手に入れたお客様が使ってくださるところと、
思い描いて嬉しそうに作っているように、
ぼくには思えてならないのが武井順一さんの器です。
今日ご紹介するスプーンとセットになっている器は、
まさにそうしたイメージを楽しんで作った器に思えます。
スープカップ/スプーン 山桜 拭き漆 15,750円
Φ12.5cmW17.5ccmH6cm スプーンL15.5cm
最後のひとすくいまでスープが冷めずに、
心まで温めてくれそうなスープカップです。
シリアルやヨーグルトにもよさそうです。
中深皿・スプーンセット 山桜 拭き漆 18,900円
W24.5cmD18.5cmH4.5cm スプーンL19.5cmカレーやシチューなどや、豆や野菜とコトコト煮た料理なども、
似合いそうな深めの皿と使いやすいスプーンのセットです。
どちらにも言えますが、
器とスプーンの2点をそれぞれお求めいただくより、
ちょっとお得な価格設定になっています。
それもきっと、嬉しそうに使ってもらうことを、
イメージしている武井さんだからだと思います。
甘庵
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慌ただしく突っ掛けるようにして履いている自分を、
武井順一さんの靴べらを見るたびに少し反省します。
靴べら各種 ウレタン 12,600円
L57.5cm W3.5cm D3.7cmこれから出かけることへの、
意気込みを高めたり、気合いを入れて、
出かけることは大切なことだと思います。
玄関先で、気持ち凛とさせる、
多少儀式めいたことが必要かもしれませんね。
差し込む部分と柄は厚みが反転しています武井さんは靴べらを、いままでも良く作っています。
柄に動物や植物をあしらった、
豪華だったり、貴族的で優雅な靴べらが、
多かったのですが、
今回は、シンプルでモダンなフォルムな靴べらで、
木肌の色や質感や木目を活かした、
流れるような綺麗な稜線と面で構成されています。
左から順に、
ケヤキ・神代ケヤキ・チーク・マホガニー・楢・山桜仕上げも、色合いを楽しむために、
ウレタン系の仕上げをしていますが、
皮膜を作る塗装ではなく、
素地に染みこみ素地固めるものです。
もともと文化財保護などに使われ、
安全性からも間伐材で学校給食の器の仕上げなどにも、
使われた素材です。
左から順に、
ケヤキ・神代ケヤキ・チーク・マホガニー・楢・山桜それでも、毎日使っていると、
時間とともに、材種ごとの色合いが引き立ち、
艶やかになり、手ずれてなじんでいきます。
木だからこそもっている温かで優しい素材を、
楽しめることでしょう。
甘庵
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今年の武井順一さんのDMの画像は、
とても武井さんらしさが出ていて素敵です。
DMの画像をぼくがお手伝いしてしまうことが多いのですが、
武井さんには、毎年お願いするようにしています。
アトリエの近くの自然の中だったり、
テーブルセッティングを楽しんだりと、
作り手から使い手へのメッセージとして、
ほのぼのとして、心地よいものになるからです。
今年は、太い古材の上に、
木彫の魅力に溢れた作品が、
並んでの記念撮影のようで、
作品通しの会話や、個性の主張が聞こえて来そうです。
キーハンガー 山桜・モミジ 拭き漆・ウレタン
12,600円身近な場所に置いて、鍵をかけておくためのオブジェです。
出かけるときに、すっと鍵を見つけられるという、
目的だけなら、壁にフックを打てば澄むことですが、
気持ちのゆとりをもたらすのは、
木の質感を楽しめる木彫ならでは。
蓋付き器 楢 拭き漆 25,200円実用にキャンディ入れや菓子器に使っても、
思わず開けたくなるオブジェとして置いても、
楢の木目を挽き出している、
円やかなフルムの彫りと拭き漆は、
触れる楽しさも教えてくれます。
杯 山桜 拭き漆 5,250円通常は、やきものやガラスの酒器が多いことでしょう。
でも時には、木の固まりから、
手で彫り出しくりぬいた盃で、
秋の夜長を楽しむのも一興とおもわせる杯です。
エンゼル しな・ウォールナット ウレタン
18,900円このエンゼルは少し俯いてませんか。
副題が付いています。
「エンゼルだって落ち込むことあるさ」
です。
武井さんらしさが、にじんでいます。
それそれが、会場にならんでいます。
DMとは違う背景の中では、
またそれぞれに違った趣を見せてくれています。
甘庵
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武井順一さんの彫りの仕事は、
抽象造形に近いものから、
そのままを写す具象の楽しむものまで、
いろいろ見せてくれます。
今日は、秋めいてきているので、
秋の気配を感じてください。
楢葉形皿 欅 拭き漆 6,300円
W24.5cmD13cmH1.9cm楢の葉型に彫りだした皿は、
虫食いもある侘びた姿の欅材の皿で、
菓子皿や料理の盛りつけが楽しい器です。
栗葉形皿 欅 拭き漆 7,350円
W26cmD6.5cmH2cm少し長い栗の葉は、
動きのある姿が美しく、
八寸皿としても使って見たくなります。
楓葉形皿 欅 拭き漆 5,250円
W15.5cmD14cmH2cm楓の葉だど、漆を塗った木の色なのに、
なんだか、赤や黄色が見えて来そうな気がします。
楢葉形皿(大) 欅 拭き漆 12,600円
W28ccmD14cmH2.1cm先の皿より、一回り大きなサイズの楢の葉型の皿です。
干菓子やクッキーなど盛って、
お茶をしたくなりますね。
丸で吹き寄せを思わせるような、
色々な葉型の皿が並ぶだけで楽しめます。
甘庵
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武井順一さんの個展が始まりました。
恒例になって来たために、
武井さんの彫りの仕事に触れると、
ぼくの中では、秋の訪れが感じます。
今年は、意欲的な新作も多く、
木肌に触れながら、木の器を暮らしの中に、
取り込む楽しさを教えてくれる器が並びます。
そんな器の中には、
武井さんの遊び心を見つけだすことが多くあります。
木が大好きで、作る事を楽しむ作り手遊びは、
毎日の器として使う事で、
心和み、使うことでゆとりが生まれます。
長い人気から定番になっている、
遊びのある二つの器をご紹介します。
パン皿 1,5750円 朴・まゆみ ウレタン着色
W42cmD18cmH1.5(6)cmバケットなどの長いパンもおけそうな楕円皿の先端に、
全方向へに強さが特徴の、
マユミの木を彫り抜いた輪が付いています。
壁に掛けることもできますが、
それよりも、動きのあるこの輪を、
ヒモなどでごまかさずに、
手間を掛けても遊んでしまうところが、
武井さんらしい仕事です。
シュガーポット 1,5750円 朴・まゆみ 拭き漆
W7cmD9cmH9cm スプーンL12cm木の蓋が組手で作られた丁番になっていて、
金物の丁番を使わないところも、
ティタイムの小道具にしようという、
作り手の遊び心です。
スプーンも横に置く刻みをつくり、
柄の頭で、蓋を開けないと抜けない配慮も、
心憎いところです。
どちらも、暮らしの中に無くてはならないものではありませんが、
あれば楽しくなり、使う度に作り手武井さんの、
仕掛けた遊び心に誘われてしまうところが、
世知がない世の中だからこそ、
楽しみたい遊び心のある器です。
甘庵
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小野寺友子さんは長い器をよく手がけます。
ロクロで作れ、収納しやすく破損しにくい事から、
作るにも使うにも円形の器が能率的ですが、
長い皿や鉢が食卓に一つ上がると、
アクセントの器になって、リズムがかわり、
食卓が華やかになります。
汎用の効く長い器を使うことを、お薦めします。
黒マット楕円皿 6,090円
W36cmD20cmH3cm長い器はべったりとは盛りにくく、
自然に空間がとられて、
盛りつけにもゆとりが生まれます。
とはいえ、使い慣れていない器は、
気に入って手に入れれも、
考えすぎたり、力みから出番が少なくなりがちです。
手に入れた以上は、意識して使いましょう。
はじめ使いこなせないと感じていても、
重ねて使うことで、器が教えてくれることが出てきます。
黒マット長角鉢 5,040円
W33cmD12cmH3qcmまた、思い込みを捨てて、
ともかく色々使って見ましょう。
使い出せば以外と思っていた料理との相性が良かったり、
盛り映えしたり、洗い方や収納の工夫など、
使い勝手の良さを発見できるものです。
甘庵
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連休中日の荻窪は少し雲が多くて、
どこか長閑でお休みらしい街の気配です。
でも、見せに来る途中に見た環状八号線は、
行楽に向かうのか、車で一杯でした。
この連休に各地に移動されている方も多いのでしょう。
ありがたいことに荻窪銀花へも、
遠方からお出かえ頂く方いらしゃいます。
そんなお客さまは是非お声をお掛けください。
「遠方からご来店特典」開催中です。
さて、今日は小野寺友子さんの個展から、
マット白磁と粉引の2つの飯碗をご紹介します。
磁器飯碗 2,730円
Φ13~14cmH5~5.5cm磁器の白マット釉の飯碗です。
重くはないのですが、少しぽってりと厚みのあって
手にしたときに、安心感と温もりを感じます。
粉引飯碗2,625円
Φ14cmH6.3cmたっぷりと化粧したタイプと、
刷毛目をのこして下地の黒い素地が見え隠れする、
2つのタイプがあり、それぞれに魅力的です。
小野寺さんの飯椀は共通して浅めのフォルムで、
料理も盛って小鉢として愛用している方も多く、
飯碗ですが、ボウルといったほうが良い器のようです。
甘庵
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小野寺友子さんの仕事は、
素材感や釉調で整えながら、
渋い色合いのモノトーンの器が基本です。
銀彩舟形皿小 5,250円
W25.5cmD9.5cmH3.5cmーその中でも、一番華があるといえるのが、
銀彩のシリーズです。
金彩や銀彩の上絵は、
時として華やかな晴れの器を演出する方法として、
使われる事が多いのですが、
小野寺さんの銀彩は、
ざっくりしたせっ器の肌に、
釉や化粧土を同じ扱いで、
質感と色として選び使われています。
銀彩片口鉢 6,300円
W17cmD11cmH11.5cmまた反応の早い銀彩は、使い方では、
早く侘びたり、思わぬ色になったり、
磨き上げることで色合いを戻したりと、
使い方で表情や色にも差が出てきます。
銀彩箸おき 1,050円
W9cmD4cmH2cmサブサブ洗う程度で、あえて変色に任せて、
何もしないでいれば、粉引とは少し違いますが、
まさに銀が錆びたいぶし銀とも言うべき、
落ち着いた侘びた色合いになっていきます。
銀彩浅鉢 5,250円
Φ15cmH6cm
そこではじめて、モノトーンの中にも、
使い手それぞれの好みの色合いを想像できる、
水墨や書の彩りを好んだ私たち先人のDNAが、
作用しているかもしれませんね。
甘庵
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小野寺友子さんはロクロの仕事でも、
手あとを残し、柔らかな表情を活かす器が多いですが、
タタラ(素地を板状にして成形する)での仕事は、
より手あとの残った、温かみのある仕事になります。
一見何気ない角皿にも、
計算され、意図された表情をもつ皿に仕上がっています。
料理、デザート、果物などが盛り映えし、
器のコースターやプレートとしても、
質感のある存在感を発揮します。
銀彩角皿大 4,200円 □13cmH1.2cm使い勝手の良い大きさで、
華やかでいて、侘びた表情も兼ね備える、
銀彩の角皿です。
銀彩角皿小 2,100円 □8.5cmH1.2cm一回り小振りの大きさも、
あると便利な大きさで、
使用頻度の高いアイテムになります。
黒マット角皿 1,680円 □13cmH1.2cm銀彩と同じ素地に、黒マット釉を施してあります。
釉はあえて刷毛で施すことで、
刷毛目の表情を付けて、
手あとを残し、活かした器です。
手あとのある器の出来は、作り手のセンスが大きく左右します。
その点小野寺さんの器はセンスが光ります。
素地や釉の選択による質感とモノトーンの色彩で、
器のフォルムを活かして、
使い勝手のよい、盛り映えるする器を、
提供してくれます。
甘庵
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小野寺友子さんの今回の個展では、
カップや湯呑みが少なめでしたが、
届いている、ソバチョコ型の湯のみも、
少したっぷり目のカップも、
小野寺さんらしく、形の面白みに加えて、
湯のみやカップ以外にも使ってみたくなる器に仕上がっています。
磁器湯のみ 2.100円 Φ8cmH7.5cmシンプルなフォルムの湯のみは、
釉下に控えめなしのぎが施されていて、
縦縞紋になっています。
デザートや小付にも使いやすそうです。
カップ 3,150円
W14.5cmD11cmH5.6cm素地は磁器で、少し楕円に歪められた口と、
黒釉を施されたハンドルの、
モノトーンのバランスが軽やかなカップです。
マイカップとしてカフェオレや紅茶などから、
スープや持って食べる料理まで、
イメージできるメニューが広がってきます。
小野寺さんの器は共通して、素材感を活かした、
シンプルな構成で仕上げた器です。
そこには、飲み物や料理が、
注がれて、盛られて、器としての姿が完成することを、
頭に描きながら作られているからです。
使ってはじめて活きてくる器です。
甘庵
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今年はサンマが豊漁で、
肥えていて美味しいと言われていますね。
秋の味覚のサンマはやはり姿そのままで頂くのが醍醐味。
小野寺さんもサンマがお好きなようで、
器に料理が盛りつけた資料の写真にも、
サンマがよく登場します。
今回の作品にもサンマ皿が届いています。
磁器さんま皿 3,560円
W30.5cmD10.5cmH1cm中でもいちばん日常的なのは、この磁器のサンマ皿でしょう。
匂いが移りにくく、丈夫な素地の磁器です。
少しマットな質感の釉調の気品ある皿で、
強肴(しいざかな)や八寸の皿としてもつかえ、
オードブルなど3点盛りも映える器です。
黒マットさんま皿 3,990円
W30.5cmD10.5cmH1cm
銀彩さんま皿 6,300円
W31cmD10.5cmH1.3cm
こちらは同形のサンマ皿ですが、
せっ器質のざっくりして土肌の素地に、
それぞれ、黒マット釉と銀彩を施した皿です。
黒マットの皿は、雅味に溢れるサンマの盛りつけになります。
銀彩の皿に盛られると、少しモダンでリッチな感じに。
銀彩舟形皿大 7,350円
W30.5cmD12cmH4cmこの舟形皿は小野寺さんの人気定番ですが、
盛りつけ例の写真には、サンマが一匹が丸のままのっていました。
これもなかなか美味しそうです。
深みのあるこの皿は、色々使えて、
銀彩が活かされている盛り映えのする皿で、
食卓にあると、この形からアクセントになって、
華やぐテーブルセッティングになります。
サンマ皿は欲しいアイテムですが、
それ以外の季節でも使える皿であって欲しいところです。
小野寺さんのサンマ皿は、
どれもいろいろ使いたくなる皿ばかりで、
魅力ある皿で、お薦めできます。
甘庵
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秋の大型連休が近づいてきました。
この春以降、高速1000円の効果もあって、
荻窪近辺でも、土日祭日には、
他府県のナンバープレートの車を多く見かけます。
皆さんの中にもこの連休に、
上京を予定している方もおいでかもしれませんね。
荻窪銀花は当初から、ご近所ばかりではなく、
扱っている器を求めて、
わざわざ遠方からお出かけ頂けるお客様に、
恵まれていたのですが、
ブログをはじめてから特に多くなってきました。
忙しスケジュールの中、ご来店いただき、
とても感謝しています。
そこで今回、
遠方からのご来店のお客様へ、
感謝を込めて特典を設けることにしました。
遠方からの(東京都以外からの)お客さまに限り、
2009年9月中は、
特典のサービスを実施することにいたしました。
特典1.お買い物合計金額から5%割引させていただきます。
特典2.5000円以上のお買い物いただけた方と、
10000円以上お買い物いただいた方に、
それぞれに、素敵なプレゼントを差し上げます。
特典3.15000円以上お買い物いただいた方は、
無料発送を承ります。
ご来店いただけたときには、
ぜひ、お気軽にお声をお掛けください。
甘庵
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小野寺友子さんの料理は手早くて、
楽しい盛りつけで、何より美味しいという声を、
良く、周りの人から聞かれます。
その小野寺さんが、自分の器の中で、
使う頻度が高い器の一つにあげていたのが、
今日ご紹介する「白マットなます皿」です。
白マットなます皿 2,940円 Φ15.5cmH5cm素地は磁器ですので、
丈夫で気遣いなく使える堅牢な器です。
形は少し高めの高台が特徴ですが、
飽きのこない、使いやすいシンプルなフォルムです。
古伊万里などの骨董好きな方には、
ソバチョコと並んでなます皿は、
親しみのある名称ですが、
はじめて耳にする方も多いかもしれませんね。
皿と言いながら、
鉢の要素も持つ、多目的な器で、
庶民にとっては、ソバチョコと同じように、
愛用された器です。
その使い回しのきく、汎用性は、
現代の器としても、
ソバチョコ同様に活かされます。
もちろん小野寺さん風に、
アレンジされていますので、
より日常的な器としてお薦めできます。
甘庵
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小野寺友子さんの粉引は、
侘び寂びる粉引の良さに加えて、
平成の料理が盛り映えする粉引です。
ざっくりした黒い素地のせっ器に、
柔らかく温かく感じる白化粧と、
優しい質感の釉薬でまとめられていて、
和の器でありながら、
あらゆる食材がのぼる食卓に、
溶け込み、活きてくる器です。
今日は粉引シリーズの中から、
使う頻度の高い皿をご紹介します。
左:粉引フラット7寸皿と6寸皿の重ね
右:粉引7寸皿と6寸皿の重ね二つのタイプの皿がそれぞれに、
7寸皿と6寸皿があり、
同サイズでもサイズ違いでも、
安定した重ね具合です。
粉引7寸皿 3,570円 Φ21cmH3.3cm
何気ない納まりの皿ですが、
その分、汎用がきく、使いやすい皿です。
粉引6寸皿 2,940円 Φ18cmH2.56寸皿も活躍の場が広く、あると便利は皿です。
鉢の下にプレートとして使うことも、
料理も器ももり立てます。
粉引フラット7寸皿 3,570円 Φ21cmH3.3cmソースや汁が溜まる縁があって、
その内側の見込みは比較的平らに仕上げています。
粉引フラット6寸皿 2,940円 Φ18.5cmH2.5こちらも、目的で使い分けられるように、
2サイズ揃えています。
柔らかな表情の粉引ですが、
しっかり焼いてあるので、
急な汚れ方をしたりしません。
縁の化粧を押さえて素地を見せるのは、
器のアクセントになると同時に、
縁のチップのアクシデントを軽減する配慮です。
リピーターの多いシリーズなのが、
納得できる使い手に優しいディテールです。
甘庵
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小野寺友子さんの器には、
二つの黒があります。
一つは、黒い釉薬を使って、
ぎりぎりに焼き切った感じの、
表面が窯変をおこして、
ほとんど金属のような表情を持つ、
黒マットのシリーズです。
黒マット皿 5,040円 Φ22.5cmH3.3cm釉薬の多く含まれた金属が結晶化したり、
素地の中の長石が焼け溶けて吹き出している、
窯変の様子が楽しいめます。もう一つの黒は、
茶がった黒になりますが、
薄く施釉して還元焼成と冷却で、
炭化させることで、
素地に含まれる鉄分を第一鉄化して、
黒い発色をさせています。
炭化皿 5,760円 Φ23cmH2.5cm重みのある飽きのこない黒は、
和でも洋でも、料理を映えさせて、
使い勝手のよい器に仕上げています。どちらの黒も、
安定して同色を狙うのではなく、
焼成による変化を計算して、
作り出すために、表情は一つずつ異なり、
魅力的なそれぞれが、
お好みで選ばれることで、
良い出会いを待っています。
甘庵
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今日は小野寺友子さんの、角鉢をご紹介します。
素地を一定の厚みに整えて板状にして、
簡単な形を使って作る、
さりげない角鉢ですが、
しっかり小野寺ワールドがあります。
炭化角鉢 2,940円 □15cmH4cmまずは定番の炭化角鉢。
飽きがこない、何でも盛り映えする、
素地を活かした、土っぽいところが、
なんと言っても魅力です。
白マット角鉢 2,940円 □15.5cmH3.5cm磁土を使った素地にマット釉の組み合わせもあった、
クールでありながら、どこかほのぼの。
この不思議さはやはり小野寺さん。
銀彩角鉢 4,200円 □15cmH4cm炭化の角鉢がベースで、
ほとんどが染みこんでしまうため、
銀をたっぷりを乗せて上絵した銀彩の角鉢は、
華やかなのに、侘びている。
使っていくことでの変化はオーナーしだいで、
そこでまたオリジナルを楽しめます。
粉引角鉢 2,940円 □15cmH4.5cm小野寺さんらしいぼってりとして、
土っぽい粉引は、和なのにモダン。
洋食器の良さを取り込んでいます。
それぞれの高台の画像も添付しましたが、
高台や土見せを楽しむのは和の器の醍醐味。
その当たりもしっかり満足させながらも、
新鮮さが溢れているところが、
今のぼくたちの食材と食卓にはぴったりな、
新しい和のうつわです。
甘庵
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小野寺友子さんの個展が今日から始まりました。
ファンの方にはおなじみのお話しですが、
小野寺さんは大型バス2台を連ねた、
住宅兼アトリエで仕事をしています。
今回の個展がこのバスのアトリエで制作した、
最後の個展になります。
釉薬や手法を見れば伝統の和の仕事なのですが、
とてもモダンでおしゃれな小野寺さんの器は、
料理を選ばず使いやすい新しい和の器として、
多くのファンに親しまれています。
少なからずバスでの暮らしや制作から、
この作風の器を生み出されたかもしれないと、
ぼくは思っています。
大渡かで、伸びやかで、ナチュラルで、
シャイで、温かい器は、
そのまま小野寺さんなのですが、
その小野寺さんが変わらず作り続けれらたのは、
バスでも暮らしがあったからのではないかと。
人気のある片口を見ながら、
小野寺さんの魅力をお伝えしてみます。
粉引片口 5,670円
W20.5cmD14cmH10cm粉引の片口ですが、土っぽい肌合いは、
柔らかで温かみに溢れていますが、
力強い造形を、しっかり焼かれていることで、
芯の強い器に仕上がってして、
品を失っていません。
黒マット釉片口 5,250円
W19cmD14.5cmH8cm黒釉の片口も、当たり前の姿ですが、
それは、盛ってよし、注いでよしという、
片口と片口鉢の使い勝手の良さを裏付けています。
そこに、金属が結晶化して窯変を起こしている、
艶を消した黒釉は、力強い主張に満ちています。
盛りつけて時に料理を引き立たせ、
酒をいれたときには酒の煌めきが見えます。
粉引も黒釉も、伝統的は和の手法であり、
人気のある片口の和食器のアイテムです。
そこに、モダンな気配が満ちているところが、
小野寺さんらしい仕事です。
甘庵
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匙と箸展も今日までとなりました。
手仕事から生まれた匙には、
全く一つのものや、一般的なスプーンではない形などあって、
手に取り見ていてとても楽しめます。
可愛い形だな・・でも何に使えるかな?
と、思うものもあれば、
これならきっと使いやすく便利かも!
とか、思い巡らすだけでも、
ワクワクしていました。
伊藤玲 スプーン 2,100円 オニグルミ漆
L25cmW4cm
すくう部分は小さなお玉のようで柄の長い匙です
蜂蜜やシロップなど、瓶のなかからとりだすときに良さそう。
武井順一 スプーン 上:山桜漆 下:欅漆
3,990円 L21.5cmW3cm柄の部分は武井さんらしい彫りのスプーンですが、
すくう部分が細長く、先が平らで・・・・。
こういうスプーンを見ると、なんだか美味しそうな欧風料理に、
添えて出てくるという固定観念があるようで、
パブロフの犬状態になってしまいます。
原口潔 スプーン
各2,000円 真鍮 L14.5cmW2.7cm大きさはティスプーンですが、
ねじったり、古色が付いたり、錫が引いてあったりして、
原口さんらしい、一つずつ完結して作っているで、
骨董店に並んでいるような不思議な気配があります。
マイ匙にすると、ティタイムに広がりができるかも。
伊藤玲 スプーン 2,200円 オニグルミ漆
L13.5cmW3.5cm彫りがらの違う柄が印象的ですが、
使いやすく和の器との相性もなかなかです。
茶さじや箸置きにしても楽しそうです。
小さな匙が一本あるだけで、
食卓やお茶の時間を、演出てきそうな、
匙が一杯ならんでいる、匙と箸展です。
甘庵
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匙と箸展も長く続いている企画展です。
日常に木の匙を使う楽しみや、
量産品に比べれば、少し高めの価格になっても、
手仕事のカトラリーの魅力を知ってもらいたいという、
荻窪銀花からの提案を形にした行くことができました。
作り手たちも、勝手な要望をおもしろがってくれたり、
趣旨にご理解いただき発展させてくれたりすることで、
それぞれのファンもだんだんと増えていっています。
今年あたりは新作としてバリエーションの増える作り手が多く、
橋渡しのぼくも楽しませていただきました。
堀口茂樹 シュガースプーン小丸
1,890円 真鍮 L13cmW2cm堀口茂樹 シュガースプーン長
1,890円 真鍮 L13.5cmW2cm堀内繁樹さんは、シュガースプーンを2タイプ作ってくれました。
武井順一
左:調理用スプーン タモ漆一回塗り
2,100円 L24cmW6.5cm
右:調理用フォーク タモ漆一回塗り
2,100 L24cmW6.5cm武井順一さんの新作は調理用のスプーンフォークです。
漆を一回塗りで止めています。
もったいないなんて言わないでくださいね。
調理を楽しく、心を豊かにするアイテムだと思います。
使ってくださったお客様が、
買い足しに訪れてくれたり、
使い心地の良さをお話し頂くと、
作り手たちにも、橋渡しをするぼくにも、
何よりのパワーになります。
いただいたパワーから、次の匙や箸が、
生み出されて行くことでしょう。
甘庵
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手仕事で作られた匙と箸展には、
食べ物を器から口に運ぶスプーンやフォーク以外も、
並んでいますので、今日はその一部をご紹介します。
原口潔 バターナイフ各種
各2,000円 真鍮 L15.5cmW1.5cm原口潔さんらしい古色を付けた真鍮のバターナイフです。
すくって、伸ばす部分を見ても、
一つずつ色々な形を作くっています。
お好みやイメージに合うものありますか。
堀口茂樹 バターナイフ 2,310円 真鍮
L16.5cmW1.6cm同じ真鍮のバターナイフですが、
作り手が違うとイメージが違うのが楽しいです。
堀内繁樹さんは、硬質感を感じ取れる槌目が特徴で、
シンプルで綺麗な仕上がりになっています。
伊藤玲 バターナイフ 1,500円 さくら漆
L14cmW2cmまたこちらは、伊藤玲さんのサクラに漆仕上げの、
バターナイフは、優しい質感と、
手にしたときに柔らかな使い勝手です。
原口潔 スプーンサーバー・フォークサーバー
各3,000円 真鍮 L17cmW5.2cm原口さんのサーバーセットは、
ぼくには、子供のころの湯豆腐とるときの、
セットみたいな懐かしさがありました。
伊藤玲
左:サラダサーバー桜漆 一組 5,400円
L20cmW5.5cm
右:サラダサーバー桜漆 一組 7,200円
L24.5cmW6.5cm伊藤さんのサラダサーバーは、
家庭的はサイズで、煮物にも使えそうな、
どこか身近さを感じます。
武井順一 サラダサーバー 一組 12,600円
山桜漆 L30cmW6cm間接の付いた武井さんらしい遊びのあって、
大きなサラダボールが似合いそうな、
ゆったりした姿です。
同じようとのものを作っても、
同じ素材でも、作り手によって、
それぞれの顔をみせてくれるが、
楽しめるのも「匙と箸展」の魅力になっています。
甘庵
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軽井沢で制作をする武井順一さんは、
生まれも育ちもという軽井沢っ子。
そんな武井さんからはどこか古き良き時代の、
レトロな気配が漂うバタ臭い仕事です。
すみません死語ですが、
旨く表現できる言葉が見あたらなくて。
武井順一 スプーン(ティスプーンサイズ) 2,620円
山桜/欅 漆仕上げ L14.5~16cmW3.2~4cm
きっとそれは、武井さんの生まれ育ったころの軽井沢は、
欧米人たちによる避暑の街として発展していった、
独特の街の気配がまだ満ちていたからではないでしょうか。
すくう部分が花や家と煙突や柄が花や実と楽しくなります。アジアやアフリカの民芸品に長く携わり、
ご自分の足で集めた品々を並べて、
軽井沢に専門店も運営していながら、
世界の風潮からお眼鏡にかなう物がすくなくなり、
大好きな品々の橋渡しが薄れて行ったと感じて、
店と閉じられたそうです。
武井順一 スプーン(デザートスプーンサイズ) 3,150円
山桜/欅 漆仕上げ L15~18.5cmW3.3~3.6cm
この転機が、若いころに仕事の選択として迷ったほどの木彫に、
もう一度取り組み出すきっかけになったそうです。
仕事ですから、ご苦労も多いのは当然ですが、
武井さんはいつも楽しそうなんです。
そこには、木に触れ、木をどう活かすと考え、
こつこつと彫ることが、
大好きなで楽しい時間を過ごしているというのが、
小さな匙一つから伝わってきます。
花や麦やハシゴや葉だったりの柄は小さな彫刻です。今年も9/25金から武井さんの個展があります。
匙や箸の小さなものから、
木の塊から刳りぬいた大きな鉢や、椅子まで、
木の肌を活かした、木の語りかけが聞こえてくる、
作品が一杯並びます。
そちらも、ぜひ楽しみにしておいてください。
甘庵
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真鍮を素材としてオブジェなどを作っている原口潔さんの匙は、
時代を経てきたような、重厚な気配をもっています。
原口潔 ティスプーン各種
1,800~2,000円 真鍮 L13.5cmW2.7cm原口さんの納品書には「鍛金スプーン」「鍛金フォーク」などとあります。
真鍮をハンマーで、とんてんとんてんと鍛えあげて作ったという、
気持ちがから使われているのだと思います。
原口潔 デザートフォーク各種
各2,000円 真鍮 L14.5cmW1.2cm棒状の真鍮や板状のものを、
イメージする形状にたたいて作りあげて行く作業は、
彫刻を作りあげていく概念で生み出されているように、
ぼくには感じます。
原口潔 フォークサーバー 3,500円 真鍮
L18.5cmW4cm形状が出来上がった上に、
色合いや肌合いを古色をつけたように仕上げているところも、
時代を経たように鍛えあげた匙やフォークは、
原口さんらしい仕事になっています。
甘庵
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伊藤玲さんの彫りはシンプルで素朴ですが、
湧き出てくるようなエネルギーを感じます。
刃の後がそのままの部分も、
しっかりと文様になっているのは、
彫る勢いやパワーの姿として、
意図して残しているからです。
伊藤玲 茶さじ 1,500円 オニグルミ漆
L9.8cmW3.5cm
お茶の時間が楽しみになりそうですこんな小さな匙を一つ手に入れて、
茶さじにしたり、シュガースプーンにしたら、
テーブルにもエネルギーを補充できる、
お茶のひとときを楽しめそうですね。
伊藤玲 スプーン 2,400円 オニグルミ漆
L14cmW3cm
伊藤さんらしい彫りが楽しい匙です木地の木目を活かして、
使いやすくするために、
たっぷりの漆を数回塗り上げて、
仕上げてあります。
良くある質問なのですが、
荻窪銀花で扱う器は、
やきものでも、漆器でも、
金属でも、特別扱いをしなくても、
日常の食器として使えることを、
品質の基準にしています。
木の匙も、そのほとんどが漆仕上げをしてあるのも、
木の素地の質感を楽しんでいただきながら、
使いやすく、洗いやすいようにということで、
選らんでいます。
柔らかい(金属磨きではない)スポンジに、
中性洗剤をつけて洗ってください。
当然、しっかり濯いでください。
できれば、タオルなど柔らかい布で拭き上げてください。
しっとりとした艶が出てきます。
特別扱いではなく、思いやりがあれば十分です。
詳しくは、
「うつわへの思いやり」の「漆器への思いやり」と、
参照してください。
甘庵
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ステンレスとは文字通り錆びないという意味ですが、
金や銀やパラジウムなど錆びない金属=貴金属、
というイメージばかりではないでしょうが、
工芸の世界でも、近代化のときに、
化学や工業力の発展にリンクして、
透明であること、純度が高く鮮やかな色合いであること、
また、錆びないことが、
日常の道具や器としてもてはやされていきました。
身近で使う、スプーンやフォークも、
メッキされたものから、
錆びにくいステンレスが主流になっていきました。
便利です。
デザインが美しいものの一杯あります。
でも、和の器の多いときには、
どうも今ひとつしっくり馴染みません。
堀口茂樹 ティスプーン 1,680円
真鍮 L12.5cmW2.7cmぼくはそれが、錆びないからだとさえ思っています。
では錆びれば良いというのではなく、
錆びて侘びて行く程度のスプーンやフォークが、
和の器には似合うかなと、そう思っています。
堀口茂樹 デザートスプーン 1,680円
真鍮 L12.5cmW2.4cm真鍮は、堅さを持たせて、錆びにくいようにした、
銅の合金です。少し詳しく書いた
「真鍮の匙」も参考にしてください。
堀口茂樹 デザートフォーク 2,100円
真鍮 L13cmW1.3cmまた、素材としてとても、
温かみのある金属です。
堀内繁樹さんも、その良さをさりげなく引きだして、
ティスプーンとデザートフォークを作ってくれました。
一本ずつ打ち出して作った槌目を活かして、
シンプルですが、力強さも感じる和のカトラリーです。
甘庵
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武井順一さんの匙をご紹介します。
見てください。
同じようなパターンでも、
よく見ると顔つきが違います。
木取りをして、手でこつこつ彫ることもありますが、
一つずつ違う木目や材種の素地を、
それぞれの表情として活かして彫っていくからです。
武井順一 スプーン(ディナースプーンサイズ)
4,930円 L20~21.5cmW4cm大好きな木との語らいながら、
楽しく仕事を進めている武井さんの、
ハッピーな気持ちが、匙の一彫り一彫りに、
活き活きと映っているようです。
武井順一 スプーン(ディナースプーンサイズ)
4,930円 L20~22cmW4cm柄に彫られた草花をモチーフにした絵柄も、
デザインされた、うねりやモールも、
木肌のもっている質感と融合した表情を見せてくれています。
彫りばかりではなく、
細部の納まりも丁寧で、
匙としての実用性や機能性も素晴らしくて、
口当たりのよい使いやすい匙として出来上がっています。
甘庵
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