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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

台部分の仕掛けが楽しいぐい呑み

開催中の巳亦敬一さんの彩りガラス展から、
今日はモダンな台が付いた馬上杯型の、
新スキ台付きぐい呑みをご紹介します。

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巳亦敬一 新スキ台付ぐい呑み 3,080円
径6.5cmH8.5cm 程よく入れて50cc満水で90cc


逆円錐型の杯部分と塊の台の、
二つのピースの構成ですが、
杯部分の中程にはモールと被せ部分のキワが一回り波形になり、
杯部分の下部分には泡の天文が一回り施されています。
モダンなぐい呑みですがちゃんと酒の肴になってます。

22_mimata_0166.jpg

杯部分の下から台までは、
ガラスの塊で、
覗き込むとレンズのような、
効果を見せてくれます。

22_mimata_0165.jpg

これは酒が入るとさらに効果的です。
注がれた酒の面で受けた光が、
杯部分の下や台部分のガラスの塊をキラキラさせます。
眺めているだけで酒が飲めます。

22_mimata_0167.jpg

ウイスキーや梅酒や果実酒など、
色のあるものを注ぐと、
キラキラが琥珀色や果実の色になって、
ますます綺麗で楽しくなります。

                 甘庵
 


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なくても良いツマミですが心に効きます

開催中の巳亦敬一さんの彩りガラス展から、
今日は4種の色変わりのツマミが付く、
可愛いサラサラ皿をご紹介します。

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巳亦敬一 サラサラ皿 各色 4,290円
W15.5cmD12.cmH3.5cm


サラサラ皿は古い定番品でしたが、
数年前にモデルチェンジして再デビューし、
すぐに人気のアイテムになっています。

22_mimata_0027.jpg

ツマミと言うよりは片方だけの耳付きと言うデザインです。
皿の機能としてはハンドルでもないので、
ほぼ装飾品のツマミなのですが、
これが可愛い。
機能という意味では心に効きます。

22_mimata_0028.jpg

役に立つツマミではない上に、
端縁についているために、
アクシデントを受けやすい。

取れてしまって悲しい・・・。
でも可愛いから補充します。
と言うファンが多くいらっしゃいます。

22_mimata_0029.jpg

持つためのツマミではなく、
あると楽しくなる、
可愛い姿になる、
機能性より心情的あると嬉しいツマミです。

               甘庵
 

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吹きガラスとは思えない立体文様

開催中の巳亦敬一さんの彩りガラス展から、
今日はまるで型ガラスのような文様の、
新スキワイングラスミニ細をご紹介します。

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巳亦敬一 新スキワイングラス ミニ細 3,300円
径6.5cmH12.5cm 程よく入れて100cc


市松文のように並ぶ凹凸による立体的な文様は、
モールを作るように簡単な型枠を使っていると思いますが、
凹みを消さない加減と内部見込み側は、
なるべく滑らかに仕上げるところなど、
モールなどでも見せる巳亦さんならではの仕事です。

22_mimata_0150.jpg

モールであれば吹きガラスの成形時に、
モールの本数の枠にガラスを膨らませて当てて、
線状の凹凸が縦に並ぶ基本を作ります。
その凹凸を残しつつグラスなどの器の形に加工して行きます。

22_mimata_0149.jpg

伸ばしすぎるとモールが弱く効果的でなくなり、
凹凸が強すぎたり内部まで凹凸が強いと、
使うときに洗いにくくよごらが溜まりやすかったり、
カップなどだとスプーンですくいにくくなります。

22_mimata_0151.jpg

文様として立体感を程よく残しつつ、
内部はなるべく滑らかにするための、
初めの型を移す加減や、
息を吹き込み伸ばして行く頃合いなど、
作り手の巳亦さんの手わざが発揮されています。

このワイングラスの立体的な文様は、
光を受けた時の輝きや、
飲み物が入った時の煌めきが美しく、
ディテールデザインが生きた器としての仕上がりです。

                 甘庵
  

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生けるとさらに広がりが生まれる

開催中の巳亦敬一さんの彩りガラス展から、
今日は一輪差し花G丸長をご紹介します。

22_mimata_0108.jpg
巳亦敬一 一輪差し 花 G 丸 5,060円
径7.7cmHc10.5m


本体中央には花文様のとんぼ玉を、
隙間なくぐるりと一周埋め込み、
端縁部分は横を縦の立体的な格子組を施した、
手のこんだ文様や装飾が、
甘庵は古い美術品を連想してしまいました。

22_mimata_0110.jpg

そんなどこか重厚感のある、
趣のあるデザインで、
そのままを飾っておくだけで魅力的なのですが、
プランターから摘んだ花やハーブを、
ただ無造作に投げ入れてみました。

22_mimata_0109.jpg

全くたしなみもない甘庵が無造作に、
草花を入れただけで想像以上に魅力的で、
一輪差しだけではなかった広がりが生まれました。
花入の力に他ならないと思います。

22_mimata_0111.jpg

また、濃淡の緑だけの配色で、
涼しげな印象の中に存在感があるのですが、
数輪の草花を生けることで、
植物とガラスの対比が生み出す美しさが感じられて、
花を生けることへの楽しみを見出せます。

               甘庵
  


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煌めきがカクテルの味を引き上げます

開催中の巳亦敬一さんの彩りガラス展から、
今日は補充された新スキの定番品から、
新スキカクテルグラスをご紹介します。
甘庵にはレトロで豪奢なイメージのデザインです。

22_mimata_0184.jpg
巳亦敬一 新スキカクテルグラス 3,190円
径10cmH11.5cm


ステム部分は新スキシリーズの中では、
一番スリムでお洒落なフォルムですが、
それでも一般的なカクテルグラスに比べると、
かなりしっかりとした作りです。

22_mimata_0186.jpg

近年はカクテルとか飲まないのでしょうか。
甘庵が若い頃の時代背景としては、
今ほど焼酎割りやウオッカ割りは少なく、
まして缶を開ければ飲めるという利便なものはなく、
ただ、瓶に入っていたものがあった記憶が・・・。
まぁ〜昔のことで不確かです。

22_mimata_0185.jpg

そんな時代でもカクテルは飲んだような。
外でもお家でも飲んでいました。
マティーニやジンフィーズやジントニックやギムレット。
これはジンベースですね。

他にもウオッカやラムやブランデーやウヰスキーでも、
色々ありますね。
華やかさもある気もします。

22_mimata_0185.jpg

綺麗な色のリキュールを使って、
今で言う”ばえる”カクテルも女性たちに好まれていたと、
・・・・思います。

話は今の暮らしの中に戻って。
多くのお家でLEDランプを使われています。
そのため一時期使われていた蛍光灯ランプに比べて、
点光源に近く、輝度も高くなってようで、
ガラスを使うときに綺麗な煌めきや陰影が出て、
楽しくなっています。

22_mimata_0187.jpg

このカクテルグラスは細かなモールが、
キラキラと輝いでカクテルを味わう、
後押しの演出をしてくれます。
週末にカクテルにを楽しんでみてはどうでしょか。

                甘庵
 


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きっと深夜に動いてる小鉢

開催中の巳亦敬一さんの彩りガラス展から、
今日は付けたのではなく生えている足を持つ、
三つ足小鉢の2色をご紹介します。

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巳亦敬一 三つ足小鉢 蕾 R 4,290円
径10.2cmH4.5cm


人気の蕾文シリーズの新作です。
3つの切り込みされた輪花の口縁と、
赤と緑の蕾文を3つ埋め込まれた本体と、
付けたのではなく本体から生えている3つの足を持つ、
なんとも可愛い動きのある小鉢です。

22_mimata_0015.jpg
巳亦敬一 三つ足小鉢 蕾 G 4,290円
径10.2cmH4.5cm


甘庵が勝手に生えた足と言っているのは、
多くのガラスでも足はガラスを付け足した足ですが、
巳亦さんの三つ足のほとんどが、
本体の中から都合をつけて引き出した足です。
22_mimata_0016.jpg

付けた足とは違い一体感があり、
あえて表情も一つずつの個性を与えて、
動きも生まれてきています。

22_mimata_0012.jpg

それもあって、
これはきっと夜寝静まった頃には、
歩き出しているに違いない。
と、トイストーリーならぬ、
ボウルストーリーになっていると、
思いたくなります。

               甘庵


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背景で様変わりする小鉢

開催中の巳亦敬一さんの彩りガラス展から、
今日は使い場所や置くところで様子の変わる、
深皿小ダークGをご紹介します。

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巳亦敬一 深皿小 ダークG 3,960円
径11.3cmH4.3cm


深い緑が巻き込まれた素地なのですが、
表面に金属膜を焼き付けたような煌めきがあります。
腰下の強いモール部分も、
立体的に反射を強くしていることもあって、
一層強く煌めきを見せます。

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ガラスは置かれる背景の色を、
大きく反映するのですが、
この小鉢はまさにその見本のようです。

22_mimata_0091.jpg

22_mimata_0216.jpg

深緑がグレーがかって見えたり、
赤みが少し加わって茶色によったりと、
彩りに変化を見せます。
また日の光でも灯りでも表情を変えます。

22_mimata_0094

ただ、どのシュチエーションでも魅力は削がれません。
料理映えも美味しそうです。
それに基本として使いやすい、
三寸五分のサイズ感と、
きっちと重なる収納性の高さは、
日常の器として優等生です。

                  甘庵
          


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蕾文の定番のデザートカップ

開催中の巳亦敬一さんの彩りガラス展から、
今日はデザートカップ蕾をご紹介します。

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巳亦敬一 デザートカップ 蕾 R 5,060円
径11.5cmH7.8cm


蕾文のデビュー作品として個展に並んで以来、
人気の器でリピートが重なり、
今や蕾文の代表する定番になっています。

22_mimata_0005.jpg
巳亦敬一 デザートカップ 蕾 G 5,060円
径11.5cmH7.8cm


とんぼ玉として作る蕾文が、
赤と緑がありそれに合わせて、
バナーワークの要領で作る、
四角い高台をそれぞれリンクして、
赤と緑を引き立てています。

22_mimata_0003.jpg

ベージュのカップ部分は、
ガラスとしてとても珍しいオリジナルの中間色で、
しかも不透明なガラスです。
吹きガラスの工程の素地を何回か巻き取り時に、
作っておいたガラス粉を、
間に挟み込んでいます。

22_mimata_0008.jpg

このスキガラスとスキガラスの間の、
不透明な色の層が、
光に透かすことがなくても、
仄かですが明るくなる現象を見せます。

不透明で中間色の彩りガラスは、
陶器などの釉薬に近いイメージで、
涼やかですが冷たさがなく、
四季を通してガラス器を使う機会が増えたいる、
今の暮らしの中で大活躍するのは、
自然な成り行きでした。

デザートカップですが、
高坏の器としてお料理を盛り付けて、
美味しそうに映えるガラス器です。

             甘庵
   


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巳亦さんの作り出す色彩

巳亦敬一さんの彩りガラス展開催中は、
並ぶ作品をご紹介していきたいと思います。
今日は4種の彩りを見せてくれる三つ足ぐい呑みで、
巳亦さんのガラスの色彩についてお話しします。

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三つ足ぐい呑み 各色 4,180円
径7.3~7.5cmH5.8~6.3cm


程よく入れて60cc満水で120ccと、
たっぷり目のぐい呑みで、
可愛い三つ足の形と彩りから、
少量を入れる器としてお使いになる方が、
結構いらっしゃいます。

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多くのガラスの色とは違う巳亦さん独特の彩りは、
巳亦さんのオリジナルで作り出す色ガラスの色彩が元です。
まずそのほとんどが不透明なことと、
中間色やパステルカラーを思わせる、
少し鈍い・・・いや角のない柔らかな彩りです。

毎年の色のネタとして、
作り出したこの暖かい色のガラスが基本になります。
色ガラスを粉砕し粉にしたものを、
制作工程の間で巻き込んだり、
数種の色ガラスを組み合わせてとんぼ玉を作り、
文様として埋め込んだりします。

22_mimata_0051.jpg

足付きぐい呑みの面白い形は、
付けた足ではなく本体からひねり出しています。
なので正確には足付きではなく、
足のある・・・いえ足が生えたぐい呑みです。

その手間のかかる仕事に加えて、
作っておいた色ネタをベースと紋様の2色を選んで、
組み合わせて4種のぐい呑みができています。

22_mimata_0050.jpg

巳亦さんの彩りガラスの不思議な点も、
ご紹介しておきます。
おいてある棚やテーブルから手に持って持ち上げると、
ふわっと仄かに明るくなり彩りが引き立ちます。
普通は色ガラスの器を見るときには、
光や明るい方へかざして透けた色を見ないと、
色のある透け感が感じ取れません。

巳亦さんの彩りガラスの器は、
そうしなくても味わえる、
障子のような柔らかな明るい光を楽しめます。
その秘密はまた別の機会にでも詳しく・・・。

22_mimata_0053.jpg

料理の邪魔をしない、
引き立てる映えさえるのが、
巳亦さんの彩りガラスの器の優れた点です。
ああーもちろんお酒も美味しいくいただけます。

                 甘庵
  

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巳亦敬一さんの個展がはじまりました

今日から巳亦敬一 彩りガラス展がはじまりました。
巳亦さん独特の不透明で柔らかな彩りガラスや、
黄金色に輝く新スキシリーズが並びます。

HPで全作品がご覧になれます。
22_mimata_0050.jpg

22_mimata_0177.jpg


またYouYubeでもご紹介しています。
ぜひのぞいて見てくください。





巳亦敬一 彩りガラス 展
5月20日(金)〜6月6日(月)
5/25水.26木.6/1水.2木はお休み

*ご来店前にはご必ず連絡ください

荻窪銀花は1組ずつご来店いただき、
お客さまどうしが重ならないようにしています。
午前1組、午後3組の4回に分けて1組4名様までで、
ご予約を承っおります。
ご来店時には前もってご連絡、ご予約ください。
出来るだけ前日以前にメールでご予約ください。
空きがあれば当日でも承れますので、
ご来店前に、お電話(03-3396-4548)へご連絡ください。

              
                     甘庵
 

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使えるサイズ四寸五分皿

今日ご紹介するのは光藤佐さんの粉青粉引皿4.5寸です。
径が13.5cmの使い出すととても便利な小皿です。

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光藤佐 粉青粉引皿4.5寸 3,520円
径13.5cmH3cm


お手塩皿として醤油垂らして使っても、
大きすぎるというよりも、
取り散らからなくでかえっって便利です。

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穴窯の中で生まれた窯変も御本は、
しっかり焼き切っているので汚れず、
ずっと変わらず柔らかな赤い発色を見せてくれます


一緒盛りしてある食材を手元に解くときにも、
このぐらいのサイズ感の方が手に持ちやすく、
スペースも取らずに便利です。

21_mitufuji_0299.jpg

もう一品を少し盛り付けたいときにも、
せせこまし無くてオーバーサイズにならず、
これもなかなか便利に使えます。

21_mitufuji_0301.jpg

大き過ぎず小さ過ぎず程よく、
手元にあると気づくと使っている、
普段使いの器として使いやすいサイズの皿です。

安心して普段使いできる丈夫さを備えているのに、
旬の食材を綺麗に盛り付けて楽しめるのも、
どこか気品も漂うオススメの四寸五分皿です。

                  甘庵
   


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素のガラスの魅力

今日ご紹介する荒川尚也さんのステムワイングラスは、
あわ文のない素のガラスが魅力のグラスです。

21_arakawa_1181.jpg
荒川尚也 ステムワイングラス 4,400円 
径7cmH11.4cm
程よく入れて120cc満水で200cc


40年も前に出会った頃の荒川さんの作るガラスの器には、
あわ文を使ったものはありませんでした。
出会えた時に一番感じたのは澄んだ素地の魅力でした。
美味しそうな水を目指しているとイメージにぴったりでした。

21_arakawa_1183.jpg

熱くて溶けたガラスから作り出す、
吹きガラスの作業がそのまま見えるような、
そんなマチュール・・・素材感が、
甘庵には衝撃的に魅力でした。
そのためか今だに甘庵が使う荒川さんのグラスなどは、
アワのないものが多いかもしれません。

21_arakawa_1182.jpg

アワの魅力も澄んだ素地だからこそなのですが、
あわ文に目が行ってしまい、
素地の素材感にまで目が届きにくくなります。

21_arakawa_1184.jpg

ご紹介しているシンプルはワイングラスも、
荒川さんのガラスの魅力の基本である、
素地の素材感を楽しむのにオススメのグラスです。

                  甘庵
     

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間違いない身近な器

今日ご紹介するのは久保田信一さんの長石釉縁黒鉢です。
皮鯨と呼ばれる伝統的な器をリスペクトしています。
それは伝統に裏打ちされた盛り映えや使い勝手の良さをそのままに、
少しモダンな味付けにしています。

21_kubota_0324.jpg
長石釉 縁黒鉢 2,640円
径14.5cmH5cm


加えた最も食卓に上りやすいサイズ感で、
うっかりすると食器棚に収まる暇のない、
使用頻度が高くなる鉢です。

21_kubota_0325.jpg

たっぷり施されて丈夫に仕立てた長石釉下に、
鉄絵の具で縁を無操作にぐるりと一回りという、
シンプルな構図ですが、
しっかり焼かれて鉄が釉の中に溶け出して、
にじみやグラデーションを描き出しています。

21_kubota_0327.jpg

このなんでもない窯が作り出した絵柄が、
何を持っても美味しそうに、
多様な食材や料理を受け止めてくれます。

21_kubota_0328.jpg

程よい見込みの広さを持っていて、
そこそこの立ち上がりもあり、
盛り付けやすさと、
汁ダクまでの料理を選ばない、
懐の広い普段使いの器です。

上気したように厚めの長石釉は丈夫で、
その割には陶器の良さで軽やかで、
汚れにくいのですが少しずつ侘びていくのも楽しめて、
重なりも良く収納も楽という、
間違いなく身近な愛用の器になります。

                  甘庵
 

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一口目のビールのためのグラス

今日ご紹介するのは巳亦敬一さんの新スキ台付一口グラスです。
家でも店でも瓶でビールを楽しむ時代には、
一口目のビール味を最大限に楽しむための、
必須アイテムでした。

21_mimata_0108.jpg
巳亦敬一 新スキ台付一口グラス 2,860円
程よく入れて100cc 満水で140cc


エアコンが一般的でなかった時代です。
窓を開け放ち扇風機やうちわ片手の酒宴で、
大きなグラスではビールもすぐにぬるくなるので、
注いだり注がれたビールが飲み干しやすいサイズに。
今になっては全く実感なくなった光景です。

21_mimata_0109.jpg

グラスもビールも欧米から伝わり、
あっという間に庶民にも広がりましたが、
高温多湿の文化や環境に合わせて変化した一つが、
一口で飲み干せるサイズの小ぶりなビールグラスです。

21_mimata_0110.jpg

今は昔の必須アイテムですが、
逆にこのサイズ感の使い勝手が生まれ、
楽しめる今でもあります。

21_mimata_0111.jpg

お酒の多様化や冷酒での飲む日本酒が中心になり、
このグラスの良さがべつの使い方でも、
活かせれ楽しめるようになっています。

新スキの黄金色の輝きや、
美しい変化するモールや、
安定感のある台付きのフォルムと、
肴になるグラスで美味しく飲めて使い勝手も良い、
オススメのグラスです。

                甘庵
 

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巳亦敬一さんの個展がはじまります

新緑が日に日に濃い緑なり繁ってきています。
この季節の荻窪銀花では、
毎年恒例の巳亦敬一さんの個展を催します。
今年は来週5/20金から6/6月で開催します。

22_mimata.jpg

毎年個展に合わせての彩りガラスの新作から、
新スキ定番作品まで季節にあった爽やかなガラスが並びます。
全作品をHPでご覧いただけます。

21_mimata_dm.jpg

また、透け感や光の反射や屈折で見せる、
ガラスならではの表情をお伝えしやすくするため、
動画をYouTubeにアップする予定です。

ぜひHPと合わせて覗いてみてください。
よろしくお願いいたします。

              甘庵
 

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キリリとした面構えの急須

今日ご紹介する財急須は凝縮感のある、
キリリとした面構えの急須です。

21_kato_0130.jpg
加藤財 急須 横手 黒丸 11,000円
容積230cc


お茶が美味しく入るギリギリの容積230ccほどで、
小ぶりなティカップ2杯ほどの容積ですが、
初めて財急須を手にする方は、
イメージよりも小ぶりな印象を受けると思います。

21_kato_0131.jpg

でも実際に水で水切れなど体感していただく時に、
思った以上に入ると思われる方が多いようです。
それは無駄ない薄造りや隅々まで研がれたような納まりが、
視覚的にもコンパクトなイメージを受けるようです。

21_kato_0132.jpg

財急須の丸は共通して、
手の中で感触を楽しみたくなるような、
コロンとした可愛い形です。

21_kato_0133.jpg

加えてこの急須の特徴が、
本体と一体感のある蓋のデザインで、
凝縮感があるキリリとした面構えで、
より丸さが強調された印象になる急須です。

                甘庵
 


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万能五寸鉢

今日ご紹介するのは野波実さんの青白磁五寸平鉢です。
径が15cmほどで見込みも緩やかなカーブで
古伊万里のなます皿に多いサイズ感で、
盛り付けのしやすさや使い勝手の良い器です。

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野波実 青白磁平鉢 3,500円
15.5cm H5cm


シンプルなフォルムですが、
蹴轆轤で引き出されたテクスチャーや、
遊び心のある高台削りは、
和の器らしい手法ながらも、
多国籍な気配を持っていて、
食材や料理を選ばず受け止めて、
美味しそうに盛り映えさせます。

22_nonami_0721.jpg

真っ白ではない少し青みがかった青白磁は、
蹴轆轤で引き出された緩やかな動きのある蹴轆轤目を、
柔らかな表情に仕立て上げています。

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陶器よりも密度が高く、
丈夫さの裏付けで薄めに挽くのが通例ですが、
野波さんの青白磁や白磁の器は、
欠損リスクの高い口縁に少し膨らみを持たせ、
その分見込み底や高台部分を、
なるべく薄仕立てに仕上げているので、
使いやすい重量になるデザインです。

22_nonami_0722.jpg
花を連想する高台は高台底に水が溜まらず、
洗った後の乾燥が早く拭く手間も軽減されます


磁器の丈夫さと扱いやすさも加わり、
忙し時に盛り付けに迷ったら使っていただけると、
料理との相性の良さの発見や、
新しい使い方がどんどん広がっていく、
何を持っても美味しそうになる万能五寸鉢です。

                   甘庵
 

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八寸皿のススメ

日頃の食卓に上がる率が高い器に皿があります。
カレーやパスタや焼きそばやオムライスや、
ハンバーグとサラダや唐揚げと野菜添えや
トンカツや生姜焼きに千切りキャベツと、
これらを盛り付ける皿の出番が多くあると思います。

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この場合七寸皿(21cm)ぐらいまでの皿に、
窮屈の盛り付けになっていませんか。
甘庵としてオススメなのが八寸皿(24cm)です。

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小野寺友子 白磁八寸皿見込み絵 5,500円
径24.5cmH4.6cm


ゆったりと盛り付けしてリッチに映えたり、
もう一品足してワンプレート料理にして、
手間を削減できたりもします。

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小野寺友子 白磁八寸皿見込み絵 5,500円
径24.5cmH4.5cm


お休みの日のブランチやランチに、
好きなものを色々盛り付けてワンプレートで、
楽しむもの手が省けてオススメです。

20_onodera_0744.jpg

忙しければレトルトやコンビニで買った食材でも、
盛り付けを楽しめば気持ちも味わいも豊かになり、
それはもう、お料理になります。

20_onodera_0741.jpg

ワンプレートに食べきる分だけ少しずつ盛りつければ、
ゴミも減らせるし、
食器洗いの手間も水も減らせて、
SDGsに少しだけ役立てます。

                 甘庵
 


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口当たりは見た目と違います

お休みの方多いと思いますが、
気持ちの良い天気が続いていますね。
行楽地が久々に賑わっているようです。
でもお家でゆったりされている方も多いようです。

出かけなくてもアウトドアを楽しむには良い季節です。
マグカップ片手にお庭やベランダで、
爽やかな空気感を楽しめます。

そんなイメージでオススメのマグカップをご紹介します。
鶴見宗次さんのマグカップです。
ざっくりした土を手ひねりで作り出した、
まるでオブジェのようなフォルムのマグです。

22_turumi_0248.jpg
鶴見宗次 マグカップ 3,300円
径8cmH9cm 程よく入れて210cc


土味もそのままで口当たりがザラザラと、
想像されるでしょうが、
これが不思議なくらい普通の陶器を変わりません。
むしろ口当たり良い仕上がりです。

22_turumi_0250.jpg

土の限界温度近く焼き切っているため、
質感はガラスに近いくらいの高質感で、
見た目のようなザラザラ感はなく、
確かに一部は凸凹なテクスチャーはあるのですが、
明らかに固く焼きしまっているを感じ取れます。

22_turumi_0249.jpg

なので生焼けの焼締にある、
飲み物の味を邪魔するような、
土味を感じてしまうことは全くありません。

22_turumi_0251.jpg

木の灰を釉薬がわりにほどこして、
自然釉状態に焼きしめているので、
そうそう簡単には侘びてこないのですが、
お茶やコーヒーで使い込んでいただくと、
不思議としっとり滑らかな表情になっていきます。
使って育てて愛着の湧いてくるマグカップです。

                  甘庵
 


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水分補給が楽しくなる水差し

気持ちの良い日差しに新緑が映えています。
爽やかで心地の良い1日になりそうです。
油断せずに水分補給を忘れずにしましょうね。

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荒川尚也 カエル水差し 11,000円
W17.5cmD13cmH14cm
程よく入れて800cc


食卓やくつろぐ場面に水や麦茶を入れて、
コロンと可愛い姿で水分補給を促す水差しをご紹介します。
荒川尚也さんのカエル水差しです。

19_arakawa_0622.jpg

シンプルでアワのない製作当初から続く水差しです。
長く愛用されるファンが多いのは、
飽きがこない。
飲み物の色合いや風合いを引き立てる。
丈夫で使い勝手が良い。
カエルの名前のままの可愛い姿。
だからだと思います。

19_arakawa_0621.jpg

荒川さんのガラス器の最大の魅力は、
澄んだ素地だと甘庵は思っています。
美味しそうな水が理想形というようなことを、
荒川さんから聞いたことがあります。
まさに美味しそうなガラスです。

19_arakawa_0623.jpg

その澄んだ素材感だからこそアワ文が生きて、
魅力的なグラスや鉢などかあるのですが、
荒川さんならではのガラス器の魅力を味わうならば、
アワのないシリーズだと思います。

連休でお出かけになって戻ってきたら、
このカエル水差しで水分補給をしながら、
素材感を楽しんでみてください。

               甘庵
 


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丸い器の中での角一点

今日ご紹介するのは久保田信一さんの灰釉板皿です。
やきものの器のほとんどが轆轤成型です。
回転させて作るので自然と丸い器になります。
そんな食卓の器の中で角皿は、
しつらえにリズム変化を生み出す良いアクセントになります。

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灰釉板皿 5,280円
W23.5cmD17cmH4cm


四角や長方形の皿や鉢は、
轆轤で挽いた後にカットするか、
つまんだりして変形させて角を作るか、
胎土を板状にして作るタタラ作りで作るか、
量産の器のように四角い型に流し込んで作るかが、
標準的な角のある器や角さらや角鉢です。

16_open_0075.jpg

という前置きの後で、
ご紹介している久保田さんの角皿は、
轆轤で作っています。

16_open_0077.jpg

まず花入などで見かけるような轆轤挽きで円筒形を作ります。
底がない状態のところでカットしてパイプ状を作ります。
これを縦に切り開きます。

16_open_0076.jpg

柔らかいうちに形を整えると、
轆轤めが景色になった角皿が出来上がります。
いわば開きの角皿です。

タタラ作りは型に頼るため、
均一にてきますが表情が硬くなりがちです。
開きの皿は基本単体で表情豊かな角皿になります。

               甘庵
    


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華やかだけど日常使いのグラス

今日ご紹介するのは巳亦敬一さんの新スキワイングラス細です。
カップ(ボウル)部分が細長いモデルなので、
発泡ワインに最適かと思います。
ビールやソーダー割りのサワー系もこのグラスだと、
オシャレなビジュアルになって結構いけます。

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巳亦敬一 新スキワイングラス細 3,630円
径7.3cmH14.3cm


また背の高い形状は、
コップ型のグラスで飲むときよりも、
少し緊張感を持つので、
その分味わう気構えも持てる気がします。

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同じ飲み物でもいつもと違う味わいを楽しんだり、
晴れの場を演出する時にも有効なデザインのグラスです。

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とは言っても新スキシリーズのステムがある他のものと、
基本形態は同じでボウル部分が伸ばした太さのあるステムを、
これも厚みのあるベース(台)に差し込むように納めた、
二つのピースでできた丈夫で使い勝手の良いデザインなので、
見かけと違い日常使いのグラスです。

22_mimata_0730.jpg

使い方は飲み物に止まらずに、
高さを生かして少なめのパフェや、
食材やジュレなど多層に盛り付けるお料理や、
野菜やフルーツを盛りつけたりするのも、
美味しそうに盛り映えます。

                甘庵
  


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