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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

熱々のほうじ茶が美味しい

紅葉を紹介する報道を見かける機会が多くなって来ました。
寒暖差があって気温の上がる日があっても、
やはり秋めいて来ていて、
朝晩は肌寒く感じるようになって来ました。

水分補給にたっぷり飲む時には、
冷たい麦茶が多かった甘庵は、
この数日は熱々のほうじ茶が美味しい口になって来ました。

21_kato_0053.jpg
加藤財 ポット 黒平 13,200円
容積500cc


加藤財さんのお気に入りのポットで、
ほうじ茶を入れるとまず香りが広がります。
せっかちですがここは1分は我慢して。

21_kato_0054.jpg
見た目が被せの蓋のようで
帽子のような表情にも見えます


たっぷりめの湯呑みに熱々のほうじ茶を注いで、
熱いうちに飲もうとする性分で、
熱伝導率が低めの陶器の湯呑みですが、
指を立てるように持って、
くちばしのような口で少しずつ。

21_kato_0055.jpg
ボティをこすると
何かいいことが起きそうなフォルム


うーん。美味しい。
ほうじ茶はやはり熱々に限ります。
と思いながらも一煎目が美味しいので、
選んだポットのはまだ数杯分が注げます。
三杯目まで楽しんでいます。

21_kato_0056.jpg
全体の径とのバランスで決まる蓋を開けた径が
加藤さんのポットの中では大きめで茶葉の出し入れに有利


一杯目はやはり香りと熱々なこと。
二杯目でコクが出て来て、
三杯目には少し冷めても補う渋みが楽しめます。
あとは煎餅やかりんとうでもあれば完璧ですね。

                 甘庵
 

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お日様の有り難み

荻窪銀花のある建物の外壁などのメンテナンス工事で、
一ヶ月に渡り足場が組まれネットで包まれていました。
光は入るのですが光量がかなり減り、
視覚もネット越しで外の景色がハッキリと見えません。
その工事も終わり足場が取れて、
なんとスッキリしたことか。

21_ginka_0382.jpg

また今日のように秋日が差していると、
傾きが増しているので部屋の中まで入り込み、
柔らかな光が入り込んでいます。
当たり前のことなのですが、
一ヶ月の我慢の後には、
お日様の有り難みや、
天気の変化を感じ取れることが、
こんなに幸せなことだと改めて思い知らせれました。

21_ginka_0383.jpg

そして器の見え方も随分と違います。
前店舗でも窓があっても、
日差しの入り込まず、
照明器具のよる安定した光で、
器をコンスタントで中立な条件で見ていただいていて、
それが当たり前であり良さだと思っていたのですが、
ここに移り小さな庵のような銀花になった時に、
より日常の暮らしの中で器を見る感覚に近く、
それは前店舗でも手に取りやすいことと、
暮らしの中で使うときの視点や見え方で、
器を選び出会っていただけるようにと、
しつらえていたのですが、
さらに天気や時間や季節まで変化する、
ある意味一定ではないところが、
この方がより日常の暮らしで使っていただくときと、
近い感覚や条件で出会っていただけると思っていたことを、
足場が取れて改めて思い出しています。

お天道様さまの感謝です。

                   甘庵

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野波実さんの個展予告 再度書き込み

10/19にアップした記事ですが、
肝心のYouTube動画が見られない状態でした。
ご迷惑をおかけしました、
YouTubeのリンクを書き換えて再度記事をアップさせていただきます。

野波実さんファンの皆様お待ちどう様です。
久々に個展を開催します。
蹴轆轤で引き出された柔らかな表情の磁器は、
使うと心おだやかになる魅力を備えています。



変わらない一つずつ心がこもった手仕事で、
遊び心や仕掛けがある楽しいものや、
省かれて凛とした気品のあるものが、
どれも使いやすく盛り映えする、
使いたくなる器ばかりです。

               甘庵

210728_5_nonami_0033.jpg
野波 実 展 心おだやかになる器
11月6日(土)~22日(火)
11/9火.10水.16火.17水はお休み


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骨董のような趣の白磁小皿

光藤佐さんの仕事は古い陶磁器を、
リスペクトして作り出していることがよくありますが、
時折骨董のように思えてしまうときがあります。

21_mitufuji_0302.jpg
光藤佐 白磁皿 4寸 2,640円
径12cmH2.5cm


それは骨董品のコピーとしてという意味ではなく、
その時代の作品として馴染みのある姿とか、
形式がよく写されているとかではなく、
気持ちや心意気がよくリスペクトされていて、
延長線にある器と感じ取れることです。

21_mitufuji_0304.jpg

この白磁小皿もそんな気配や匂いのあって、
別の言い方をすれば、
李朝の器の中に混ざって、
しつらえて盛り付け使っても、
違和感なく馴染めると思えるところです。

21_mitufuji_0303.jpg

伊万里のような澄んだ白い素地ではなく、
雑味のある少し濁った素地や、
穴窯で直火で焼かれ木灰が釉薬に絡み、
自然釉のように少し青緑がかって風情や、
高台の土見せが緋色に発色していたりと、
濃いめの景色が満載です。

21_mitufuji_0305.jpg

歪みが出ているものも、
見込みには重ね焼きのメアトが見えたりと、
能率性や小綺麗さを求める、
お洒落な雑貨屋さんにある小皿とは、
まるで別物です。

そんなちょっと個性が強い小皿なのに、
品格や焼きもとしての奥行きが見て取れます。
器好きには惹かれてしまう仕掛け満載です。

               甘庵
   

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巳亦敬一さんの定番グラス2

東京でも新規感染者数が連日少なくなっていて、
ずうっと続いていた規制も緩み嬉しいことです。
急激な減少の理由が検証されていますが、
みなさん一人ひとりの感染対策に他ならないと、
甘庵は思っています。

少しずつでも経済を回すためにも、
動くことは必要だと思います。
ただコロナウイルスがなくなったわけではないので、
引くつづき感染対策をしながら、
元の暮らしに戻る努力をして行きましょう。

さて今日のテーマは巳亦敬一さんの定番グラス2です。
新スキワイングラスをご紹介します。
長くブログを読まれている方は、
またかと思われるでしょうがお許しください。

21_mimata_0099.jpg
巳亦敬一 新スキワイングラス 3,300円
径7.5cmH10.3cm 程よく入れて140cc


今日はこのグラスの特徴的であり魅力にから、
わかりやすい3点をお話します。
1・黄金色の素地
2・ステムがあるようですが2ピース
3・日常使いに寄ったデザイン

21_mimata_0100.jpg

初めの黄金色の素地ですが、
正確には黄金色に見える素地です。
新スキとあるようにスキ=透きで、
基本の素地で着色をしてはいません。
製作工程の最後で表面を焼き付けしていて、
出来た極々薄い皮膜に電球色などの光が反射して、
黄金色の輝きを見せています。

21_mimata_0102.jpg

ワイングラスの姿でカップ(ボウル)部分と、
ステムと台(ベース)の3つのピースの構成に見えますが、
カップ(ボウル)部分を引き延ばしステムを作り、
厚く重みを持った台に差し込むことで、
2つのピースで出来上がっています。

21_mimata_0103.jpg

結果としてまず丈夫に仕上がっています。
美しく飽きのこないフォルムでいて、
3客ぐらいは無理なく重なり、
飲みやすくて安定性も高く、
日常使いのグラスとして気軽に使えます。

3つの特徴からも長く愛用されファンが多いのが、
うなづける性能を持っています。

                甘庵


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昭和人のコップのイメージに重なるグラス

今日は荒川尚也さんのアワグラスCをご紹介します。
昭和の食卓では日常使いのグラスをコップと言って通じていました。
昭和人の甘庵のコップのイメージにぴったりのグラスです。

21_arakawa_0010.jpg
荒川尚也 アワグラス C 3,080円 
径8cmH9.9cm 八分目で150ccほど満水で220ccほど


と言いながらも、こんなに美しいグラスを使ってはいませんでした。
アワもない量産のスキグラスでした。
ただ、テーパーがあって下から上に径が大きくなるフォルムで、
子供でも大人でも手の大きさに合う口径のところで持てて、
重ねて収納もできて、飲みやすい、
毎日使うガラスのコップのイメージに重なります。

21_arakawa_0012.jpg

荒川さんもこの何気無く感じて、
使い勝手が良いのが基本グラスで、
その上にこのアワグラスCを覚えしまう個性と、
愛着を持てる魅力をデザインしたのでしょう。

21_arakawa_0011.jpg

実際に使い出すと、
口当たりが抜群で飲み物が美味しく、
日常使いの中でともかく丈夫。

21_arakawa_0013.jpg

その上澄んだ素地の中の螺旋に入るアワ文と、
美しいフォルムなのですから、
多くのファンから支持を受けて当然の、
長い人気の定番グラスです。

                甘庵
      

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野波実さんの個展予告

野波実さんファンの皆様お待ちどう様です。
久々に個展を開催します。
蹴轆轤で引き出された柔らかな表情の磁器は、
使うと心おだやかになる魅力を備えています。



変わらない一つずつ心がこもった手仕事で、
遊び心や仕掛けがある楽しいものや、
省かれて凛とした気品のあるものが、
どれも使いやすく盛り映えする、
使いたくなる器ばかりです。

               甘庵

210728_5_nonami_0033.jpg
野波 実 展 心おだやかになる器
11月6日(土)~22日(火)
11/9火.10水.16火.17水はお休み


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小ぶりなマグも良いものです

今日ご紹介するのは程よく入れて150ccの、
今のマグ事情からは小ぶりなマグです。
ソーサーなしのコーヒーカップという感じです。
でも、このサイズの方がコーヒー飲むときには、
美味しく飲めると・・・思う甘庵です。

21_kubota_0232.jpg
久保田信一 鉄彩マグカップ小  3,080円
径8.5cmH6.3cm 程よく入れて150cc


例えば300ccのマグに入れたてのコーヒー入れて、
冷めないうちに飲み干せるかたは少ないのではないかと。
入れたてを分けて150ccのカップ2杯とって、
美味しく飲んでしまう方が・・と、
思ってしまいます。

21_kubota_0234.jpg

仮に一人で二杯飲むときにも、
再加熱して飲む方が・・・と、
冷えてそのままでも、
おかわりして飲む方がしっくりきます。
好みですが、甘庵個人的には、そう思います。

21_kubota_0233.jpg

確かに仕事をしていて、
大きいマグから水分補給や、
気持ちの切り替えになる一口と、
手元に置きながらというのも、
ありとは思っています。

21_kubota_0235.jpg

手間がかかり面倒くさいと思いますが、
でも、一度席を立って、
入れたてなりおかわりなり、
お気に入りのカップに注いで、
一杯のコーヒーを飲み切る、
ここまでのルーティーンで、
一休み、気分転換、頭の切り替えと、
楽しむ時間やゆとりを持てたらと、
勝手に思っております。

                甘庵
 

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丸可愛い+削がれてシンプル=優しい納まり

加藤財さんの財急須の特徴として、
多くの方に印象として受けられるのは、
丸い可愛いと水切れが良いです。
もちろんその通りです。

21_kato_0118.jpg
加藤財 急須 横手 黒丸 11,000円
容積250cc


でももう一点、同じものがない。
すぐに財急須とわかるのに、
同じものがないんです。

お茶を美味しく入れられて美しい急須という、
二つの大命題の答えと一つずつに追求している結果だと、
甘庵はとらえています。

21_kato_0119.jpg

可愛いのですが同時に実に機能的で、
そのために削がれて至った仕上がりを、
じっくり急須を見ていると感じ取れます。


ご紹介している急須を例にすれば、
蓋のつまみの上部は押さえやすいように平らです・・・が、
よく見れば僅かに曲面になっていて、
指の平に柔らかなあたりになります。

21_kato_0120.jpg

その蓋と本体の際は段もなく、
見た目に丸い本体から切り取ったように、
連続的に平らに収められています。

蓋を取ってキワを指先でなぞると、
面を取ったような角がなく、
丸く納められているのがわかります。
本体の印籠部分のキワも同様です。

21_kato_0121.jpg

印象から受けるスッキリしたデザインや機能性を、
追求しつつ手しごとを極めていくと、
そこには作り手の人柄や思いやりが見えてきます。
手にすると優しさが伝わってきます。

               甘庵
  

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不思議なバランスの飯碗

ちょっと不思議なフォルムの碗をご紹介します。
野波実さんの白磁細碗です。

21_nonami_0124.jpg
野波実 白磁細碗 2,860円
径11cmH8.5cm 程よく入れて200cc満水で360cc


あえて碗とだけにしているように、
使う人によって飯碗にしたり、
カップや湯のみの延長で飲むための器にしたり、
両方使うマイボールという方まで。

21_nonami_0127.jpg

手にするとわかるように、
手に馴染み口をつけてあおって飲みやすく、
口当たりも良いので、
多様な使い方になるの自然ですし、
色々使いたくなく不思議な形です。

21_nonami_0126.jpg

細長い碗型なので口縁に近く広げるため、
程よく入れて200cc満水で360ccという、
容量のサイズ感も使い勝手での自由度をあげます。

21_nonami_0128.jpg

初めはあまり見かけない形なので、
特別なフォルムと思っていても、
身近にあるとそれにも馴染んでしまって、
普通にとらえられるようになって、
フォルムとしての美しさに惹かれていくのも不思議です。

                  甘庵
  

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久保田信一さんの在庫ページを書き換え

久保田信一さんの在庫ページを書き換えました。
久保田信一さんの器の特徴は、
陶器の良さを生かした手持ちの軽さと、
丈夫で使い勝手がよく盛り映えする、
器としても高いクオリティの割にとてもリーズナブルです。

21_kubota_1286.jpg
久保田信一 栗虎釉丼大 4,620円
径17.5cmHc7.5m


伝統的な手法を使った釉薬や絵付けの陶器で、
鉄の発色を上手に使った多彩な仕上がりを見せてくれます。
現代彫刻をなさっていた経験からか、
伝統的な手法なのにどこかモダンで現代的なデザインで、
食材もお料理も多様になっている今の食卓にピッタリです。

21_kubota_0338.jpg
久保田信一 長石釉流描盛鉢  6,160円
径20cmH7cm


使い勝手の良いデザインになっているのに、
機能的に走ることなく気品を備えていて、
趣の深い質感で料理の格を引き上げてくれます。

21_kubota_0314.jpg
久保田信一 長石釉 縁黒鉢 3,080円
左:径14.3cmH6.3cm
右:径14.3cmH6.3cm


丼鉢などを例にすると、
口縁を欠けにくく少したっぷり目に、
腰にかけて無駄のないろくろ弾きが多く、
手にした時に軽やかで掌が良く、
見た目で厚めに感じても口当たりが滑らかです。

21_kubota_0286.jpg
久保田信一 灰釉二彩(白土)丼鉢 4,400円
径17cmH6.5cm


また高台は低めで大きく安定感がある仕上がりですが、
決して野暮っぽくならずに品格を持っていて、
抹茶碗をリスペクトした美しさが感じ取れます。

結果として手に持ってパーソナルn器としても、
置いて一緒盛りの鉢としても良いという、
日常使いしやすい器に仕上がっています。

                 甘庵



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秋の果物が映えるデザートカップ

栗やブドウなど秋には美味しい果物が豊富で、
食いしん坊には嬉しい季節です。
そのままでもデザートにトッピングでも、
見た目にも味わいのコンビネーションにも楽しみが増えます。

21_mimata_0338.jpg
巳亦敬一 デザートカップ あずき 5,260円
径12cmH7cm


それをさらにグレードアップして堪能するなら、
お気に入りの器に盛り付けたいですね。

21_mimata_0340.jpg

そこで今日は巳亦敬一さんの深みのある彩りで、
美味しさを後押しするデザートカップあずきをご紹介します。

21_mimata_0339.jpg

甘庵としては初めて見た時から、
宇治金時カラーに見えて、
デザートカップ自体が美味しそうです。

21_mimata_0341.jpg

巳亦さんのガラス器ですから、
彩は華やかに作られていても、
実用の器としてデザインされているので、
丈夫で使いやすい仕上がりで、
デザートや料理が美味しそうに盛り映えします。

                 甘庵
   

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素のままのグラス

荒川尚也さんのガラス器の魅力は、
澄んで美味しそうな素地だと思います。
アワ文が魅力的な表情になっているのも、
この素地があってこそです。
今日はその素地を生かしたハイボールグラスをご紹介します。

21_arakawa_0160.jpg
荒川尚也 ハイボールグラス 4.180円  
平均のサイズ:径7.3cmH9.5cm


形もシンプルで気を衒わないフォルムです。
アワ文などの装飾がないのですが、
溶けたガラスに息を吹き込んで、
素地がグングンを伸びていった様子が、
グラスの肌に残って景色になっています。

21_arakawa_0162.jpg

ハイボールを美味しく飲むためにと作られたグラスで、
素のスキガラスが琥珀色の酒と氷の溶け具合を、
最大限に楽しませてくれます。

21_arakawa_0161.jpg

華やかさはないのですが、
使い出すと絵も言われぬ心地よさや、
惹かれる魅力が感じ取れます。

21_arakawa_0163.jpg

荒川尚也さんのファンには、
人気の泡グラスのように大量ではないのですが、
長く愛用されて寿命の長いグラスになっていくことでしょう。

                   甘庵
  


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ベーシックの中にある気品

今日ご紹介するのは硬さを感じる粉引の兜鉢です。
光藤佐さんが穴窯でしっかり焼き上げて、
釉薬の上に降った灰が自然釉になり緑になっていたり、
少しかせって艶が消えてりと、
施釉されていますが窯変を見せています。

21_mitufuji_0306.jpg
光藤佐 粉引兜鉢6寸 5,500円
径17.5cmH4.5cm


別の見方をすればギリギリまで焼き切っているのが、
よくわかる表情ということです。
使うことで侘びでいくのが楽しみな粉引ですが、
結果としては硬く焼けていて一筋縄では変化して行きません。

21_mitufuji_0308.jpg

それでも、じっくり使い込んでいくことで、
必ず侘びていく変化は楽しめます。
むしろ安直に変わる汚れに近い変化にない、
気品を纏っていく侘びた姿に育って行きます。

21_mitufuji_0307.jpg

日頃の恩恵としても、
丈夫で使い勝手の良い器です。
また不思議なくらいの盛り映えも、
凛とした気品のあるしつらえになります。

21_mitufuji_0309.jpg

兜鉢と言われるように、
リム状の縁部分があり、
平らな見込み部分との隔たりと作り、
自然と収まりの良い、
バランスの良い盛り付けに誘導されます。
それもまた気品のある盛り付けになる、
この鉢が持つ力です。

              甘庵
  

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使い勝手良く怠け者になりそうな鉢

今日ご紹介するのはさりげなく自己主張も少ないけど、
使い出すと便利でつい手が出てしまう、
久保田信一さんの長石釉黒縁鉢です。

21_kubota_0314.jpg
久保田信一 長石釉 縁黒鉢 3,080円
左:径14.3cmH6.3cm
右:径14.3cmH6.3cm


日常の料理を気軽に盛りやすく、
何を持っても美味しそうになり、
丈夫で安定感があり、
みんなで食べる一緒盛りから、
手に持って丼やボールとしてパーソナルな使い方まで、
身近にあると兎も角便利で、
忙しい時にこれに守れば間違いないと、
しっかり頼りになる鉢です。

21_kubota_0317.jpg

意図的に口縁を少し厚く玉縁に作り、
腰、見込みにかけては無駄のない作りと、
陶器の良さで見かけより軽い。

21_kubota_0316.jpg
ひとまわりサイズ違ったり
縁黒の文様が違ったりと個性あります


低めで大きめの高台は、
安心の安定感です。

21_kubota_0318.jpg

厚めに施釉された長石釉は、
器をより丈夫にして、
長く使い込みことで少しずつ貫入が入ってきて、
ゆっくり侘びて気持ちに馴染んで行きます。

結論的には使い出すと、
手放せなくなり、
すっかり頼りきり、
器選びが怠け者になってしまいそうな鉢です。

                 甘庵
 

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ジニーは出ませんがお茶は美味しく入ります

今日は加藤財さんの急須後手平をご紹介します。
ポットでも相似形と言っても良いタイプがあります。
愛称としてアラジンと呼んでいます。
こすってもジニーは出てきませんが、
こするように愛用していただくほどの、
美味しく入るお茶がなお美味しくなっていく・・・、
と甘庵は感じています。
財急須ファンからも同じような声が聞かれます。

20_kato_0331.jpg
加藤財 急須後手 黒平 11,000円
容積260cc


アラジン・・いえ平型は、
急須の口径からのバランスで決まる蓋のサイズが、
丸型よりも多少大きくなります。

20_kato_0330.jpg

美しい姿だけど蓋の穴が小さくてと感じ、
茶葉の出し入れや洗うときには、
少しでも大きくと思われるファンが、
これ一辺倒で愛用されている方もいらしゃいます。

20_kato_0329.jpg

また茶葉がゆったり広がるので、
よりお茶を自然に摘出できると、
おっしゃる方もいらしゃいます。

20_kato_0332.jpg

バランスで外径が大きいことは、
高台の径も大きくなり、
低いフォルムから重心も低くなり、
安定感は高くなります。
甘庵のように少々あわてんぼうには、
転倒による事故のリスクが少なくなります。

と、こすらなくても三つの願い・・・、
いえ、三つの利点はあるようです。

               甘庵
 

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サイズは小 趣は大

今日ご紹介するのは野波実さんの小さな花器です。
白磁ですが艶が消えているマット白磁花入です。

21_nonami_0223.jpg
野波実 マット白磁花入 3,850円
径8.8cmH10.4cm


甘庵は肩の張った姿から、
美しいプロポーションで名高い中国梅瓶や李朝白磁壺を、
少なからずリスペクトしているように思えます。

21_nonami_0225.jpg

先人たちが生み出した美しいもの、
大切に愛用されてきたものの中に、
使われていたからこそ感じ取れる、
生きている器の美しさがあると思います。

21_nonami_0224.jpg

甘庵が共感したり心に入り込む器は、
現在の作り手が先人から受け継いだ器の、
形や形式をコピーする感覚ではなく、
そこにある生きる器活かされた器の様を、
自分なりに汲み取って、
自分の器の骨格にしているからだと、
思い感じています。

21_nonami_0226.jpg

この高さ10cmほどの小さな花入からは、
サイズ以上の趣が滲み出してきます。

               甘庵
  

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巳亦敬一さんの定番グラス1

緊急事態宣言は解除されましたね。
我慢と努力で待っていた、
飲食店を営むみなさんも、
利用なさるみなさんにも、
嬉しいニュースですね。

それでもコロナ対策の基本は習慣として残し、
心は解放しても気は緩めずに、
ウイズコロナの生活に慣れていきましょう。

ゆるゆるの宣言解除でも問題ありません。
お酒もお家でならなお安心。
宣言解除の祝い酒にオススメのビールグラスです。
巳亦敬一さんの新スキビールグラス大です。

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巳亦敬一 新スキビールグラス大 3,850円
径7.6cmH15.2cm 程よく入れて240cc


ステムがあるお洒落なフォルムですが、
粗忽者の甘庵でも大丈夫な安心デザインです。
被せ部分のモールが綺麗なカップと、
安定感を生むガラス塊の台の2ピースで、
ステムに見える部分はカップを引き延ばした部分で、
しっかり台に差し込まれていて丈夫な仕上がりです。

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魅力的なのが黄金色に輝く素地です。
着色ではなく電球色や赤みのある光の反射で、
見えているため素地には濁りはありません。

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クリーミーな泡が自然に注げる
ピルスナー型のグラスです。


飲み物の味わいを深めて見せ、
レトロなイメージから趣を感じたり、
心を和ませてくれます。

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そして何よりビールが美味しい。
吹きガラスの口作りの特徴で、
一つずつ整えられる滑らかな口当たりと、
絶妙な口縁のデザインが生み出した、
飲み物が美味しくなるグラスです。

              甘庵
 


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秋の果実が似合うガラス鉢

秋が深まるにつれて、
果実のバリエーションが増えて、
実りの秋を堪能できて楽しくなります。
そこで今日は果実が似合い盛り映えする、
荒川尚也さんの三角モール鉢アワをご紹介します。

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荒川尚也 三角モール鉢 アワ 8,800円 
径21.5cmH4.2cm


三角モールとあるように、
高台部分をよく見ると、
三方向から型が押し当てられ、
同じように中心から三方向へ、
アワ文がゆったり螺旋を描いて広がっています。

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澄んだ素地は涼しげれもあるのですが、
真円ではない手を加えた丸鉢と、
有機的に感じるアワ文が冷たさを感じず、
爽やかな秋の器として使いたくなります。

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平たいコンポートとして、
果物をしつらえるとエレガントに、
食べるように盛り付ければ美味しそうに、
その場を華やかに引きて立ててくれる鉢です。

荒川さんの器ですから、
基本的に丈夫で使い勝手の良い、
日常に使いやすい器です。

                甘庵
 

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侮れない小皿

今日ご紹介するのは光藤佐さんの粉引四寸五分皿です。
見ていれば見ているほど魅力的な部分が見つかります。
径13,5cmほどのサイズとは思えない趣に重みがあります。

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光藤佐 粉青粉引皿4.5寸 3,520円
径13.5cmH3cm


意図的に小さめの高台は、
無造作な日常使いを拒むような、
プライドの高いお嬢様のようです。

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それでいて見込み部分には、
重ね焼きの目アトがあります。
これは傷ではなく穴窯で焼かれたからこその、
紋章なのですと言わんばかり。

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確かに御本の発色や、
自然釉の緑の釉だまりなどを見せ、
窯変を楽しみなさいと、
上から目線のようにも。

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つまり器好きで、
それぞれの個性を景色として、
受け取れることができないと、
鼻持ちならない生意気な小皿かもしれません。

でも器好きには、
この侮れない個性がたまらず、
心惹かれてしまう粉引小皿です。

            甘庵
   

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