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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

使い出すと便利さに納得

注ぐ器は日常使いの道具の器なのに、
大きな片口では多すぎたり、
口先に気をつけて洗ったりしまったりと、
出し入れも面倒になってきてしまいがちですが、
今日ご紹介する野波実さんの青白磁なみだ注器は、
その辺りをクリアーにしてくれます。

21nonami_0470.jpg
野波実 青白磁なみだ注器 2,000円
W10cmD8.3cmH6cm
程よく入れて120cc満水150cc


磁器で丈夫な作りであることが、
ともかく気軽に使えます。
容積も程よく入れて120~125cc満水で150ccと、
実はとても使いやすいサイズ。
麺類の汁入れ。
ドレシング入れ。
ソース入れ。
ミルク入れ。
タレ入れ等々と、
ちょこっと入れて食卓に出したいこと多いんです。

21nonami_0472.jpg

野波さんの磁器は蹴轆轤で挽き出しているので、
温かさを感じる表情と姿と、
本体に穴を穿って釉薬で埋めた、
涙型のホタル文が日常の器ながらも、
心が和むデザインの器です。

21nonami_0471.jpg

電子レンジやオーブン(使う目的がないかもしれませんが)も、
注ぐものをちょこっと温めたい時に気軽に使えます。
湯煎などて温めておく時も気楽に扱えます。

21nonami_0473.jpg

逆に冷ます時にも磁器はやきものの中では伝導率が高いので、
陶器などよりは速やかに冷ませて便利です。
短気な甘庵は自己責任で冷蔵庫や冷凍庫で冷やしておいて、
冷やすものを入れたりしています。
使い出すと便利さに身近に置いておく器になります。

                      甘庵
 

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一枚は欲しい大皿

今日は久保田信一さんの大皿をご紹介します。
器好きなら一枚は欲しい8寸以上の皿です。

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久保田信一 灰釉二彩(白土)大皿 11.000円
径26.5cmH5.4cm


鉄の発色と灰釉が窯の中で溶け合った、
予期してはいても仕上げは窯任せの文様です。
それは自然の景色にも似ていて、
料理を広く受け取りはえさせて、
飽きることなく使うほど愛着が持てます。

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大家族ではない限り、
尺皿以上だと大きすぎてもたましてしまいますが、
径が八寸五分(26.5cm)のこの皿は、
ちょうど良いサイズ加減です。

22kubota_0158.jpg

多様な料理の一緒盛りが美味しそうに映えます。
贅沢なしつらえにして一人ランチプレートも楽しいです。
これからの季節だと鍋の食材盛り付けの皿も良いですよ。
七面鳥は無理でもチキンの丸焼きはいいかも。

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久保田さんの多くの器と同じで、
陶器の良さを生かした軽ろやかな仕上がりと、
しっかり焼き切って釉と土が絡み合っている、
嫉妬しした焼き上がりと、
焼けている分丈夫な日常使いの器になっています。

                  甘庵
 

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華やかさを装おったグラス

巳亦敬一さんの新スキワイングラス細をご紹介します。
新スキの中では少し華やかで、
晴れの器を感じるデザインのグラスです。

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巳亦敬一 新スキワイングラス細 3,630円
径7.3cmH14.3cm
程よく入れて120cc満水で180cc


それでも巳亦さんの作るグラスらしく使い勝手が良くて、
お洒落なフォルムからイメージする以上に、
日常使いする丈夫さを備えたディテールの仕上がりです。

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確かに集まりやパーティが似合って、
スパークリングワインが映えるグラスですが、
普段の食卓でいつものビールや、
スピリッツやリキュールの炭酸割りで、
気持ちを高揚感を楽しめます。

22mimata_0728.jpg

新スキのステムグラスに共通の、
2ピースで作られているため、
カップ(ボウル)部分を伸ばしたステムが、
厚みのある台(ベース)部分にしっかりと差し込まれた、
気軽に使えて洗いやすい日常食器ディテールです。

22mimata_0730.jpg

使いやすいグラスだからこそ、
自分の暮らしの中での使い方を、
デザートやお料理など飲み物以外にも、
色々試せる楽しむ方が広がります。

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オブジェのような存在感のある皿

今日ご紹介するのは氷のような表情を持つ、
荒川尚也さんのキャスト角皿です。

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荒川尚也 キャスト角皿 150 5,940円
左:□14.5cmH2.3cm
右:□14.7cmH2.6cm


息を吹き込んで作る吹きガラスではなく、
型に溶けたガラスを流して作っています。
つるんとしたガラスではなく、
ざらざらした表面が氷の板のようです。
でもこれもガラスの持つ魅力的な表情です。

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香水の瓶などの仕上げに使われていた、
サンドブラストの艶消し仕上げの、
さらに粗くざっくりした表情は、
力強さを感じます。

221arakawa_0204.jpg

また2.5cm前後の厚みが、
日常使いの皿に比べると重く、
その質量がもたらす存在感は、
オブジェ作品のようです。

221arakawa_0205.jpg

料理をもって皿として使っても、
意識や意志を持って盛り付ける楽しみが生まれ、
高揚感が生まれてきます。

221arakawa_0207.jpg

季節のしつらえのベースにも使いたくなります。
赤い実や濃い緑などを飾りつければクリスマスが、
金銀や紅白の水引を添えればお正月が、
イメージできそうですね。

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財ポットの中で安定感と使いやすさ一番

青い空と冷たい雨が交互にやってくる天気のようです。
こうして秋が深まり冬になっていくんですよね。
朝晩は温かい飲み物にホッとするのも、
この季節の味わいかたかもと思っています。

22kato_0336.jpg
加藤財 ポット 黒平 13,200円
容積460cc


そこで今日おすすめするのは加藤財さんのポット。
色々ありますが安定感のあるフォルムと、
使い勝手では一番のポット黒平です。

22kato_0337.jpg

愛称はアラジンです。
そうなんとなく擦るといいことありそうな姿です。
平たいボディに比例して蓋の口径が、
丸型などよりも大きめです。
茶葉の出し入れが若干ですが楽なようです。

22kato_0338.jpg

低めのフォルムは伊達ではなく安定感があって、
日常使いにも気軽さが増します。
460ccの容積は食後のほうじ茶が似合いそうです。

22kato_0339.jpg

心地よく注げて食卓に香りが立ちます。
お腹が満ちた食後の心も潤います。

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炊き込みご飯も映える飯碗

昨日は冷たい雨の荻窪でしたが、
今日は朝から清々しい秋の空です。
お天気が良いだけで気持ちが色々上がります。
秋の味覚がいっそう楽しめる気分になります。

21mitufuji_1140.jpg
光藤佐 白磁鎬飯碗 大 5,500円
径12.3cmH6cm


贅を尽くしたお料理でなくて良い、
安上がりの甘庵の舌です。
今日の気分は炊き込みご飯です。

21mitufuji_1142.jpg

秋なのでまずはキノコ。
松茸とは言いません。
しめじ、舞茸、椎茸ここらで二十分。
好きな油揚げと、人参、牛蒡。
鶏肉やコンニャクもいいかな。
具沢山で楽しい。

21mitufuji_1141.jpg

お釜がわりに使っている深めの鍋で、
普通に炊きます。
火加減を少し意識しておコゲ作ります。
これが美味しい。

21mitufuji_1143.jpg

さてこの妄想の仕上がりには、
光藤佐さんの白磁鎬飯碗です。
シャープで力強さのある鎬と、
穴窯で焼かれて灰を被り、
少し青味がかかった釉調が、
色味のあるご飯に色が美味しそうに映えます。

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一杯のコーヒーを華やかにするカップ

飲み物を注ぐと花形が浮かぶ花シリーズから、
野波実さんの青白磁花コーヒーカップをご紹介します。

21nonami_0392.jpg
野波実 青白磁花コーヒーカップ 2,700円
平均のサイズ径8.5cmH7cm
程よく入れて120cc


ソーサーを組み合わせていないのですが、
小ぶりなマグという仕立てで、
気軽に自由に使って欲しいというのが、
野波さんの思惑です。

21nonami_0393.jpg

マグではなくコーヒーカップがというのは、
多分サイズ感だと甘庵は想像しています。
マグではなく小ぶりなコーヒーカップの方が、
煎れた手のコーヒーの味わいを、
冷めることなく味わえるサイズだと思います。

21nonami_0391.jpg

コーヒーは嗜好品だと思うので、
あくまでも甘庵の好みからの推測ですが。
また、気軽に一杯ずつコーヒーを煎れる・・・。
ドリップバックコーヒーと言うようです。
あれだと、マグ一杯入れてしまうと味が、
甘庵には薄くこのカップぐらいがベストです。

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と話がずれましたが、
何かしながらの時間の合間に水分カフェイン補給というのには、
たっぷりマグが良いのかもと思います。
でも、一息ついてコーヒーとそのひと時を味わうには、
コーヒーカップのサイズが良いのでは・・・と、
個人的に思う甘庵です。

22nonami_0538.jpg

そんなひと時に、
まさに花を添えてくれるコーヒーカップです。

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力強いフォルムの丼鉢は意外と繊細

今日ご紹介するのは久保田信一さんの、
伝統的な手法の「皮鯨」と呼ばれるデザインを、
リスペクトした普段使いがしやすい丼鉢です。

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 長石釉 縁黒鉢 4,620円
径17cmH8.3cm


抹茶碗の匂いを感じる佇まいは、
力強い姿で重量感があります・・・が、
想像と違い手にすると軽く感じます。

22kubota_0150.jpg

それは磁器や炻器に比べて軽い陶器の良さを生かし、
かつ口縁はたっぷりとした造作ですが、
腰から下や見込みや高台など、
無駄のない厚みに仕上げられている、
計算された作りだからです。

22kubota_0151.jpg

口縁を巻いた鉄絵具が、
厚みのある長石釉がしっかり焼かれて、
窯の中で溶け合って描かれた文様になり、
飽きのこない使うほどに愛着の湧いてくるデザインは、
器好きの気持ちをつかみます。

煮物をどんと盛っても、
一人麺類を堪能してもと、
多用な使い方が出来そうなのが、
想像できて色々試してみたくなる丼鉢です。

               甘庵
 

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広がる自由な使い方

今日は巳亦敬一さんの新スキ冷茶器大をご紹介します。
名称からだと夏にしかつけなそうな名前ですが、
実はフリーカップと言ったほうが良いほどに、
使い出すを多用に使う方の広がる器です。

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巳亦敬一 新スキ冷茶器大 2,970円
径9cmH8cm 程よく入れて180cc


冷茶器と謳うだけあって、
口当たりの良い縁のディレールで、
ソフトドリンクはもちろんですが、
アルコール類も美味しくいただけます。

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そして、巳亦さんの被せてモールを施す、
デザインのグラスや器に共通の、
黄金色の輝きを一層楽しめるようになっている、
はっきりした外のモールの凸凹がですが、
見込側はほとんどその凹凸がありません。

21mimata_0118.jpg

この納まりのために使い勝手の良く、
デザートなどをスプーンで掬ったときに、
気になる引っ掛かりがありません。
洗う時にもスムーズに洗えます。

21mimata_0119.jpg

手に持って口に運ぶ器の特徴として、
持ちやすく口当たりが良いので、
たくさんあるそう言う食べ方をする、
熱くないお料理はほぼ楽しめ、
盛り映えの良さから美味しさも倍増です。

お茶やロックの酒類などの飲み物から、
デザートや果物や料理まで、
自由に使うほど使い勝手良くなる器です。

               甘庵
 

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荒川尚也さんから少し補充が届きました

在庫が減っていた荒川尚也さんから少し補充品が届きました。
在庫がなかったアイテム以外が中心ですが、
ファンにとっては魅力的なアイテムもあります。

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荒川さんの在庫のページを書き換えましたので、
ご覧になってみてください。

                  甘庵


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華やかな季節が似合うガラス浅小鉢

11月も半ばになろうとしています。
慌しくなっていく季節なのですが昭和人の甘庵には、
ワクワクしてくる楽しい季節という刷り込みがあります。
街の装いも華やかになってきて、
楽しく美味しいイベントが続きます。

22arakawa_0088.jpg
荒川尚也 三角モール小鉢M アワ浅 4,510円
径17cmH2.5~2.8cm


冬至、クリスマス、大晦日、元旦、お正月と。
言葉の響きの中に美味しいイメージがついてきます。
子供だったことには甘い物を食べられる機会が、
密集している期間です。
今で言うスイーツ全般が眩しい時代でした。
普段出てこないオシャレな食器と出会う季節でもありました。

22arakawa_0090.jpg

今日ご紹介するのはそんな思い出からの連想になる、
荒川尚也さんの華やかでオシャレな造形の、
三角モール小鉢Mアワ浅です。
22arakawa_0089.jpg

ベース部分に三角の型でメールを施し、
太いアワと細いアワで1組の文様が
リンクして三方向に広がっています。

22arakawa_0091.jpg

動きのある紋様と光に煌めいて、
華やかな季節感にぴったりです。
浅目の小鉢なのでお料理もデザートも盛り付けられて、
和のしつらえにも洋のコーディネイトにもと、
使い勝手も広いガラス小鉢です。

                     甘庵
 

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お茶が美味しく淹れられる急須

荻窪界隈でも色づき出した木々が見られます。
朝晩の空気も秋めいてきましたね。
きっちりと淹れたお茶がいっそう美味しく感じます。

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加藤財 急須 横手 黒丸 11,000円
容積240cc


今日はお茶が美味しく淹れられる、
加藤財さんの急須を一つご紹介します。
茶器なのであえて一つずつ作られていた、
少しずつ顔つきが違いは、
自分だけの急須と出会う楽しみになります。

22kato_0401.jpg

人気のある丸型の黒の横手です。
その中では数少ないディテールになる、
円筒形のつまみと取手を備えた
甘庵の印象としては硬派に感じられる急須です。

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手に取ると掌の中に収まりそうなサイズですが、
財急須は無駄のない薄造りなので、
程よく入れた容積が240ccあります。
古典的なティカップ2杯とれるサイズです。
煎茶碗ではなく湯呑みに2杯淹れられます。

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濃厚な甘いものをいただいて、
渋茶を楽しむという、
昭和のまったりイメージに対応できます・・・が、
お湯の温度を管理して時間をかけて、
一煎目は香りと甘味を、
二煎目は渋みと深みを味わてと、
煎茶流に楽しむのもいいものです。

                甘庵
 


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肩身の狭い大きな器

大きくて存在感のある器を使ってくれる方が、
甘庵には少なくなっている気がします。
せめてブログで甘庵の思いだけでもお伝えしようと、
ついつい大きな器をご紹介してしまいます。
今日もそんな大きな片口仕立ての粉引鉢です。

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光藤佐 粉引片口鉢7寸 11,000円
W21cmD19.7cmH8.2cm


光藤佐さんの穴窯(単室の薪窯)で焼かれて、
窯の中に舞う灰や炎に直に焼かれて、
御本が柔らかに赤く発色した粉引片口鉢七寸です。

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伝統的な和の料理の一緒盛りはもちろんのこと、
具沢山のサラダや熱々の中華や色彩が楽しいエスニックなどなど、
美味しそうに盛り映えして取り分けるのが楽しくなる鉢です。

21mitufuji_0278.jpg

釜揚げうどんをたっぷりに湯に泳がせたり、
水餃子をこれでもかと盛り付けてたりと、
炭水化物で満腹になる禁断の喜びを、
器を一人贅沢に独占して使うのも楽しめます。

21mitufuji_0281.jpg

器好きによく聞く悩みとして、
食器棚がいっぱいで大きな器の収納が難しい。
しまってしまうと出しにくく使う頻度が低くなる。
極狭暮しの甘庵の悩みです。

21mitufuji_0280.jpg

少々乱暴な方法ですが、
面倒くさがり屋の甘庵はなるべくしまわず、
果物や季節の野菜など入れて適当なとこに置いておきます。
いつも目で楽しんでいます。

それでもそんな大きな皿や鉢が複数あるので、
出しておくのを交代にして、
控えの器はラップや保存袋で、
身に届く身近に置いておきます。
使いたい時に速攻で盛り付けられます。
スペースのない無理無理な方法ですが、
好きな器はなんとか使わないとね。

                甘庵
  

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こだわりない使い方を願うネーミング

今日ご紹介するのは野波実さんの青白磁手付碗です。
画像からマグカップやカフェオレカップと、
イメージされる方が多いと思います。
それも正解です。

21nonami_0474.jpg
野波実 青白磁手付碗 3,500円
平均のサイズ径11.3cmH6.6cm
程よく入れて210cc


たた野波さんの物作りの姿勢は、
色々な方に広い使い方をして欲しいと思われていて、
少しだけひねくれた言葉の選択をして、
ボールやボウルではなく碗としています。

21nonami_0476.jpg

そこにはお茶などの飲み物だけでなく、
スープや汁物やお料理までを盛って、
自由に使って欲しい思いが強いようです。

21nonami_0475.jpg

実際に年を重ねて手で持ちにくい方から、
碗に手が付いて欲しいという要望に出会ったりして、
ただ方のそ使い方だけでもなく、
フリーな碗でありボールである器と、
考えたに違いありません。

21nonami_0477.jpg

カフェオレ飲んで、
コーンスープ入れて、
温野菜盛り付けて、
炊き込みご飯よそって、
なんでも自由に使ってこそ、
生きてくる青白磁手付碗です。

              甘庵
 


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肩肘はることなく使えてお洒落な浅鉢

久保田信一さんの仕事は普段使いを大前提にした、
使い勝手がよくてでもフォルムも美しい。
それが久保田さんらしい器です。

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久保田信一 二彩浅鉢白土 6,050円
径20.5cmH6cm


今日ご紹介する鉄発色の緑の釉の流れが綺麗で、
使い勝手の良い見込みと大きさの二彩浅鉢白土も、
肩肘はることなくでもお洒落な器です。

22kubota_0162.jpg

一緒盛りでもパーソナルは平たい丼で深い皿でも、
多用性が広いのに面倒省くというより、
美味しそうに盛れる楽しさから、
いろいろ試したくなる器です。

22kubota_0161.jpg

灰釉に鉄絵具が溶け込んで流れて、
濃淡の滲みや禾目が器好きには深みのある見どころです。
*禾目(のぎめ):珪酸の含まれる釉などに現れる縦に細い景色
陶器の良さを生かした軽さを感じながら、
しっかりと焼き切っていて日常食器としても丈夫さも備えています。

22kubota_0163.jpg

端反り加減の美しいフォルムは、
よそ行きの器としても実力と発揮してくれ、
中高を意識して盛り付けると、
無理なくお料理屋さんの逸品のしつらえになります。

                甘庵
  

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華やかでいて使う楽しさのあるデザートカップ

巳亦敬一さんの定番品の新スキシリーズの多くは、
カップ(ボウル)部分にモールの入った被せガラスが施され、
新スキシリーズの黄金色の輝きを強めています。

その新スキシリーズの中にあって違ったディテールで、
違った表情や魅力と備えているものがいくつかあります。
そのうちの一つがご紹介する新スキデザートカップ丸平です。

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巳亦敬一 新スキデザートカップ丸平 3,520円
径13cmH7cm


甘庵の第一印象はレトロ感でした。
端が少し反り返った優雅なフォルムや、
細やかで際立ったモールが、
新スキの黄金色の輝きを生かしたデザインで、
映画などの映像で見る20世紀前半の、
華やかな富裕層のイメージが広がりました。

19mimata_0031.jpg

とはいえ21世紀の普通の暮らしの中で、
毎日使えるような丈夫さや使い勝手を、
備えたデザインにしてあるところが巳亦さんです。

19mimata_0032.jpg

よくお話しする巳亦さんの2ピースで、
ステムがあるようなデザインや、
外ははっきりしているモールの凹凸が、
見込側は少し滑らかにしていたり、
2客が3客までなら重ねられる収納性など、
使う器であることが大前提の仕上がりです。

19mimata_0033.jpg

美しく華や下でいて、
使ってこその楽しさを持つ、
良きデザインのデザートカップです。

            甘庵 
  

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多用な使い勝手ができるガラス皿

朝晩の寒暖差はあるようですが
ここしばらくの天気予報は晴れマークが並んでいます。
秋らしい爽やかな陽気が楽しめそうです。

日差しはしっかりあって、
暑さよけではないのですが、
日陰を歩く人や日傘をさす人を見かけます。

甘庵も運動不足対処のため、
朝銀行等へ意図的に早歩きで往復しましたが、
湿度が低く汗ばんでも、
夏のような深いさが全くなく、
こんなことで秋を実感してしまいました。

それでも戻ると流石に冷たい飲み物で水分補給と、
自分の握り拳ほどの大きさの柿をむいて、
荒川尚也さんの器に盛っていただきました。

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荒川尚也 アワ皿 小 4,180円
径15.5~16cmH1.4~1.6cm


今日は荒川尚也さんのアワ皿小をご紹介します。
ガラスの皿は一旦球形に吹いてから、
口を平たく広げていくのでどうしても、
個体の径などは少しばらつきがありますが、
それはそれで手仕事の器らしい個性があって、
選ぶ出会いを楽しむようにしてほしいところです。

22arakawa_0130.jpg

大まかに五寸皿のサイズは、
果物やケーキなどデザートを盛っても、
料理を盛り付けても美味しそうに映えます。

22arakawa_0129.jpg

受け皿として同じガラスの器や磁器の器と、
取り合わせをするも楽しく、
乗せた器を引き立ててくれます。

22arakawa_0131.jpg

多用な使い勝手が楽しめる、
ガラス小皿です。

               甘庵
 

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まったりとお茶を楽しみたいポット

秋らしい爽やかな文化の日です。
朝から物騒な警報が鳴って興醒めです。
異常気象も人間の考える力で対応できることありそうですが、
世界の中で戦争や侵略や武力行使へは、
人間が引き起こしているのですから、
思いさえあれば穏やかに暮らせる世界にできるはずなのに、
有史依頼途絶えた頃がないと言うのが現実で、
なんとも愚かなことだと思うのですが、
むしろ太平洋戦争後に日本で生まれ育ち
平和に過ごしきたための世界知らずなのかもと。

日本を取り囲む状況も例外とはいえなくなってきていて、
心構えや対応を冷静な判断の中で、
現状に合わせて見直さないとならないのかもしれませんね。

さて、器話へ戻して。
今日の爽やかな空気感から、
濃い目の紅茶にミルクを入れて飲みたくなりました。
そのイメージから加藤財さんのポット白瓶子をご紹介します。

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加藤財 ポット 白瓶子 13,200円
容積300cc


丸いポットや急須が人気の加藤さんのアイテムとしては、
マイナーが感じがするかもしれませんが、
実はポットを作るにあたって初めに作ったモデルで、
他にはない加藤財さんオリジナルデザインです。

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丸に比べて見た目から安定感が悪そうに思われる方も。
でも実際には、丸型などよりも高台の径も大きく、
決して安定感が悪くありません。

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それよりも注ぎやすさ、注ぎごごちは、
遥かに良いと甘庵は思って、
長年愛用しています。

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ただデザイン上丸型よりも容積が少ないものが多く、
一人や少人数で楽しむポットになります。
でも、じっくりとお茶の時空を楽しむにはぴったりです。

                    甘庵
 


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