽しめますね。
甘庵
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好ましい酒器は独特の味わいを持ちます。
そこが使い勝手が一番の食器とも、
品格やお約束に叶う茶器とも違う点かもしれません。
光藤佐 黒釉徳利 13,200円
径9.8cmH14cm酒器は肴になる要素が必要だと思います。
それは姿でもよし、
質感やテクスチャーでもよし、
注ぎ具合や注ぐ音でもよしと、
特別な約束はありません。
人それぞれ違う好みでよく、
使い手が惹かれる何かがあればOKです。
ただ、複数の人が共感できるものであれば、
なお良く。
それが良い酒器と受け止められるものかもしれません。
ご紹介している光藤佐さんの黒釉徳利は、
端正な作りでこっくりした黒釉を纏い、
品の良い佇まいの徳利です。
特別押し付けがましいところはありません。
でも、飽きが来ません。
ただ眺めていても惹かれて行きます。
もし酒が入っていて、
手酌で杯に注げばなお、
時が静かに流れていくのを想像できます。
少なくても甘庵には惹きつけられる酒器です。
甘庵
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朝晩が肌寒いくらいになってきた荻窪です。
寒暖差もあって着るもので調整が必要です。
巳亦敬一さんから補充が届きました。
秋なると夏の間ずっと焚き続けていた窯の火を落として、
坩堝を換えたり補修をする窯のメンテナンスが終わり、
また火を入れて窯が稼働し始め、
まずは新スキシリーズが届きました。
早速、HPの在庫のページを書き換えました。
ぜひ、ご覧になってください。
2020年秋 巳亦敬一 彩りガラス 在庫のページです。
甘庵
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今日のご紹介する久保田信一さんの長石釉流描浅鉢は、
誤解されやすいタイプかもしれませんが、
この浅鉢はめっぽう使いやすくオススメの器です。
久保田信一 長石釉鉄流描 浅鉢 4,104円
径18.5cmH5cmモノトーンですが彩りがあります。
アブストラクトな文様なのに風景が見えます。
陶器ですが丈夫です。
浅鉢ですが皿と使いやすいです。
何より何を持っても美味しそうに盛り映えします。
筆を使って描かずに絵の具を流して描くという、
描き方だけ変わり者ですが、
白めの陶器の素地に、
鉄が主体の絵の具で下絵を描き、
長石釉をたっぷりと施す他、
手法的にはとても伝統的で格式高い器にも使われる、
食器にとても適した手法です。
なのですが・・・みたことない感じがする方も多く、
絵付けもモダンに映る方もおられるでしょう。
でも、使っていただければ、
想像以上の使い勝手の良さで、
欠かせない器になること間違いありません。
重なりも良く収納性が高く、
手持ちが軽い陶器の良さが生きていて、
玉縁の収まりは欠けにくく扱いが楽で、
日常使いをしやすいディテールが、
考えられているデザインの浅鉢です。
甘庵
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今日ご紹介するのは料理を美味しそうに盛り映えさせる、
小野寺友子さんの黒マット片口鉢です。
小野寺友子 黒マット片口鉢 5,500円
W21cmD15cmH8cm注ぐための口を持ち非対称型の片口は、
和の美意識をくすぐるようです。
注ぐ道具でありながら見立て使いされたり、
注ぐためではなく人気の形として、
古くから器の形に使われてきました。
小野寺さんの片口鉢も、
料理映えのためのデザインです。
デザイン優先で低めにつけられている口なので、
鉢の大きさからすると300ccと、
入る液体の量も少ないですが、
それでも片口作りも上手なため、
自然と片口の口になっているのでしょう。
注ぎやすく切れも良い仕上がりになっています。
それは思いの外の性能ですが、
鉢としての一番の性能の盛り映えも、
金属をコーティングしたような、
結晶化しているマットの黒釉が、
和食から洋食、中華、エスニックと、
多彩な料理や食材が美味しそうに映える、
高性能を見せてくれます。
土見せがほとんどないために、
わかりにくいのですが、
釉を弾いて見せていて石を噛んだ、
ざっくりした陶器の素地を伺わせますが、
磁器土もブレンドした硬めの素地です。
結果としえ吸水性も少なく、
丈夫で汚れにくい日常に使いやすい、
多目的に使える片口鉢に仕上がっています。
甘庵
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今日は朝から小雨が降って寒い荻窪です。
暖かな飲み物が美味しい天気です。
加藤さんのポットなら心も和みます。
加藤財 ポット 黒平 13,200円
容積450ccご紹介しているのは、
ポット黒平のタイプです。
平たい分どっしりとして安定感と、
本体径が大きい分バランスで蓋も大きく、
丸型などに比べると茶葉の出し入れが、
多少スムーズになります。
加藤さんの急須やポットに共通する、
隅々まで繊細な作りや、
美しい丸みのディテールは変わらず、
平たいけど・・・コロンとしていて、
掌にくるんんで愛おしさを感じたくなるフォルムです。
加藤さんとの会話ではアラジンと呼んでいます。
ベタですがアラジンのランプの連想ですが、
何となく、こするといいことあるかも・・・。
と感じでそんな風に呼んでいます。
このポットから熱々のほうじ茶や紅茶を注げば、
心まであったまる気がするポットです。
甘庵
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少し前には肌寒く上着を必要だったのに、
今日は半袖で過ごしています。
このところ気温の寒暖差が大きくて、
何を身につけたらいいのか悩みます。
コロナ渦の注意に加えて、
体調管理にも油断しないようにしないといけませんね。
今日ご紹介するのは秋を感じる花を一輪添えることで、
心和む巳亦敬一さんの一輪差しをご紹介します。
一輪差し 花 ベージュ 5,060円
径7.7cmH11.2cmガラスでありながら温かみのある彩で、
とんぼ玉を埋め込んだ文様は、
柔らかな表情に仕上がっています。
少し詳しく観察してみると・・・。
ゆったり施されてモールで、
ベージュの地色に濃淡があわわれて、
ウエーブを感じ立体感を強めています。
メージュの地紋の中ほどに、
上下の茶線で切り替え明るい帯状の中に、
淡い緑の花文が配されて、
エキゾチックな雰囲気が醸し出せれています。
どうやって作り出すかなと、
思い巡らす楽しみがあります。
確実な答えは出ないのですが、
優れた技があり手間をかけて作られたことは、
十分に想像できます。
甘庵
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今日ご紹介するのは光藤佐さんの、
粉青掻落皿六寸(ふんせいかきおとしさらろくすん)です。
発音すると古典落語の「金明竹」の題材のようです。
*金明竹の中ではのんこうの茶碗、織部の香合とかでてきます。
光藤佐 粉青掻落皿6寸 6,048円
径18cmH4cmこれに限らす器の表記を制作手法と種類を、
正確でありながら簡素に表記すると、
一般社会ではあまり聞き慣れない語彙ですが、
作り手の思いも込められていて、
なかなか語呂の良いものもあります。
今日の粉青掻落皿六寸も結構いい感じです。
で意味としては・・・、
粉青は朝鮮半島の李朝時代はじめの頃の、
粉青沙器(ふんせいさき)をリスペクトした作り方からです。
素地に白化粧し透明釉を施し焼成したものです。
掻落は白化粧を掻き落として文様を描いたものです。
皿六寸は六寸皿ですが、
光藤さんはひびきや語呂で、
あえてそうしたのかもしれませんね。
渋くて少しエスニックな香りもします。
でも盛り付けてみると思いの外というか、
いえ、光藤さんの作戦通りです。
料理が実に美味しそうに盛り映えする皿です。
甘庵
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台風の直撃は避けられましたが、
停滞している秋雨前線がしばらく雨を降らしそうです。
被害が出ることのないように願っています。
数日お日様を見ない空で、
気温も連日低くて温かい飲み物で、
ほっと和める毎日ですね。
久保田信一 栗虎釉猪口(カップ) 2,200円
径8cmH6cmそこで気持ちもほっくりさせてくれる、
久保田信一さんの栗虎釉カップをご紹介します。
名称は蕎麦猪口(カップ)とあるように、
こだわりなく色々使えるイメージで作られています。
黄色から焦げ茶、所により緑の釉薬は、
ほっくり暖まれそうな彩りです。
蕎麦猪口に多い直線的な口縁ではなく、
口当たりも良く滑らかな飲み口です。
蕎麦猪口の代名詞にもなる古伊万里の蕎麦猪口も、
初期の頃のものは少し口が反っているものが、
多くあったのも当時は多目的な使用できる意味で、
猪口だったのではと甘庵は思っております。
聞いた話では江戸で蕎麦が流行してことで、
蕎麦猪口の需要が増えてたくさん作られ、
今に至るまで受け継がれ使われてきたと・・・。
久保田さんの蕎麦猪口は原点復帰のタイプで、
飲み口の良さを持っている蕎麦猪口で、
それはカタカナにすれはマルチなカップです。
甘庵
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開催中の荒川尚也宙吹きガラス展から、
今日は特徴的なフォルムの四方盃の動画を紹介します。
ワンブローで作られた盃ですが、
ボウルの下部分を伸ばして型で四角く整え、
脚部分を台部分を兼ねたユニークなデザインです。
荒川尚也 四方盃 4,950円
径8cmH9.7cm四角い脚台はガラスの塊感の中に
アワ文の起点がありアワが膨れ上がろうとする動きや、
金属型で出来た鱗状の表面の輝きが見えます。
光を受け集めるとさらに煌めいて、
見飽きない景色の盃が肴になります。
甘庵
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開催中の荒川尚也宙吹きガラス展から、
今日は熱いものも注げる耐熱ガラスの、
ホウ珪酸 茶盃 クリアの動画を紹介します。
晴耕社ガラス工房でで調合された、
耐熱の素地で作られた煎茶用の盃です。
常温の部屋に置いてある器にお茶を注げる、
ガラスのお茶碗です。
荒川尚也
左:ホウ珪酸 茶盃 クリア小 4,290円 径5.8cmH5.6cm
右:ホウ珪酸 茶盃 クリア 大 4,510円 径8cmH7cm荒川さんの耐熱素地は二種類あって、
常温25℃で約80℃のお湯を注げる目安の、
75℃ at 25℃ と表記のあるソーダ・カリガラスと、
この茶盃の常温25℃で約95℃のお湯を注げる目安の、
95℃ at 25℃ と表記のあるホウ珪酸ガラスがあります。
この盃は熱いお茶をいただくイメージなので、
もちろん美味しく飲みやすく味わえる形ですから、
色々な熱い飲み物を注いて楽しいむことができます。
今夜の荻窪は雲がかかりそうだけど、
綺麗な十六夜の月を愛でながら、
月餅でウーロン茶でも、
きぬかつぎを肴に熱燗も、
マロングラッセを紅茶で楽しむのもと、
選択は多彩に思い浮かびますね。
甘庵
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昨日の天気予報では見られそうもなかった、
今夜の中秋の名月も天気が好転してきて、
見られるそうな荻窪です。
さて、開催中の荒川尚也宙吹きガラス展から、
今日は自分用のグラスとしてオススメの、
カーフグラスストライプを紹介します。
荒川尚也 カーフグラスストライプ 4,730円
径8.3cmH12.5cm
程よく入れて150cc満水で200ccほど分類ではゴブレットになるでしょうか。
脚の付いているグラスです。
その意味でも水やお茶などの冷たいソフトドリンクから、
ビールやカクテルなど酒類や、
時としてデザートまで多用途に使えるグラスです。
カーフグラス は荒川さんらしい澄んだ素地のボウル部分に、
4本の細かなアワの線文が緩やかに螺旋状に入る、
注がれる飲み物を邪魔することない節度あるアワ文様です。
アワ文の4本のスタート部分が含まれたボウル部の延長が、
ボリュウムのあるステムとなってベースに差し込まれた、
景色として楽しく丈夫で使い上がってがよい2ピースの構成です。
手仕事らしく定番品あっても、
製作時でサイズや景色が少しずつ異なり、
酒器ほどでなくて一期一会の出会いの楽しみがあります。
多様に使えて一つずつ選ぶ楽しさがある、
自分用のグラスとして楽しんでいただける、
マイグラスにオススメのグラスです。
甘庵
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