カメラほんのかけだし

カメラ、鉄道、車、旅行など思いつくまま書いてみます。
ミニキャブプロペラシャフト脱落
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    愛車ミニキャブも17万キロを過ぎるといろいろと不具合が起こるものです。

    先日、Uターンをしようとハンドルを切ったところ床下で「ガタン、ガラガラ」と大きな音がした。
    床下を見るとなんとフロント(前輪駆動側)のプロペラシャフトが脱落しているではないか。
    幸いにも4WDのフロント駆動側の後ろのユニバーサルジョイントが外れていたので所謂「棒高跳び」にはならなかったのが不幸中の幸いであります。「棒高跳び」になった場合、車が前転するか足回りが修復不可能なまでに破損することもある。「あーオソロシ」

    とりあえずこのままでは走行できないので、手持ちのバンドで路面にこすらないようにして「ソロソロ」と移動する。


    左上:外れたシャフトの様子(実はスパイダー取り外し後)
    右上:このタイプはCリングではなくカシメである
    左下:スパイダはベンチプレスでニードルベアリングキャップを外側に押し出して外す。(カシメて有るので動き始めに「バッキン」と大きな音がする。
    右下:外したスパイダとニードルベアリングとベアリングキャップ。普通はここまでになるまでに異音や振動があるものだが、パワーをかけた時に「コキッ」と音がしていたが、DEFのガタか何かと思い、特に振動も感じられなかったので不具合を放置する結果となった。




    左上:ネットオークションでU42V 4駆の中古のペラシャフトを落札したが、4速 5速で微妙に長さが異なりポン付けができない。一番下が今回のシャフト。
    右上:仕方ないので同じカシメタイプのスパイダを再利用するので、例のごとくプレスで分解する。グリスは劣化してこげ茶色だったので清掃して、ピンセットでベアリングキャップにグリスで貼り付けてゆく。
    左下:ベアリングキャップにニードルベアリングをセット完了。
    右下:健全なスパイダ(十文字の金具)にベアリングキャップを組み付けるが、ハンマーで叩くとニードルベアリングが飛び散るのでプレスで組みつけてゆく。




    左上:組みつけが終わったらベアリングキャップが飛び出さないようポンチでカシメて行く。
    右上:組み立て完了したら一応きれいにペイントしておく。
    左下:完成したプロペラシャフトを車体に組み付けをする。馬を使って4輪持ち上げてエンジンを掛けて1速で車輪を動かしながらシャフトの振れを確認する。DEFが6.666なので走行中はタイヤの回転の6.666倍の速度でシャフトが回転するので特にバランスは重要である。
    右下:スプラインを抜いた際にこぼれたミッションOILを補給する。

    追伸:ペラシャフトの定期的なガタ点検は重要です。その際回転方向に回してみてもDEFのガタなどでよく判らないことがあるので横方向や縦方向に動かしてみるとよくわかる。
    | kazu | | 15:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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