本日は営業しております。
昨日まで開催していた荒川尚也さんの器を、
チェックして常設棚へ並び替えしながら、
11月2日(金)から始まる光藤佐さんの個展作品が、
届くのを待ちます。
狭い店構えなので順繰りの作業になります。
今日中に少し荷ほどきまでできればという予定です。
明日明後日のお休みの間に、
ワクワクの荷ほどき、悩みながらの撮影、
手にとって見とれとしまう誘惑を戦いながらの展示、
老眼に鞭打ち画像加工、睡魔と共存のHP製作が、
予想されます。
それでも、大好きな光藤さんの器を、
皆さまより一足さきにじっくりみられるのは、
うつわ屋冥利に尽きる瞬間です。
甘庵
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荒川尚也さんの個展から今日ご紹介するのは、
宙吹きガラスならではの溶けたガラスを、
そのまま感じ取れる表情を持つヨーグルトカップです。
荒川尚也 ヨーグルトカップ 4,104円
径9.2cmH7.8cm柔らかく滑らかなフォルムで、
コロンとした形が可愛らしいカップです。
見た目の可愛らしさから思いつかないほど丈夫で、
名前にしたようにヨーグルトをはじめとして、
スプーンで掬うときに櫂先が滑らかにあたる、
使い勝手も抜群の超日常ガラス器です。
それでいて凛とした佇まいを持ち、
晴れの場の器の品格も備えています。
盛り付けを頑張りたくなるときに、
すっと後押しをしてくれて、
美味しそうなしつらえを助けてくれます。
本体の中ほどに連続するアワの点文が入っています。
これは溶けてガラスに等間隔で凹ませて凹みが残るうちに、
溶けたガラスを着せて閉じ込めた空気のアワです。
着せたガラスのきわをあえて波打たせ、
溶けた柔らかなガラスだから作り出せる、
一連の動きを思い描き感じ取ることができます。
シンプルなフォルムの中にある、
ロツボの中の溶けたガラスから、
巧みな技で作り出していく宙吹きガラスならではの、
優しく柔らかく滑らかな表情が楽しめる、
大好きなヨーグルトカップです。
甘庵
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荒川尚也さんの個展から今日ご紹介するのは、
5モールグラスと5モールフリーカップです。
5つの襞が緩やかに捻られた形状が同じで、
口径と高さが違う兄弟グラスです。
荒川尚也
左:5モールグラス 3,024円 径6.3cmH8.5cm
右:モールフリーカップ 3,024円 径7cmH7cm兄にあたる5モールグラスは、
最初に作られた定番グラスです。
サイズなどが見直されながら作り続けられています。
甘庵が毎日のように使っているのは初期タイプですが、
38年壊れることない丈夫さを持っています。
弟にあたる5モールフリーカップは、
5モールグラスの使い勝手の良さを生かし、
径を大きく背を低くして使い方の多様性を広げ、
茶托と合わせる使いかたや、
飲み物以外の料理やデザートの盛り付けも、
汎用できるデザインのグラスです。
それぞれに共通しているのは、
シンプルは5本のモールが見せる景色が、
澄んだ素地の美しさを引き出し楽しめることです。
実用面からは手になじみ滑り止めになります。
焼き物などの器と大きく違う透けるガラスは、
水を入れるたときに見せる景色の変化が楽しいのですが、
5本のモールがさらに緩やかな歪みを絡めて、
より複雑な変化を見せてくれます。
この5本という数が肝心で、
少ないと変化が乏しく丸い形を妨げます。
多すぎると変化が細かすぎて素地の楽しむより、
デザインや技巧に目がいってしまいます。
5本が丁度良い計算通りのデザインされたグラスです。
甘庵
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荒川尚也さんの個展から今日ご紹介するのは、
定番の花入として人気のある角花入をご紹介いたします。
この花入れの一番の良さは花が活けやすいことです。
角花入 12,960円
□12cmH24cmお花屋さんの花は茎が長くて、
頭の重い花が多くありますが、
甘庵のように心得のないと、
平均的な花入れのように縁や口が丸いと、
ぐるぐる回っていつまでたっても収まりが悪く、
形がまとまりません。
ところがこの花入れは緩やかながらも、
口縁部分と底部分の四方に適度な隅があり、
その隅がポケットになり、
ここに花材の端と茎がすっと収まって、
自然と整った形になります。
また使っているときに花入れ自体が、
キラキラと煌いて生き生きしてくるのも、
花を活ける楽しみになります。
それは花を活ければ水が入り、
泡の入った澄んだ素地と一体になり、
レンズやプリズムのような作用をします。
光を集め煌いたり向こうの景色を映したり、
通した光が陰影を作ったりして、
花をより引き立てて華やかにしてくれます。
甘庵でさえも活けやすくて格好がつき、
瑞々しく華やかに活けられる、
オススメの花入れです。
甘庵
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荒川尚也さんの個展から今日ご紹介するのは、
息の長い定番になっているボール小です。
名前がシンプルでそのままなのは、
定番のボールとして作られたはじめの形だからです。
ボウル小 3,888円
径13cmH6.5cmその後フォルムや大きさなど、
自然な形でわずかなマーナーチェンジを経て、
今の形で落ち着いています。
何より何気ないフォルムでいながらも、
丸みの具合が絶妙で可愛らしい点と、
毎日のように出番が多くなる使いやすさです。
荒川さんのガラスは丈夫という評判ですが、
確かに甘庵も35年以上使っているグラスや、
30年は経っている鉢などがあります。
このボールも20年以上使って補充される方や、
娘さんの新暮らしにという声を聞いてきました。
巧みに調合された素地や、
徐冷(ガラスの緊張点までゆっくり冷ますこと)などに加えて、
適度な厚みのある縁などヒットしにくいフォルムのデザインは、
日常で使われて生き生きする宙吹きガラスを目指したことです。
しっかり作られた日常の器を生み出してきて、
茶器やアートと言える趣が大切になる作品が、
荒川さんの手から自然とつくりだしています。
それでも基本である日常のボールは、
長く作られ長く愛用され、
今もまだ新しい出会いもある、
新鮮さを失わないガラス器です。
甘庵
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荒川尚也さんの個展から今日ご紹介するのは、
荒川さんの定番グラスの中でも、
常に人気なのがアワグラスAです。
アワグラス A 3,240円
径9cmH11.5cm 八分目で280ccほど細かなアワが螺旋に入る、
シンプルで飽きのこない姿と、
使い勝手を考えられたデザインの、
美しい日常使いのグラスです。
飲み物をたっぷりを飲める容積と、
テーパー型の万人に持ちやすいフォルムで、
口当たりがよくて広い口は洗いやすく、
飲み物が美味しく映えるという、
文句無しの人気グラスです。
程よく入れて280cc満水だと400ccほど入るので、
氷をたっぷり入れて飲むときや、
上手に注ぐと360ml缶のビールが、
ちょうど入り美しい姿になり、
ジュース、コーラ、冷たい紅茶などのソフトドリンク派にも
ハイボールやビールなどのアルコール派にも受けています。
このグラスでは入りすぎると思う方にも、
相似形で小ぶりなアワグラスCも、
常に人気でリピーターの多いグラスです。
甘庵
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荒川尚也さんの個展を開催中です。
グラスや小鉢やボールや酒器など、
人気の定番商品が並んでいます。
その多くが澄んだ素地の中に、
綺麗に煌めくアワが入っています。
そのアワをよく見てみると、
二つの種類があります。
大半のアワは流れのように入るタイプで、
これは炭酸ガスのアワです。
アワが発砲する素材を計算して、
デザインを描くように、
重ねていく素地の間に入れて、
熱化学反応で炭酸ガスを発生させています。
華やかで動きのある印象のアワです。
もう一つが点線のようにポツポツと入るタイプです。
これは空気のアワです。
はじめは立てたノコギリの刃の上に、
竿に巻き取ったまだ柔らかいガラスを転がして、
刃の間隔の凹みを作り、
凹みが馴染んでしまわないうちに、
溶けた素地を被せて空気を閉じ込めて文様にします。
それぞれのアワに個性の魅力があり、
お好みも分かれるところですが、
どちらも澄んだ荒川さんの素地だかこそ、
一粒ずつが生き生きと映えるアワ文様です。
甘庵
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秋や春のよく晴れた日は、
銀花の窓際の棚に日差しが入ります。
特に午後になると日差しの傾きが大きくなり、
ガラスの器はスポットライトに照らされたように、
キラキラと煌めいています。
高坏 花 10,800円 旧価格品
径11cmH11cm 今日ご紹介する開催中の荒川尚也さんの個展で、
窓際の棚に置かれた高杯花も、
施されたアイスクラックが綺麗に輝いています。
アワの一つ一つが光り丸い膨らみが増して見え、
中央にアワの集まりが入ったガラスの塊の高台は、
角度によってプリズムのように虹が見えます。
すぐにでも酒を注いで、
この煌めきを肴にながめながら、
杯を傾けたくなりました。
とはいえ、この高杯はかなり大ぶりで、
酒豪でないと使いこなせないかもしれませんが、
逆に記念杯として個人の集まりや大会やコンペなどの、
優勝カップにしたら、使えるし、
いただく人にとっても、
とても良い記念になると思います。
甘庵
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開催中の荒川尚也さんの個展から、
ロックで飲むのが楽しくなる渓流グラスをご紹介します。
名前のままに澄んだ渓流の景色が凝縮されているグラスです。
渓流グラス B 4,860円
径8.3cmH8.3cm荒川さんの澄んだ素地を生かした、
勢いのある流れを思わせる、
素地の中に発砲したアワと、
飛び散るしぶきを思わせる、
縁の数カ所をコテで挟んだ丸い粒の並ぶ文様が、
景色を切り取ったようにグラス一つずつが違って、
選ぶ出会いもワクワクするグラスです。
宙吹きの段階では滑らかに丸い縁が、
コテで挟まれた程よい歪みが、
手あとの残る焼き物の侘びにも通じ、
温かみのある造形に仕上がっています。
八分目150cc程の容積も程よく、
大きめの氷を入れて酒を注ぎ、
ロックを美味しくいただく映像が、
手にするだけで思い浮かぶグラスです。
とはいえロックタンブラーほど重厚さはない、
適度な厚みの底はソフトドリンクも似合い、
茶托と組んで冷たい緑茶も美味しそうです。
汎用性が広くて色々な飲み物で試したくなる、
その辺りがタンブラーではないデザインの、
使い勝手のよいグラスとして作られています。
甘庵
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朝から爽やかな秋晴れの荻窪です。
窓際の棚に並ぶ荒川尚也さんのガラス器たちも、
朝の日を受けて心地の良い煌めきをみせてくれています。
アワ水差し 17,280円
W22cmD10.5cmH23.5cmとりわけ中でも背のたかいアワ水差しが、
本体の面部分と丸から注ぎ口のある縁と、
さらに中空でしつらえた取っ手が、
それぞれの表情で輝きをみせてくれています。
たっぷり入る水差しとして使うときに、
巧みなホットワークで作られた、
しっかりしたハンドルとキレのある口が、
動きを楽しめる道具としての性能を堪能できます。
また水を入れた水差しは、
本体に満ちた水がレンズの効果を見せて、
通してみる景色を歪めたり、
光を集め虹もみせたりと、
エンターテーメントを見せてくれます。
さらに口やハンドルがある姿と、
高身長のフォルムから、
花入れとして見立て使いを誘惑します。
実際に水差しとしてより初めから花入れとして、
お求めいただきご愛用されているお客さまも、
少なくありません。
水差しでも花入れでも使う楽しみがありますが、
ただ眺めているだけでも変化のある姿は、
見飽きないアワ水差しです。
甘庵
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荒川尚也さんのガラスのイメージに、
煌めくアワを思い浮かべる方が多く、
動きのある表情のモールがお気に入りの方も、
いらっしゃるでしょう。
モルトグラス 3,888円
径5.2cmH10cmそのアワのきらめきもモールが見せる歪みも、
水のように澄んだ綺麗な素地だからこそです。
そうなんです素地が魅力的なんです。
ソーダガラスながらも化学者血統の荒川さんならではの、
調合の上手さが生きているんです。
まずはこの素地の調合が完成したことが、
荒川さんのガラスのスタートだったと、
甘庵は思っています。
それゆえ初期の荒川さんの作品は装飾はモール程度で、
素地を生かした造形のグラスが中心でした。
今日ご紹介しているモルトグラスも、
マイナーチェンジを重ねてきていますが、
基本は30年以上前から作られ続けていて、
マニアックな荒川ファンに愛されている、
グラスの一つです。
出会った頃の若かった荒川さんは、
「コップ屋」ですなどといっていて、
お酒好きゆえのグラス類のアイテムが多く、
酒が美味しくて使い勝手が良かってのも、
日夜自らの実験に基づいた努力の賜物と頷けました。
だれです「呑んべい」だなんて。
あくまでも使いやす飲みやすく美しいグラス作りのためだと、
消費者テスターの甘庵が弁護させていただきます。
甘庵
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今日から荒川尚也さんの個展がはじまりましたが、
やっぱり荒川さんのグラスはいいですね。
澄んだ素地がすでに美味しそうです。
アワグラス B 3,024円
径6.5cmH9.3cm今回は人気の定番品を中心にしてもらいました。
なので早速、アワグラスBをご紹介します。
円筒形のさりげないグラスですが、
眺めすかしていくと結構奥深いです。
手に取ると妙にすんなり掌に収まります。
それは円筒形の中程から下あたりが、
ほどよく細めになっていて手がかりになっています。
アワはアワグラスAとCが細く螺旋に入っているのに対して、
螺旋なのですが緩やかで伸びやかに自由な回転です。
澄んだ水の流れが感じ取れるような文様です。
大きはないのですが八分目で150ccと、
程よい加減の容積です。
350cc缶で2杯注げる感じです。
ビールは飲みきるのが好きな甘庵には、
いい感じのサイズになります。
茶托で冷たいお茶も似合うサイズです。
ご紹介はしましたが数には限りがあります。
お使いになりたくなって方は、
お早めのご来店、またはHPでご覧になってください。
甘庵
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秋の日をうけてほんわかと素地が明るい、
巳亦敬一さんの石玉ボール 茶をみていたら、
マロンクリームに見えてきました。
我ながら食べることばかりと少しだけ反省。
石玉ボール 茶 4,536円
径14.3cmH4.8cm巳亦さんの不透明なガラス器は、
このボールのように彩りを重ねて、
奥行きのある複雑な表情をみせて、
四季や時間や受ける光や照明など
見る時々によって違う効果やイメージを広げます。
クールに涼やかな硬質感を受けることも、
今日のように柔らかく甘く感じることも。
まぁ、それは見るときの気持ちや体調や、
甘庵のようにお腹の空き具合もあるのでしょうが、
いつでも食欲増進のイメージを受けられる、
美味しそうなガラス器です。
料理もスイーツも果物にも、
美味しそうに盛りつけできる、
季節を選ばずに使えるガラス器です。
シンプルで使いやすく収納しやすい、
日常につかえる形ですが、
気品を備えた美しいフォルムで、
華やかな食卓でも活躍するガラス器です。
甘庵
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この数日ですっかり秋めいてきました。
自然と温かい食べ物に心惹かれるようになります。
盛り付ける器も温かみのあるものを選んでしまいます。
久保田信一 栗虎釉八寸鉢 9,720円
径24cmH6.5cm今日ご紹介する久保田信一さんの栗虎釉八寸鉢は、
ほっくりと焼き上がりのような温かみのある器です。
手にしたときの第一印象も、
陶器らしい軽やかさと温もりです。
美味しそうな香りがしそうな、
親しみのある釉調が魅力です。
鉄からの発色の黄色、茶色、黒は、
派手ではないけど華やかさがあって、
どんな料理とも合わせやすく、
料理映えする器です。
底面がゆったり広い見込みと、
緩やかな納まりの隅から適度な立ち上がりが、
広がりと深さをもっていて、
様々な料理がしつらえやすく、
使い勝手の多様性を持っています。
この鉢を手にしているだけで、
豊富な食材を活かした秋のレシピが、
思い浮かんでくる美味しそうな焼き上がりの器です。
甘庵
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手仕事の器は轆轤を使って滑らかに作られても、
どこか手あとを感じられて温もりがありますが、
鶴見宗次さんの器は手あとそのものが表情になっています。
鶴見宗次 手ひねり深鉢 10,800円
径20.5cmH8cm手ひねりといわれる轆轤で挽き出すのではなく、
手指で少しずつ伸ばし形作くっていくために、
器の表面には指のあとが見て取れます。
その印象は粘土で型を作りだした彫塑の重厚さです。
蓄えているエナルギーがとても大きく存在感を感じます。
さらに豊かな表情に合わせて釉薬ではなく、
灰をかけて限界近く焼き締めることで、
素地と灰が溶けてしっかり噛み合って、
強い一体感のある器に仕上がっています。
手で一つずつ作りだしことは、
フォルムにもよく現れています。
ほぼ高台削りもなく連続した工程で、
仕上がりまで形作られる効果は、
器が一つずつの個性を持って出来上がります。
それは器よりお道具の茶器によく似た存在感で、
自然と気品を備えることにも繋がります。
と言いながらもあくまでも器として作られていて、
作り手の思いは使いやすい器です。
それは眺めるだけでも美しい姿を持ちながら、
料理が美味しそうに映えること、
丈夫で使い勝手が良いことです。
鶴見さんの手から美しい器が、
丁寧に一つずつ生み出されています。
甘庵
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急に肌寒くなりました。
気温の高低差になかなか順応できません。
数日前まで冷房かけていたのに、
今朝は暖房欲しいくらいに感じました。
さすがにスイッチは押さずに一枚羽織りました。
季節が変るころには、こまめな自己管理が必要ですね。
小野寺友子 黒マット片口鉢 5,400円
W21cmD15cmH8cmご紹介する器も、こっくりとした温かみを感じるものにします。
小野寺友子さんの黒釉片口鉢です。
注ぐための器である片口の口があり可愛い形と、
アシンメトリーのフォルムから器として見立てられ、
今は注ぐよりも盛ることへ特化している片口鉢の方が、
一般的になっているようです。
小野寺さんは釉や形が和の器を、
モダンに仕上がるのが上手です。
和の器でありながらグローバル化している、
私たちの食卓にぴったりな器です。
調合と焼成で銀化している黒釉は、
高質感と温かみと同時に備えていて、
親しみがありながらも凛とした気品も漂う仕上がりです。
楕円に歪められたお洒落な形を、
この黒釉がより生かして、
料理を選ばず盛り映えして、
美味しそうなしつらえに力を貸してくれる器です。
甘庵
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今日は11月2日(金)から始まる、
光藤佐さんの個展用のDM作りをしいます。
個展には穴窯で焼かれた魅力的な器がたくさん届きます。
光藤佐 白磁そばちょこ 大 3,456円
径8.5cmH6.5cm 程よく入れて150cc穴窯は仕切りのない一房の薪窯です。
焼きムラが出たり管理が難しいのですが、
そのための窯変などの変化が面白く、
味わい深い焼き物が生まれます。
そのため著名な陶芸家が茶器などを作るのに、
使われることが多いのですが、
光藤さんのように食器がメインで使っている方は希少です。
そこは窯の設計やシステムや焼成などに、
色々な工夫や技術が生かされて回っています。
全く一人でなさっているので、
たくさんのエネルギーが必要だと思うのですが、
まずはご本人が、ヤキモノ好きで作るのを楽しんでいることが、
一番のエネルギーになっていると思います。
器一つ一つからその大好きだ〜パワーが、
ひしひしと伝わってきて元気をもらえます。
ほら、このソバチョコもよく見ていると、
薪の香りが漂い煙が舞う気配を、
白くなるほど高温の炎が見え、
窯の中にごぉーっと流れる音が聞こえ、
器に炎があたり灰がふりかかるのが感じとれます。
だから白磁なのですが・・・白くないんです。
甘庵
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荒川尚也さんファンの皆様お待たせしてしましましたが、
やっと個展の日程が決まりました。
スタッフ不足や窯の不調などがある中で、
無理をお聞き入れてくだされてなんとか、
今年も開催できることになりました。
会期は10月19日(金)から29日(月)になります。
古いファンからのご要望の多い、
定番のグラスや小鉢などを中心に取り揃えて開催いたします。
丈夫なのですが使いやすさから出番が多くなり、
何年も使い続けていただいている間には、
どうしても破損事故が起きてしまします。
それでもまた欲しくなる使いたくなるので、
補充をご希望いただいているお客さまに、
長くお待たせしてしまっていたので、
よくご希望されるものをリストアップして、
荒川さんにお願いしましたので、
見慣れているけどやっぱり使いたくなる、
そんなガラス器が色々並びますので、
ぜひお出かけください。
もちろんHPでもご紹介させていただきます。
甘庵
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甘庵の子供のころには東京でも、
空き地や原っぱがあり春にはヨモギや土筆が萌えだし、
秋にはススキが伸び放題という景色が見られました。
今を思えば四季折々の自然を感じ取れていました。
子供たちも自然を残した公園などでしか体験できず、
それもかつて雑草と言われたものさえ、
とったりできないのはさぞ窮屈だと思いますが、
ルールを守って育ったきた子供たちは、
まったく感じてもいないのでしょうね。
中條正康 武蔵野図撫角向付 小 4.860円
□10cmH5.8cmどこにでも薄原があった時代に育った甘庵には、
この器から好ましい秋を感じ取れます。
風にそよぐススキと香りが思い受けべられます。
手のひらに乗るほどの大きさの中に、
豊かな広がりを感じ取れるのは、
丸でも角でもない隅が丸く続くデザインの、
撫角といわれる納まりが、
大きく作用しています。
茶室の床の隅が角がなく丸く納められて、
仄暗い空間で境目と距離感なくなり、
幽玄の世界を生み出す手法に、
共通していると思います。
また一つずつ描かれが秋草が、
2客3客と並べるとさらに広がりが出てきて、
豊かな武蔵野図が生まれて、
野分けの風を感じ取れそうです。
甘庵
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秋になると室内まで日が差し込みます。
日差しの中と照明の下では同じ器でも、
彩りや陰影や表情や変わります。
藤田佳三
左:褐釉輪花四方皿 大 3,450円 □15cmH3.5cm
右:褐釉輪花四方皿 小 2,910円 □13cmH3cmガラスや色釉などでが変化するのは、
多くの方が想像なさることでしょう。
でも今日ご紹介する藤田佳三さんの褐釉輪花四方皿も、
渋い釉調なのに意外なほど違った表情を見せます。
鉄釉系の釉薬なので光の条件で、
黒、茶、黄色が見え隠れします。
今日の明るい日差しの下では黒味が強く、
照りもはっきりして輪花が掘り深く、
立体感を強めに感じ取れます。
店内の窓から離れて照明の下では、
褐色が強くなり透明感も増し、
全体に彩度が高くなるようにみえます。
渋い釉調の中でも見える変化は、
同じ器でも四季や天候で変わる日差しや、
照らす照明により変わることは、
改めて器の楽しみ方の深さを感じます。
甘庵
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今日の荻窪は通過した台風が呼び込んだの南風で、
秋らしくない気温の1日になりそうです。
それでも窓から入る日差しが深く入り込み、
秋日を受けた棚のガラス器を煌めかせています。
巳亦敬一 小鉢 リボン 3,672円
径11cmH5cm ご紹介するのは巳亦敬一さんの小鉢リボンです。
トンボ玉の要領であらかじめ作っておいた、
リボン型の文様ピースを外側に配置し、
立体的な文様にしているところが、
小ぶりなサイズ感を活かして、
可愛らしいガラス器に仕立てています。
こうして明るい窓辺でも、
不透明な素地の彩りが、
光をガラス素地の中に溶けませて、
柔らかく仄かに光を携えます。
ベージュの素地の乗るオレンジのリボンが、
キュートで温かみのあるガラス器に仕上げています。
和の素材を盛りつければ小鉢で、
洋の素材を盛ればボールとなる、
料理を選ばずに美味しそうに盛り映えするガラス器です。
食卓で使いやすい程よいサイズ感と、
高台がなく、重なりやすく、収納性が高い点など、
日常的な使い勝手を持ちながらも、
華のあって晴れの器として使える、
汎用性の高いお奨めのガラス器です。
甘庵
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秋が深まり美味しい旬の素材が目白押しです。
魚は秋刀魚、鮭、戻り鰹、落鮎とならび。
野菜は蕪、薩摩芋、里芋、南瓜、春菊などなど数え切れず、
さらにキノコ類が豊富です。
素材を活かせばそのままでご馳走になる、
食いしん坊には嬉しい季節です。
そんな素材をお好みで調理して、
何点か組み合わせてこの皿に盛れば、
すぐに酒宴の一皿になりそうです。
久保田信一さんの灰釉角皿です。
久保田信一 灰釉板皿 4,800円
W23.5cmD17cmH4cm 単品横に凌いだように線文があり、
凹みに灰釉がたまり綺麗な緑を発色しています。
この縞模様は作り方から生まれる轆轤目の後です。
その作り方というのは、
まずは円筒形に引き出します。
それを糸で切ってパイプ状の形を作ります。
適度に乾いた時に縦に切り開き、
広げて長方形が角皿の基本形になります。
高台をつけない納まりなので、
平に置いた時の安定するように整えます。
四方の縁の際もこのタイミングで、
シャープさをかかない程度に舐め、
四隅の立ち上がりなど全体のフォルムを仕上げます。
タタラ作りに比べての長所は、
轆轤の動きのある表情があることと、
早く作れて(あくまでも轆轤技があれば)、
タタラ作りに出やすい切れが少なく、
出来上がることです。
腕があって良心的な久保田さんは自然と、
ボリュームに対してとてもリーズナブルで、
嬉しい角皿に仕上げてくれています。
甘庵
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新米が美味しい季節で、
心が和み豊かになるのは良いのですが、
体が丸く豊かになってしまします。
光藤佐 飴釉土鍋7寸 24,840円
径23cm全H21cm本体h13cm芳しい炊き立ての香りを味わい、
甘みを噛み締めていると、
ついついおかわりしてしまい、
その分は少し運動でエナルギー消費しなければと、
気持ちで思いながらも怠け者なので、
腹が豊かになってしまいます。
それでもこの季節に新米を味わと、
日本に生まれて良かったと思います。
その味わいをより楽しむのにオススメなのが、
光藤佐さんの飴釉土鍋七寸です。
こっくりした飴釉の色合いは、
ふっくり炊き上がった米の白さが際立たせ、
蓋を開けた時に香りと一緒に目でも楽しませてくれます。
羽釜の木蓋をモチーフにしたと思われるかわいい取っ手と、
コロンとしたフォルムもご馳走になるので、
食卓に持ち込んんで使いたくなる土鍋です。
少し深めの形からも想像がつくと思いますが、
いわゆる鍋料理というよりもご飯を炊いたり、
煮込む料理や炊き込む料理に向いています。
和食だけではなくシチューを煮込んでも、
きっと柔らかな肉を美味しく仕上がりそうです。
甘庵
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また台風がやってきています。
本当に今年は大きな台風が多くて心配です。
毎週続くパターンですが、
慣れることが油断にならず経験として対応したいものです。
角掛政志 灰釉片口大 6,480円
径19.5cmH10cm器にも慣れることは良いことでもあるのですが、
慣れる基本を見定めることが大切になります。
手仕事の器を並べるうつわ屋としては、
良い手技の仕事から生まれた器を、
身近て使って欲しいと思います。
良い器に慣れるのが器の選びから使い方まで、
自然とグレードアップしていく近道だと、
甘庵は思っているからです。
その意味でもご紹介する角掛政志さんの灰釉片口鉢は、
盛り鉢、ボール、片口を多用性が高く、
使い勝手よく盛り映えするオススメの器です。
達者な轆轤挽き、カチッとしたディテール、
無駄がない軽く、しっかり焼けて丈夫。
実用の器をしての納得の仕上がりです。
そして美しいフォルムをもっています。
隅々まで端正な仕事は、
実用の美として使い込むことで、
器への基本スケースにして欲しい器です。
甘庵
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昨夜は激し風が吹きまくっていましたが、
台風一過の今日は秋の日差しと南風で、
気温がどんどん上がってきて蒸し暑い1日になりそうです。
風の倒木などで交通機関が乱れていて、
大変な週初めになった方も多くて大変だったと思います。
それでも合間が近かった前回の台風の教訓が生かされたようで、
今のところは前回よりも被害が少なく済んでいるようで、
ホッとしています。
気温が上がるとすぐにガラスをご紹介したくなります。
秋の日差しにもよく似合う巳亦敬一さんの、
彩の文様が美味しそうなボールをご紹介します。
巳亦敬一 台付ボール大 メッシュグリーン 14,040円
径18.5cmH6cm 単品室内環境が整った現代では、
ガラスの器に盛りつけたい冷たい料理が、
四季を通して上るために、
ガラス器にも四季を通して使いたくなる、
表情が欲しくなります。
巳亦さんの彩ガラスは、
彩の組み合わせや一つずつがシックな色合いが、
涼やかでいて温かみも持つガラスで、
まさに四季を通して使いたいガラス器です。
腰の部分の渋めの色合いの緑と、
落ち着いた赤のメッシュ文様が
差し込む秋の日にきらめいています。
手間のかかるメッシュ文様や、
台付きにすることで日常の器のボールですが、
豊かな造形の美しさに富んでいて、
気品あるおもてなしの晴れの場でも使いたい器です。
美しいフォルムはコンポート的な使い方にも、
存在感をみせてくれることでしょう。
甘庵
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