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うつわ屋のつぶやき

うつわ好きの甘庵が、やきもの・吹きガラス・漆器などの、四季折々の身近な和食器を使う楽しさをお伝えします。荻窪銀花で催される企画展の器をご紹介し、使い方から、作り方、作り手のことなど、毎日お伝えします。

年末のご挨拶

2010年も押し迫りました。
今年一年ありがとうございました。
来年もみなさまに喜んで頂ける、
企画展を催し、良い器の橋渡しに心がけて参りますので、
よろしくお願いいたします。

11_eto1102.jpg

新春は1月4日(火)正午から営業いたします。
今年最初の企画展は、「寿ぎのうつわ展」です。
1月4日(火)~11日(火) 会期中無休です。
営業時間は、正午から17時までです。
お正月、節句、お祭りと四季を楽しみ、晴れと褻のある和の器。
2011年の初市として、寿ぐ器をしつらえてご覧にいれます。
ぜひお出かけください。
        
                     甘庵



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HPでは2010年「師走市」が続きます

2010年の営業日は昨日までで、
今日12月29日(水)から2011年1月3日(日)までは、
冬休みをいただきます。

ただし、HP上では新年営業開始日の1月4日(月)まで、
引き続き師走市を催し、ご注文の承ります。
オーダーフォームメールで受け付けいたします。

お返事と発送業務も年明けになると思いますが、
在庫のあるものに関しては、
師走市割引のままでご注文を承ります。
年末年始にお時間を掛けて、
改めて荻窪銀花師走市のHPをじっくりと、
ご覧になってみてください。
                甘庵



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これ一客があれば・・・長角皿

今日も師走市からのご紹介ですが、
「これ一客あれば」は「一人一客あれば」が、
さらに望ましい村木律夫さんの長角皿です。

10_shiwasu0950.jpg
村木律夫 チョーク描長角皿 定価4,000円が2,400円に!
W24cmD11.5cmH1.2cm


お得意のチョーク描と筆描と釉薬の
藍と紺の青の濃淡でまとめられた長角皿です。

10_shiwasu1163.jpg
料理がわりに木の実を盛ってみましたが、
盛りつけた方がずっと器がしっとりします。


少し個性が強く感じられるように見えがちですが、
意外なほど、盛りつけたときに、
色合いや文様が邪魔にならず、
むしろ絵柄が料理の盛りつけと締まらせて、
凛とした盛り映えに仕上げます。

10_shiwasu1165.jpg
一枚一枚描かれているので、
それぞれの違う表情を見せています。


小さくはない長角皿ですので、
食卓に一枚あって一緒盛りとして十分つかえますが、
使い勝手のよさや、気品ある存在感は、
お正月などには、一人に一枚あると嬉しい一客です。

10_shiwasu1164.jpg
日常の器として大切な収納も、
ご覧のようにきっちり重なりスペースをとりません。


2010年の営業日は今日までです。
師走市も店頭でのお買い物は今日中にお出かけください。
ただし、HP上では新年営業開始日の1月4日(火)まで、
オーダーフォームメールで受け付けいたします。
お返事と発送業務も年明けになると思いますが、
在庫のあるものに関しては、
師走市割引のままでご注文を承ります。
年末年始にお時間を掛けて、
改めて荻窪銀花師走市のHPをじっくりと、
ご覧になってみてください。
 
                甘庵



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これ一客があれば・・・片口

今日は師走市から片口のお薦めです。
本来片口は注ぐための道具と言う性質をもつ器です。
近年日本酒は、冷やで飲むことが主流になっていて、
片口にはまさに本領発揮の使い方です。
とうぜん、注ぎやすく切れの良いことが要求されまます。

10shiwasu1156.jpg

と同時に、口がついている、
左右非対称な姿から、アシンメトリーを好む、
私たちのDNAのせいか、
器としても好まれて大活躍です。

10_shiwasu1155.jpg
光藤佐 黒釉片口 定価5,000円が4,000円に!
(丸銀3,750円))径16.8cmH6.5cm


たしかに、その姿から、
円形の器が多く並ぶ食卓に、
変化やリズムをつけます。

10_shiwasu1153.jpg
鶴見宗次 手ひねり片口 定価5,250円が3,937円に!
(丸銀3,675円)W17.5cmD12.5cmH8cm


となると、デザインで口がついている片口鉢ではなく、
水切れが良い注ぐための片口で、
深さや形が好みであれば、
注いで良し盛って良しと、
多用多種につかえる器になり、
使うほどの、倍速で元が取れるというモノです。

10_shiwasu1154.jpg
小野寺友子 灰釉銀彩片口 定価7,350円が5,880円に!
(丸銀5,512円))W19.7cmD15.2cmH8.8cm


オマケの使い方で良くお話しするのが、
アイスペールとして使うと、とけた水が水割りに使えます。
また、鍋料理の割りしたなどの、出汁をいれておけば、
美しい姿の片口で注ぐ楽しさが、
料理をより美味しく味わうことができます。

年越しソバのそば湯にも、
年明けの屠蘇がわりの御神酒にも、
片口の出番はいろいろあると思います。
一客あれば、楽しみが広がる片口です。

            甘庵


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これ一客があれば・・・粉引八寸鉢

今日も師走市のお買い得品から、
うつわ好きな甘庵がお薦めする器をご紹介します。
角掛政志さんの粉引八寸鉢2点です。
手仕事なので少しずつ表情や姿が違います。

10_shiwazu1147.jpg
高さや腰の張りなどが違い、
それぞれの良さがあります。


粉引といっても、
素地がせっ器質なので、
かなり乱暴につかっても、
なかなか侘びてきません。
その分、普段使いには向いています。

10_shiwazu1145.jpg
角掛政志 粉引鉢 定価7,140円が5,712円に!
(丸銀5,355円)径25.5cmH7cm


その上、しっかり焼き切っている器ですから、
匂いも付きにくく、丈夫で、
扱いが楽な日常の器として、
手仕事の器の使い始めた方にもお薦めできます。

10_shiwazu1146.jpg
角掛政志 粉引鉢定価7,140円が5,712円に!
(丸銀5,355円)径25cmH6cm


とうぜん、初めに似るなどという、
無駄なことは必要ありません。
それよりできれば、使うたびに、
暖かい料理なら湯沸かしやポットの湯を、
冷たい料理なら水道の水を、
さっとでも良いので浸すように流してください。
あとの洗いがさらに楽になります。


粉引は、白い釉薬ではなく、
下地の上に白化粧土を施し、
その上に透明な灰釉がかかっています。
そのために、白い釉薬にはない、
温かみのある表情と質感が魅力で、
お茶人たちに愛され、
日本に伝わり400年以上作り続けられています。

特に角掛さんの粉引は、
モダンな気配ももっているので、
料理を選ばず、盛り映えする、
使いやすい粉引です。
1つこの大きさの鉢があれば、
多彩に多目的に使い回しがききます。
お薦めする粉引八寸鉢です。

            甘庵



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これ一客があれば・・・八寸皿

開催中の師走市はどれをとっても、
買い得なお買い物が出来ますが、
もしも選択に迷うあなたなら、
うつわ好きな甘庵が進める器をご紹介します。

10_shiwazu1140.jpg
鶴見宗次 手ひねり焼〆八寸皿 定価8,400円が5,040円に!
径24cmH4.5cm


今日は、鶴見宗次さんの手ひねり焼〆八寸皿です。
ざっくりした石混じるの山土に、
木灰をかけて、歪むほどにしっかり焼いた、
径が24cmの皿です。

10_shiwazu1142.jpg
手ひねりのゆったりした歪みが心地よい姿です。

このぐらいの皿が一枚あれば、
メインになる料理はほぼ解決です。
まずはお湯や水に浸けてください。
器の表情がいっぺんします。
しっとりとして活き活きした表情が浮かびます。
また、料理の油や匂いが付きにくくなり、
後の洗いが楽になります。

10_shiwazu1143.jpg
木灰がとけてガラス質になってくっつくないように、
貝殻に粘土をいれで浮かせる窯道具の目あとが、
茶人たちに貝高台とよばれる景色です。


4人ぐらいまでの家族なら、
盛り合わせに十分使えます。
フライドトチキンでも、ローストビーフでも似合います。
刺身も、鍋の材料にも抜群の盛り映えを見せます。

10_shiwazu1144.jpg
焼き切った質感と肌合いが、
焼〆の醍醐味であり魅力です。


大きさのわりに、存在感があり、
不思議なほど、盛り映えして料理を引き立たせます。
鶴見さんのファンには、食いしん坊や料理好きな方、
プロの料理人まで、盛り映えと使いやすさを、
知っている方々が多いのも頷けます。

多彩に使えて、納得いただける、
甘庵お薦めの一客です。


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花が映える花器

花器を楽しむ方、
あるいは、花器の力に目を止める方が、
近年少なくなってきている気がしてなりません。

器が料理を映えさせて、
盛りつけまでが料理として、
大切なことをこのブログでも、
ずいぶんお話しさせていただき、
手仕事の器へのご理解も深まって、
協賛していただける、若いお客様も増えて、
甘庵として大変嬉しく、感謝しております。

10_shiwasu1135.jpg
左:松本慶一郎 青白磁花入れ 定価30,000円が15,000円に!
径14cmH21cm
右:松本慶一郎 青白磁花入れ 定価7,350円が3,675円に!
W10cmD8cmH10cm


その点、花器に関しては、
お話しする機会が少なかったと、
今日は少し反省も含めて、
大変お求めやすい師走市の半額市から、
4点の花器ご紹介いたします。

10_shiwasu1132.jpg
左:木戸明彦 備前花入 桐共箱付 定価17,500円が8,750円に!
径9.5cmH20.5cm
左:木戸明彦 備前花入 桐共箱付 定価17,500円が8,750円に!
径10.3cmH23.5cm


花器の持つ力は、
器と料理の関係と同じで、
活けることでその力が発揮でき、
活けていただけば直ぐに納得いただけるはずです。

10_shiwasu1136.jpg
左は六角形に見えるように十二面に、
右は緩やかな扁壺に加工されています。


ただ、花器を選らんで、
花を活ける機会が少なくなったのか、
花器へ重きが軽くなったのか、
手に取っていただけるお客さまが少ない気がします。

10_shiwasu1134.jpg
裏面は窯変の出方がそれぞれに違う趣を見せます。
共箱は桐で綿真田紐の仕立てです。


青白磁にも備前にも共通していることに、
洋花でも、和花でも、似合う花が多いことです。
パティを飾る場面でも、床の間にしつらえることも、
どちらにも似合う点が、お薦め出来るポイントです。

                 甘庵


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使ってもらえば納得!

手仕事の手法から皿を作り出すには、
技と心意気がいります。

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現代の生活では皿鉢ではなく、
プレートの形が使いやすいのですが、
反らずに、使い勝手のよい重さに押さえるには、
技の裏付けが必要になります。

10_shiwasu1125.jpg
村木律夫 チョーク描七寸 定価8,500円が6,375円に!!
(丸銀5,950円) 径21.5cmH2.7cm


歩留まりもそうですが、
窯の中の面積をとるので、
同じスペースで湯呑みを焼けば、
5~6客焼ける事になりますが、
その分の価格にしては、
皿としての単価がかさんでしまい、
その理屈を体験できない使い手にとっては、
きっと理不尽な価格に感じることでしょう。

10_shiwasu1126.jpg
村木律夫 黒釉銀彩中皿 定価4,200円が3,150円に!!
(丸銀2,940円) 径19.5cmH2cm


そこで、作り手としての裁量が必要になります。
窯全体でのバランスとして作ることで、
作り手の心意気が見えて来ます。

と言うわけで、皿を積極的につくる作り手は、
食器に対しての思い入れと心意気があると、
ぼくは判断しています。

               甘庵



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自分へのクリスマスプレゼント*

きっと大変だったと感じた方が多かった今年も、
あと十日です。
今週末はクリスマスですね。

うつわ好きのあなたなら、
頑張ったご自分へプレゼントに、
お洒落なマイボールはいかがですか?

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稻垣明子 グレートーンボール 定価4,000円が3,000円に!!
(丸銀2,800円) 径14cmH9cm


すっとして、しゃんとしている、
稻垣明子さんの気品あるフォルムのボール2点を、
お買い得な師走市からご紹介します。

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稻垣明子 面取りボール 定価4,500円が3,375円に!!
(丸銀3,150円) 径13.5cmH9.5cm


両の手に包めば、
掌のよさを楽しめます。
使い方は自由。
お茶漬けでもサラダでも煮物でも。
フルーツ一杯でも、デザートでも。
酒豪なら濁り酒もいいかも。
お花をアレンジして活けこむのも楽しそうです。

                   甘庵


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師走市 お薦めの器3

今日も師走市会場から、
お薦めするお買い得品をご紹介します。

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角掛政志 灰釉7寸皿 定価4,200円が2,520円!!
径22cmH3.3cm限定2客


角掛政志さんの作品2種です。
40%引きになる灰釉7寸皿と、
25%引きになる灰釉細湯呑みです。

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角掛政志 灰釉湯呑 定価1,680円が1,260円!!(丸銀会員1,176円)
径6cmH9cm限定5客


モダンなデザインのフォルムと、
しっかり焼かれた伝統的な飽きのこない釉調で、
使い勝手のよい器です。

10_shiwasu1111.jpg

荻窪銀花に並ぶ器ですから、
電子レンジ、オーブン、食洗機全てOK。
ガンガン使う事で、少しずつ侘びてくる、
和の器の持つ魅力もしっかり兼ね備えています。

10_shiwasu1112.jpg

作り手の生み出した器にしかない存在感を持ちながら、
日常の中でつかう器として、
手仕事の器のビギナーにも、常連さまにも、
お薦めしめできます。

                    甘庵



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師走市 お薦めの器2

今日もお得なお買い物ができる師走市会場から、
甘庵お薦めの器と2種ご紹介します。
小野寺友子さんの銀彩舟形皿です。

10_shiwasu0976.jpg

小野寺さんとしては、高め価格なのは、
この器の魅力になっている、
器全体に上絵で施してある、
銀彩(銀をつかいます)の材料代がかさむからです。
特に、ざっくりした質感の肌に、
たっぷり刷毛目で引いているので、
つるんとした釉薬への上絵に比べて、
使う銀の量が多くなるので、なおさらです。

10_shiwasu0982.jpg
小野寺友子 銀彩舟形皿大 W30.5cmD12cmH4cm
定価7,350円が5,880円に!(丸銀会員は5,512円)


銀彩なので、電子レンジは使用できません。
また、使うことで侘びて行きます。
そこが魅力なのですが・・・。

とても魅力的な銀彩舟形皿の、
少し高めな価格が気になっていた方は、
とてもお求め安い師走市会期中に、
ぜひ手に入れて欲しいと思います。
それは、この器が強くお薦めできる、
とても盛り映えのする良い器だからです。

10_shiwasu0983.jpg
小野寺友子 銀彩舟形皿中 W25.5cmD9.5cmH3.5cm
定価5,250円が4,200円に!(丸銀会員は3,937円)


クリスマス、お正月と華やかな季節を迎え、
晴れの場にふさわし器ですから、
さっそく大活躍してくれるはずです。
もちろん普段のバンバン使ってください。
そして、ガンガン洗って頂く方が、
表面の銀彩も曇りにくく、じっくりと、
いぶし銀の仕上がって行くことでしょう。

               甘庵



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師走市 お薦めの器1

昨日からはじまりました、
暮れ恒例になっている「師走市」では、
荻窪銀花で選らんだクオリティの高い器を、
破格な価格でお求めいただける、
大変お得なお買い物が出来ます。

10shiwasu1095.jpg
村木律夫 チョーク描鉢 定価10,000円が40%引きで6,000円に!!
径20.5cmH8.5cm


これから会期中は、お薦めの器をご紹介してみます。
どれをとっても、お薦めなので、
迷っている甘庵ですが、開店前に記事をまとめてアップしないと、
売れてしまうと、それも記事としては・・・。
なので、迷いますが今日はこれです。
村木律夫さんの大鉢2点です。

10shiwasu1096.jpg
村木律夫 チョーク描鉢 定価10,000円が40%引きで6,000円に!!
径21cmH8cm


見込みはさりげなく、釉調を楽しむ仕上がりで、
腰から縁に、村木さんお得意のチョーク描の、
細かい線文が描かれています。
通常のやきものの絵付けは、
酸化金属の絵の具を水でといて、
筆だ書くことが多いのですが、
酸化金属をチョーク状にして、
素焼きしたやきものの裸に描くことで、
ざっくりしたテクスチャーのある線文が、
浮かびあがります。

10shiwasu1093.jpg
静かでおだやかな趣の、盛り映えのする鉢です。

村木さんらしく、しっかりこんがり芯まで良く焼かれて、
絵の具の色も釉調も浮ついたところのない、
一見、地味で穏やかな器が、
使うと、これが実に何でも料理が映えて、
和でも洋でも気兼ねなく盛り映えします。
しかも、丈夫で使いやすく、
洗うのもらくなので、こびりつくオーブン料理でも、
ごってりした油の多い料理でも、
匂いも汚れも染みないので、
心置きなく使っていただけます。

10shiwasu1094.jpg
チョーク描の線文がモダンでおしゃれです。

もちろん、電子レンジも食洗機も、
まったく気遣いなく使っていただけます。

これが、感謝を込めた会期中だけは、
特別な感謝価格ですので、
お求めいただくには、チャンスですよ~。

             甘庵



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恒例「師走市」がはじまりました

今朝も冷え込んみました。
澄んだ冬空で、空気がキリリとして、
乾燥した冬の朝でした。

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この季節、荻窪銀花の暮れの恒例になっている、
「師走市」が今日から始まります。
今年の夏で30年を迎えた今年を振り返り、
厳しさが続く状況でも、皆様のご愛顧があってこそと、
深く感謝しています。

10_shiwasu_0911.jpg

そんな思いを込めて、
師走市は価格もご奉仕しますが、
常日頃思っている、
高いクオリティを提供させていただく思いは、
揺らぐことない器を提供させていただきます。

10_shiwasu_0912.jpg

限定品や、売り切りも多いのですが、
会期中は、毎日補充をいたしますので、
いつ、ご来店いただいても、
必よい出会いをして頂けると思います。
WEBからもご覧頂け、ご注文も承ります。
多くのお客様のご来店を、
ご高覧をお待ちしております。

               甘庵


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藤田佳三巡回展開催中

荻窪銀花での藤田佳三さんの個展は、
ご好評の内に終了いたしました。
ありがとうございました。
ひきつづき、山梨県都留市の「もえぎ」さんで、
12月15日(水)より巡回展を開催いたします。
おかげさまで作品もずいぶん少なり、
今回の巡回展用に補充をして開催いたします。

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銀花完売した器や、見れなかった器も並んでいます。
お近くの方は是非お出かけください。
都留文科大学近くで、
富士急大月線、都留文科大学前下車、徒歩5分。
車ですと、都留ICより10分ほどです。

ライフギャラリーもえぎ
〒402-053 
山梨県都留市上谷6-13-35
TEL:0554-43-7347

            甘庵

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華やかな組み合わせも楽しい

今年になって荻窪銀花の催し物会期を、
少し長めにしているのですが、
師走のせいなのか、藤田佳三さんの個展も、
バタバタをはじまっと思ったら、もう最終日です。

10fujita0902.jpg
安南手マルチカップ 3,150円
径9.5cmH9cm
赤絵マルチカップ 3,360円
径9.5cmH9cm


今年もどれをとっても魅力的な器が揃っていました。
華やかでいて、盛り映えがして、普段に使えてと、
人気があるのがよくわかります。

10fujita0828.jpg
あつらえたカップアンドソーサーのようにぴったり。

1つずつが魅力的な器なのは、一目瞭然。
そのそれぞれ魅力的な器を、
取り合わせしてみると、
魅力が立体的に倍増します。

10fujita0903.jpg
赤絵5寸皿 3,570円
径15.5cmH2.6cm
安南手5寸皿 3,675円
径15.7cmH2.7cm


最終日の在庫の中での組み合わせですが、
カップとソーサーを組み合わせるだけで、
温かな飲み物が似合いそうだったり、
美味しいデザートが食べたくなったりと、
イメージが自然に広がります。

10fujita0829.jpg
飲み物のデザートも美味しくいただけそうです。

器の基本は、器自体が美味しそうな事です。
藤田佳三さんの器は、美味しそうで、
華やかで、使い勝手のよい、
使う楽しさを教えてくれる普段器です。

                甘庵


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一番の力作

ご紹介する安南手輪花七寸深鉢は、
今年の藤田佳三さんの個展で、
一番の力作だと思います。

10fujita0840.jpg
安南手輪花7寸深鉢 26,250円
径20.5cmH9cm


藤田さん独特のゆったりした存在感のある腰の張り、
ロクロで挽きだした縁を削りだす輪花も、
丁寧な仕事ですが、シャープでスピード感があり、
決まった絵柄を書き入れているのではなく、
この鉢のフォルムを活かす構図と絵柄を、
瞬時に思い描いて、この鉢ための絵柄を描いたという、
気迫さえ感じとれる、伸びやかで力のある筆使いです。

10fujita0844.jpg
輪花は豊かさから生まれた一手間かけた造形です。
心が貴族の作り手こそ伸びやかな輪花が削れます。


木灰を活かして調合した灰釉を施し、
釉が溶けて絵柄がにじみ出すまで、
しっかり焼き上げながらも、
艶やかでいて、温かみを残った肌合いは、
作り手としての力量があってこその仕事です。

10fujita0842.jpg
「よう泣いてはる」という、滲みが見所です。

深めの鉢なので、
たっぷりと盛りつける料理が似合うことでしょう。
置物として姿を楽しめるほどの、
強い個性と存在感がありながら、
いざ料理を盛りつけると、
盛られた料理を優しく抱え込んで、
華やかな盛り映えを見せます。

10fujita0843.jpg
茶事ではありませんが、サラダを食べた後に、
高台拝見といきたいくらいです。


それこそが、藤田さんの器が共通して持つ、
器の力量ですが、これもまた、
作り手藤田さんの力量にほかなりません。

                甘庵


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お茶の時間が楽しくなる急須ポット

ご紹介する藤田佳三さんのポットをみていると、
この華やかな赤絵急須ポットでお茶をすれば、
日常のちょっともやもやしてることなど、
すっかり忘れて、心和むティータイムを過ごせそうです。

10fujita0799.jpg
赤絵急須ポット 12.600円
容積550cc


赤絵の華やかさだけでは、こうはいきません。
世の中には手間の掛かった赤絵が、
山ほどありますが、
藤田さんの赤絵には、
藤田さんの赤絵らしさに満ちています。
そこが、多くのファンが惹きつけられる魅力です。

10fujita_0827.jpg
急須ポットを温め、茶葉をたっぷりいれて湯を注ぐ。

それは、器が分身だからこその、
作り手の藤田さんご本人の持つ、
キャラそのものだと思っています。

10fujita0826.jpg
茶葉開いてカップに注げば、
会話がいっそう華やぐ和む香りに包まれます。


逢った多くの方が、まず感じる印象の、
明るくて、楽しいという藤田さんは、
目の前にいる相手への気配りのある、
温かい気持ちがそうさせているようです。
そして、お茶目で陽気な藤田さんワールドの、
楽しい会話の世界へ引き込まれてしまいます。

10fujita0789.jpg
気持ちが豊かになるお茶のひとときを楽しめます。

器にも同じ魅力があると思います。
とくに、急須ポットのように、
盛る器ではなく、お茶を注ぐことで、
楽しく心華やぐようにと、
藤田さんのもてなす心遣いがそのままの、
赤絵の急須ポットに仕上がっています。
 
              甘庵



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藤田佳三さんの仕事の原点

はじめて藤田さんの器を見たのは、
見本として見せてくださった、
粉引の汲み出しでした。

手に取ると、さりげない姿で、
形も納まりも釉薬も化粧土も、
全てにたっぷりしとしていて、
掌に納まるほどの器は、
大きさ以上にゆったりした印象をもつ器でした。

10fujita0822.jpg
粉引片口小鉢 3,570円
径12cmH7cm


今日ご紹介する片口には、
そのときに感じた印象と重なる、
藤田さんの原点というべき魅力が詰まっています。

10fujita0823.jpg
この、とろ~んとした表情が生掛けの妙です。

この粉引の片口も、
藤田さんの多くの粉引同様に生掛けです。
生掛けというのは、
ロクロで挽いて、高台を削り、
片口なら口を付けて、
形を整え、適度に乾かして、
素焼きをぜず、生のまま、
水に溶いた化粧土=白泥に、
器をチャポンとつけて化粧土を、
化粧する方法です。

10fujita0824.jpg
高台をつかんで白泥に浸けた指後は、
お約束の見所=景色です。


つまり、カチカチ山の泥船のように、
タイミングが悪いと、
崩れてしまうことがあります。
生の粉引:前にブログで紹介した記事

10fujita0825.jpg
片口鉢ですが、注いで見ると出来上がった多くが、
切れが良いのも藤田さんらしさです。


片口のように付けた部分は、
とれやすく、またそこにヒビなどが入りやすく、
歩留まりが良くない方法です。
それでも、茶器のように価格を付けられない、
普通の食器でも、基本を生掛けでするところが、
藤田さんの譲れない作陶の原点が見えます。

この手間の掛かる、リスクの大きな生掛けゆえの表情が、
藤田さんのフォルムや仕上がりを、
よりたっぷりとしたものにしているのでしょう。

                甘庵



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気品ある普段器

本人はさほど堅苦しく考えていないかもしれませんが、
藤田佳三さんは、常々、作陶の糧になるために、
暮らしの中でもいつも勉強をしていると、
ぼくには映ります。

10fujita0816.jpg
左:安南手丼 5,775円
径16.5cmH8.5cm
右:安南手小丼 4,515円
径13cmH8cm


よく食べよく飲むのは、
器に盛られた料理に、盃に注がれたお酒に、
自分で接する事で、器の勉強をしているのです。
で、ちょっと食べ過ぎたり、飲み過ぎたり・・・。
まぁ~それも、授業料の内ということで。

10fujita0814.jpg
姿も美しく、気品あるたたずまいです。

話しを勉強のことに戻して、
銀花の個展中に東京に滞在していても、
知り合いの個展や、展示会や美術館へ出向いたり、
出会った器を求めたり、
時間を惜しまずとても活動的です。
それらは、全て糧にかっていっていると思います。

10fujita0818.jpg
1つずつ描く、丁寧でいて勢いのある筆遣い信条です。

また、教えることもなさっています。
自分のお世話になった学校で、
生涯教育の講師をなさっています。
そこには教師というより、
とても人間的な作り手の姿勢で、
教えられているのだと思います。
そのために、老若男女の教え子さんから慕われ、
今回の会期中にも、学校の枠とは別に、
乞われて講義をされていたり、
夜遅くまで盃を交わしたりと、
そこには全ての縁も、物作りの糧にしていく、
藤田さんの真摯な姿勢が見えています。

10fujita0819.jpg
小丼は絵柄違いがあります。

今日ご紹介している安南手の丼と小丼も、
日常的な、まさに普段器ですが、
気品と格が滲みだしていて、
深鉢であり、碗として、
見立てて使う事も楽しめそうな、
気位さえもっている仕上がりです。

             甘庵



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使える器 舟形楕円鉢

藤田佳三さんのロクロではない仕事からは、
ディテールを見ることで、
造形力の高さが良く分かります。
今日ご紹介する「舟形楕円鉢」もその例にもれません。

10fujita0805.jpg
絵粉引舟形楕円鉢 5,775円
W29cmD14cmH5cm


画像で見るより、手に取ってもらうと、
かなりたっぷりした器です。
カレー、グラタン、パスタ、サラダと・・・。
お子様人気メニューを例にするのは、
甘庵のイメージの乏しさですが、
これ一客でも、ランチプレートが出来るボリュームです。

10fujita0806.jpg

10fujita0809.jpg
底辺部が平らでゆったりしているので、盛りつけもしやすく、
立ち上がりがあるので、スプーンで食べる食材にも向いています。


と言いながらも、先に書いた、
端の処理などに見られる、
ディテールに細やかなしつらえがされた、
品格を持った和の器です。
炊きものやお造りを盛り合わせてもよし、
八寸として酒肴を盛る付けても美味しそうです。

10fujita0808.jpg
鉄絵の茶の蔓と、銅絵の赤い実が、
静かで穏やかな趣に仕上がっています。


粉引ベースに、鉄と銅の下絵で、
茶と渋い赤の絵付けは、
赤絵や安南ほど目立つ事はないのですが、
渋さの中に、気品ある華やかさをもっていて、
盛りつけられた料理を抱え、
引き立たせる力のある、
使える器に仕上がっています。

              甘庵



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大きめの器の魅力

核家族が中心になって久しい近頃は、
うつわ屋でも大きな鉢や皿が動きにくくなっています。
たしかに、3人もしくは4人の家族だと、
八寸鉢や尺皿の出番が少ないかもしれませんが、
大きな器ならではの豊かさは、
ほかには代え難いものがあります。

10fujita0811.jpg
赤絵7寸鉢 18,900円
径21.5cmH6.7cm


ただ、作り手にとっても同じで、
それなりのボリュームがある大きさの器を、
ロクロで挽きだし、焼き上げるまでには、
思う以上に力量が必要です。

10fujita0810.jpg
見込みから端のところで角度が変わり、
盛りつけた料理を額縁のように料理をもりたてます。


藤田佳三さんは、大きな作品や茶器まで展開している作り手ですが、
荻窪銀花では、20年近くになるお付き合いの初めから、
藤田さんの茶陶レベルの華のある仕事で、
普段の食器をテーマにして、個展を続けてもらっています。

10fujita0812.jpg
今回の絵柄は、見込み絵の中心に鳥がいます。

力量をもった藤田さんの一点物の鉢は皿は、
個展ならではであり、実はとてもお得な買いものになっています。
とはいえ、普段器を目指しているので、
使い勝手や盛り映えするのは必然です。

10fujita0813.jpg

サイズも、少し小振りに押さえつつ、
存在感のある七寸鉢などが中心です。
このサイズなら、家族数が少なくても、
晴れの器として、これからの季節のパーティや、
お節を持って頂くのも最適です。

普段でもあえて仕舞わずに、果物をいれたりして、
なるべく身近で楽しんで欲しい美しい器です。

                  甘庵



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今年のシブ可愛いシリーズ

藤田佳三さんにはオモシロイ言葉や発言が一杯あるので、
ずいぶん前に、このブログで「藤田語録」としてご紹介しました。
この藤田語録の中にある「渋可愛い器」のシリーズをご紹介します。


10fujita0800.jpg
紅安南菱型鉢 4,200円
W19cmD10cmH3.4cm


今年の新柄で、季節柄クリスマスを少し意識していたようです。
そういえば、ちょっとメルヘンな香りが漂っているかも。

10fujita0801.jpg

楕円の小鉢の縁を、トリミングして、
伸びやか線で菱型鉢にしています。
レースの縁にも似て可愛いさがあり、
この形に似合う、絵柄がより可愛い表情を見せています。
が、良く見て見れば、灰釉の釉調や、
絵柄1つずつの色合いは渋く、
落ち着いた趣のある調子です。

10fujita0802.jpg

それでも、華のあるのは藤田さんの得意技。
自然と渋さの中に華があり、
軽やかで可愛い表情に仕上がっています。
これが藤田さんのいうところの「渋可愛い器」です。

10fujita0803.jpg

鉢とありますが、見込みの底面が、
フラットで、皿としての要素も持つ、
使いやすく、盛り映えのするのも、
藤田さんの普段器の特徴です。

               甘庵



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気品漂う片口

こういう作品をみると、
作り手としての、藤田佳三さんの力量がよくわかります。
もともと片口は、液体を移し替えたり、
器に注いだりする、道具的な要素の強い注器です。

10fujita0791.jpg
安南手片口 10,500円
W17cm径13.5cmH8.3cm


必然として、まずは切れが良いことが望まれます。
藤田さんの片口は、スパッと切れ味良く、
注ぎ具合がすこぶる心地よく、
酒盃に細く注がれる酒、
満ちていく音、
片口から注ぐというその所作が、
すでに酒肴なっています。

10fujita0794.jpg
凛とした気品あるフォルムが美し片口です。

切れの良さを生み出す口作り、
天目碗にもにた本体のフォルムは、
口端の下を絞り、直ぐに張らせてから、
高台に掛けて絞っていくフォルムは、
静かな緊張感のある佇まいです。

10fujita0792.jpg
盛り映えも良く、鉢として使うのは贅沢な楽しみになります。

安南の滲みぐあいも、程よくて気品があります。
多めにかかった灰釉が強く焼くことで、
滲ませていく、計算の上でありながらも、
窯の力を借りた自然な表情だからでしょう。

10fujita0793.jpg

心くだける友と、
静かに盃を重ねるには、
理想的な片口に思えます。

           甘庵



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言葉遊びもある器

京都生まれの藤田佳三さんは、
関西人のノリと良さをお持ちで、
人柄がにじみ出る、明るくて会話の達者な方なので、
器の人気と同様に、人としてファンが多い作り手です。

10fujita0789.jpg
赤絵マルチカップ 3,360円 径9.5cmH9cm
赤絵急須ポット 12.600円 容積550cc


会話が面白く楽しいのは、
相手への気遣いがある上に、
会話をご本人が楽しんでいるからだと思います。
会話を作る言葉1つずつにも、
掘り下げて、言葉遊びがお好きなようです。

10fujita0790.jpg
モダンで伸びやかな姿は、お茶だけではなく、
コーヒーや紅茶、デザートまで楽しめる、
まさにマルチなカップです。


ご紹介している「マルチカップ」は、
「マルチタレント」「マルチ商法」「マルチヒット」など、
世の中に「マルチ」という語彙が流行った時に、
生まれたとか・・・。
その話自体が、既に会話ネタなのかもしれませんが・・。

10fujita0730.jpg
左が「ちびマルチ」こと、赤絵マルチカップ小で、
右が赤絵マルチカップです。


その後に小振りにした「マルチカップ小」を作られたときには、
人気アニメになぞって「ちびまるチ」と、
いったいた藤田さんです。

このように器のネーミングでも、
楽しく受けいられるようにと、
常に意識されているのでしょうが、
それも、大好きな陶芸の仕事だからこそ、
自然に発生している言葉であり、
会話なのかもしれませんね。

              甘庵


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華やかですが実用的です

藤田佳三さんは、作る技術だけではなく、
器が使われる背景への知識へ探求心も多く、
工芸の歴史も、食べる事も、飲むことも・・・。
関わること全てに、体験的にとても勉強熱心です。

10fujita0731.jpg
赤絵急須 13,650円
容積400cc


新旧の色々なモノを見て、
何でも食べ、何でも飲んで、
ちょっと飲み過ぎたりもして・・・。

10fujita0787.jpg
こちらが注いでいるときお客様側から見える表側です。

ご自分の作った器が、
使われることで、華やかな食卓になるのと同時に、
盛りつけが映え、使い勝手の良い器を、
常日頃、とても意識して作ってくれます。

10fujita0733.jpg
安南手急須 13,650円
容積430cc


結果としてわかりやすい例として、
今日ご紹介する急須2点。
華やかで、茶器もご馳走になる。
楽しいお茶だできそうでしょ。
でも、格好だけではありません。

10fujita0788.jpg
鉄と呉須が良く焼かれた釉と一緒に流れる様が見所です。

日常に使う急須なので、煎茶急須というより、
フタも大きく茶葉の出し入れもしやすく、
たっぷり入って、お茶が注ぎやすく、
しっかり持てて、スパッと切れる、
日常の急須の目的としてあたりまえのことが、
きちんと満たされた上で、
こんなに、チャーミングな絵柄もある急須です。

楽しい会話の弾むお茶になるのが、
思い浮かぶ、甘庵です。

            甘庵




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HPでは2010年「師走市」が続きます

2010年の営業日は昨日までで、
今日12月29日(水)から2011年1月3日(日)までは、
冬休みをいただきます。

ただし、HP上では新年営業開始日の1月4日(月)まで、
引き続き師走市を開催し、師走市割引のままでご注文を承ります。
オーダーフォームメールで受け付けいたします。
お返事と発送業務も年明けになると思いますが、
在庫のあるものに関しては、
師走市割引のままでご注文を承ります。
年末年始にお時間を掛けて、
改めて荻窪銀花師走市のHPをじっくりと、
ご覧になってみてください。
 
                甘庵



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