ニコンのデジタル一眼レフ
「D1」「D1X」などに使用のバッテリーである「EN4」は次第に入手が困難となりつつあります。
当時50万円以上払った同カメラは主力は退いたものの一族の一員として大切に維持しているがバッテリー問題は深刻で何とか
ならないかと考えていました。
EN4に18650バッテリーを移植したものは時々見かけるが、専用の充電器が必要だったり何かと不便なので、バッテリー交換
出来るようにして、バッテリーは単体で汎用充電器で充電できるようにしようと考えてみました。
すでにダメになったバッテリーは外品を含めて20個以上ある。
恐らく同じようなことを考えている人は多いと思いますがここは自分なりに改造してみようと思いました。
今回解像施策を行うEN4純正品(蓋部分を外した状態)
まずは分解を行う
左上:作業前の状態(外品も同じ手順)
右上:ケースの貼り付け線を切るので養生する
左下:刃の厚み0.3mmの薄刃ノコで慎重に刃を入れる
右下:スクレッパーで切り口を広げて蓋を割る。(一番神経を使う)
左上:コネクタ付近も割りを入れる
右上:蓋を開けてバッテリーと回路を外した状態
左下:蓋を開けてバッテリーと回路を外した状態
右下:バッテリーの直径は16.8mm
左上:電極は市販の18650のケースから流用する
右上:バッテリーケースから切り出した電極をどの様に取付けるかで悩んでしまった。
左下:電極を絶縁体の後ろ側から固定する方法とケースの底からビス固定するのと試してみた
右下:ケースの内寸法は17mmでバッテリー18650の外形は18mmなのでケースを切って内側にオフセットしないと収まらない。
ケース上下を切っていく。
左上:上下カバーをカットした状態
右上:シリーズ接続になるよう配線する。
左下:カバーを取り付けた状態
右下:バッテリーを実装してみる
取り敢えず完成。糸鋸の切り口が汚いのが玉に傷である。
量産試作では今回の反省点を含めて改良していきたい
カメラに取り付けて快調に動作したのでビール片手にご満悦でありました。